仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

Lively、死亡およびアバター<a class="okeyword" href="g:onlinegames:keyword:チャット">チャット</a>サービスのセグメント(下書き)

GoogleがLivelyを解散
.......合掌。
見切りの早さはよろしいかもな気持ち。
β開始時のワサータイムライン上の祭り状態を指くわえてみてただけですが、重いとかなんとかで速攻潮引いてたし...
既存サービスに組み込めてマネタイズできそうなサービス出てきたら買えばいいじゃない、ですしね。

んでなにげに振り返ってみると3D/2Dアバターサービスつうても、軽い〜重いという指標でいいのかどうか、だいぶバリエーションが出てきてるよなーという気持ち。

非常に大雑把に丸めて、「アバターを介したチャットができるサービス」てところで思いつくままに上げてみると、

■ブラウザ完結低負荷×低精細(2D)
Livly Island(リブリーLivlyIsland COR)(鬼のフラッシュベース。チャットはできますがコミュニケーション周りの機能は正直貧弱...オンライン育成ゲーのおまけ感が。キャラクターの引きは強いですがの)
・Weblin(weblin: Chat mit 3D-Avataren und Instant Messenger Funktionen)(Winのみ。IEか炎狐アドオン。ぺらっとしたアバターが見ているWebページ上に現れて、他の同じページ見てるユーザーとトークできるちゅーもの。家要素とかは確かないのだけれど、アバターデザインはMOD可、UGC取引も可。メルティングドッツサイトで見てると、しゃちょーさんに話しかけられて慌てる強制イベントが稀に発生するので心の準備を)

■専用ソフト前提×精細度はほどほど...(いちお3D)
・iA(Winのみ。IE)
splume(Winのみ。プラグインだけでも動きますが。SNS機能つき)
UOとかロースペック上等MMORPG。WoWはどっちかな...

■専用ソフト高負荷×高精細(ぐりぐり3D)
・ハイデフMMORPG全般(リネ2とか完美世界とか)
Second Life(ロースペックでやるとのっぺりだけど...)
などなど。

精細度っていうのはかなりてけとーに丸めてますが、コンテンツとして表現しうるものの幅、ということで。あ、でもSLとハイデフMMORPG比べると、グラフィック表現はかなーりSL負けますけど、MODできるから世界内にあるものの幅は凶悪に広いんでもうちょい考えないと...

このへんもちろん、どのへんをターゲットとするのか(グラボ積む人積まない人とか、がっつりはまって時間も金も落とす人そこまでやんない人)、なにを提供するのかなどなどを決定する一番大きな枠になるんですが...
Lively(ぐっぐる)の場合、なんていうか...サービスの内容やデザインは低身長アバターに象徴されるように低年齢ライトユーザー向け、だけど環境はかなりぐりぐりできるのじゃないとしんどい、ていうあたりでギャップがあるのがひとつ、さらに、ぐりぐりは濃い人前提にならざるをえないんですが、グーグル全体のサービスの方向が「億千万の人々が勝手に使ってくれることで利益積み上げる」タイプなんで、そのへんでもなんつーか...ギャップあるよなーみたいな。
がっつりひとつの世界作ってそこになんでも放り込むんじゃなくて、ユーザーが勝手にあちゃこちゃで作る分散型を選んだのはグーグル的じゃあるんですが、それでもうーん。オンボードのみでも、5万以下ノーパソでも動くようなGoogle Weblinやっときゃよかったのにねーみたいな気持ち。まあこのへん、後付の遠吠えコメントですがの。
いずれにしても、「どういう端末で十分遊べるか」「どういう層に訴求できるデザイン・機能になってるか」あたりで「やれるヒト」「食いついてくるヒト」が決まってくるので、そこがズレてると取りこぼし多すぎでアババババ...となるってことで。

ところでiAとかWeblinてmixiとかミニブログだとどういう挙動になるんだロ...
あれってURLを引っ張ってきてほかのユーザーと同期とってるんだと思いますが、たとえばmixiのトップページだと「http://mixi.jp/home.pl」になっちゃわなかったっけ(かなりうろおぼえ)。
Weblinはアクセス集中してるページについてはランダムに抜き出して一定人数以下を表示する仕様だったと思いますが、一気に50人くらい知らん人がもそもそしてると困惑するしかないし。

ちと気になってきたので久々にログインしてみたらば、
日記編集画面が「http://mixi.jp/add_diary.pl?send_from=home&id=(数列のID)」、お友達のトップ画面が「http://mixi.jp/show_friend.pl?id=(数列のID)」、コミュニティ掲示板にてけとに入ると「http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=(数列のID)&comment_count=(コメント数)&comm_id=(数列のID)」...
こ、これは...weblinで見ても、トップページでハチ公前並みの大雑踏と、下へ降りたら太平洋でぽつねんなKASO世界が満喫できそうな悪寒...いや、実際にはなんかWeblin側で仕分けしてくれるかもしれませんが(Mac版ないし会社でそこまで試すのはびみょーなんで...誰か人柱希望。)

んだどもこれがたとえば、
http://mixi.jp/usr/memoko/」以下に、私のプロフィール、日記ほか諸々が「ほかのユーザーが見に来たとき画面」も「本人が確認&編集してるときの画面」が入って、んでweblinとかiAとかソレ風のサービス側が下を切って丸めてくれると、日記かくべーとかくねくね作業してたらマイミクさんのアバターが来てごぶさたーとか軽くトークするとか、コミュの掲示板みてたら同コミュの人がいて、こんばんはーとか言ってると、掲示板とかにはあんまり書き込みしてないけどめっさおもろい人で楽しい!ついでにマイミクした!とか色々展開ありげですけどね。おまけでコンテンツがヒト単位、グループ単位で仕分けされてURLにも反映されてるとなんだか美しいキモチ。
KASO世界に適応するときに一番大きな敷居が「知らんヒトとなんで話さなあかんのん」なんで、そのへんmixiでもFacebookでもコミュニティできてるところにとりついて埋められると幸せ。Livelyはたぶんそれ目指してたはずなんだけれど...たぶん精細度捨てても敷居下げるべきだったんじゃないかと...部屋数珠つなぎ型なら2Dでもよくね?

とりつかれ側のことを妄想してみると、mixiのうち何人が実質アクティブで、そのうち何人がチャットというコミュニケーション形式に適応できるかはかなり謎ですが、んでも「わざわざ日記に書くほどじゃない」「わざわざコメントするほどじゃない」ネタを吸い上げられる、mixi開いてること自体に新しい楽しみを打ち出せるちゅうことではかなり強烈なコンテンツにはなりそうな気持ち。というか滞在時間確実に伸びますわな。平均で+40分と予想(てきとー)。
mixiのサービスの方向性とセグメントが違う中国の3Dメタバースとか買ってる場合じゃないと思うノー...
って、あのへんチェックしてないはずはないんで、本社下地下32階のラボとかでよなよな研究してはるかもしれませんが。

新規サービスにSNSついててもいちいち友達登録とかタルいのよっていうか、人が関与できるネットコミュニティの数にはどう考えても限りがあるのよ感がずっしりしてる今日この頃なので、もう既存のところで丸めてくれてらくーにゆるーく使える仕組みを誰か考えて〜。

=各界のコメント(あとで適当に追記)=
Ad Innovator: [今日の解説]Google、バーチャルワールドLivelyを閉鎖

このLivelyの閉鎖は、バーチャルワールドビジネスの問題というよりGoogleの様々なサービスの見直しととらえられる。
(略)
プロダクトアウトのGoogleがマーケットインへ変わろうとしているようだ。景気後退と、検索広告ビジネスの伸びの鈍化が、Googleを普通の企業と同様にいかに効率よく売上につながるビジネスを出し続けられるかという組織に変えつつあるように見える。

Bianchiの徒然ブログ : Googleが仮想空間「Lively」の終了を発表!

BLACK WIDOW:Lively失敗のワケ
SLユーザーさんのコメント。splume、meet-meとの比較アリ。

グーグルのメタバースの世界観は上図のようなモノです。ルームという部屋を与えられ、その世界以外何もない。リゾートでデートも、ガーデンでお昼寝も出来ません。
ベッドはあるが寝ることは出来ず腰掛けるのみ。ルームに訪れるお客さんや、お友達を引き入れないとひたすら孤独にさいなまれます。ルームはアカウント数ごとあるわけで、当然交流が生まれなければ監獄にいるのと一緒です。
つまり能動的に交流しようにも、ひたすら誰がいるのかわからないルームを移動して、そこで交流をしなければならないのです。SLでは道を歩いていて声をかけられるなんて事は普通なので、この差はかなり大きいでしょう。

どこに誰がいるのかってわかんなかった……の?かなぁ……
最低限フレのログイン状況わかんねえと勝負になんねってうちのばっちゃが言ってたお……