仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

ゴジラをちょい足ししたらもっと良くなる映画をまだ考えている(あとで追記するかも)

もともと、KoMのドハティ監督が、

そんなことないよ! むしろいいことだよ。何にだって、どんな映画にだって、ゴジラを加えればより良くなると僕は思っている。想像してごらんよ、「スター・ウォーズ」にゴジラを足したら、やばいだろ? 「七人の侍」だってさらに良くなる。54年版の「ゴジラ」にゴジラを足したら、ゴジラがダブルで登場してさらにやばい。

eiga.com

とか頭おかしいことを言い出し、案の定増田とブクマで大喜利状態になったのですが。

anond.hatelabo.jp

増田へのブクマには、

ヴィスコンティ縛りで考えてみた『山猫』(舞踏会に乱入。滅ぶ)『ベニスに死す』(海水浴場で大暴れ)『ルートヴィヒ』(城踏み潰されて滅ぶ)『地獄に堕ちた勇者ども』(滅ぶ)…なんとかなりそうな気がしてきた…

とか寝言書いてみたのですけど、まだまだあるんやないかと暇なときにまだ考えています。というか基本、滅ぶ系の作品は全部ゴジラにおっかぶせられるよね…

 

たとえば、『犬神家の一族』(1976)。

もう何度も映像化されてさんざんテレビでもやってる作品なので、バレ気にせずにいっちゃいますが…

佐清が例の仮面姿で帰ってきて佐武が殺されるところまでは同じ、ただし佐清は手形の確認に応じず、謎の復員服の男も出てこない。

一方、ゴジラが名古屋に上陸。最初はトカゲ人間レベルだったけど、警察や自衛隊の攻撃浴びてなにやら吸収し、もりもり巨大化しつつ、天竜川あたりをさかのぼって信州を目指す。犬神家は連続殺人真っ最中でそれどころではなく、金田一はぷいと東京に戻って、あいつ逃げたんちゃうとか言われる。

仮面の佐清が殺され、ゴジラがとうとう犬神家近辺に到達しそうになり、さすがに避難だなんだと大騒ぎになっている最中、金田一帰還。実は佐清は戦場で重傷を負い、現地で謎の古代生物から採取されたG細胞を植え付けて兵士を不死化するという研究をしていたマッド・サイエンティストの実験台にされて「化物」となり、他の実験台とされた兵士は皆亡くなったものの、一人逃げ延びたらしい的な流れに。

 

ということは…まさかゴジラ佐清…!?

 

というところに、ゴジラが湖からバーンと現れ、狂乱する松子夫人、悲嘆に暮れる珠代さん、帰還はしたものの完全に詰んでることを思い知るゴジラ佐清の絶望の咆哮。

荒ぶるゴジラから必死で珠代さんを抱えて逃げる猿蔵。古館弁護士と金田一は松子夫人を助けようとするが、その手を振り払ってゴジラの火炎放射に自ら飛び込む松子夫人。

犬神家は崩壊し、新型爆弾を使った自衛隊航空機による総攻撃を受けて、ゴジラもまた湖へと沈んで行方知れずに…

 

数年後、復興が進んだ信州へ立ち寄った金田一。一度丸焼けになった傷跡は残るものの、坂口良子が元気にゴジラまんじゅうを焼いていたりする。古館弁護士と珠代さんと、犬神家の跡地に佇んで湖面を眺める。相変わらず美しい珠代さんが「ゴジラはきっと帰ってきます。帰ってくるの。」と軽く狂気を感じさせる口ぶりで断言したりしつつ幕──

 

…きっとなんとかなるかも(ならないかも)