仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

IT戦士タン、企業話題造り先行のSecond Lifeに警鐘乱打&ネットコミュニティにおける「新規は最大の燃料にして最大の負荷」問題はどうするノー?

Second Life“不”人気、7つの理由 (1/3) - ITmedia ニュース
理由はいろいろですが、日本人が思い入れしやすいアバターではないとか色々色々。
つか、特定のビデオカードじゃないとダメってハードの障壁はでかくないですかそれ。

で、〆は
Second Life“不”人気、7つの理由 (3/3) - ITmedia ニュース

Second Lifeは確かに、さまざまな可能性を持った新しい空間だ。それだけにそろそろ“空騒ぎ”をやめて日本人のユーザーコミュニティーを育て、Second Lifeの世界全体を盛り上げていかないと、メディアや企業からの過度な期待に押しつぶされ、広告に埋もれてコミュニティーも壊れてしまうのではと、記者は危ぐしている。
 一般の日本人にも使いやすくし、草の根からコミュニティーを盛り上げるためには、クライアントの日本語化、インタフェースの簡略化、日本語ガイダンスの充実、日本語サービスの強化など、クリアすべき課題は多い。ただ昨年12月時点で日本専任スタッフが1人しかいなかったLinden Labにすべて期待するのは難しく、日本語クライアントが公開されたとしても、急速な流行にはつながりにくいだろう。
 企業がSecond Life内のコミュニティーを支援しようという動きも徐々に出てきている。paperboy&co.は、Second Life内でビジネスとデザインのコンテストを展開。Second Lifeにハマっているという同社の家入一真社長は「面白い個人がたくさん入ってこなきゃ日本でも流行る訳がない」とブログに書いている。前出のmina さんも「Second Lifeで企業が何かをするなら、一番の財産である『ものを作ろうとしている人』たちを応援すべきじゃないかな。そうしないとクリエイティビティゼロの、ただの看板ランドになってしまいます」と、クリエイター支援の必要性を語る。

 Second Lifeはまだ黎明期。過剰な期待を寄せてこぞって報道したり、企業広告で埋め尽くす前に、世界を面白くしてくれるクリエイターを育て、コミュニティーを健全に成長させることが先決だろう。

これなー。いやわかるんですけど、クリエイター育てるちゅうよりも、「客になってくれる人を育てる」のが大事なんじゃないかと。
どんなもの凄いアバターあっても、それ着て自慢したり一緒に笑える友達いないと意味ないし。すっごい時間かけて作り込んだものを、円換算500円とかで売って、そこでもろもろのコスト回収していくにはクリエイターさんあるいは相応の能力ある人で身内でにらにらしてるだけではやっぱ苦しいわけだし。消費者超必要。
ただ、クリエイターさんだったら、SL凄いっていうのはよくわかると思うんですけど、いぱーん人にとっては....ラブネマのよーなサービスの方がわかりやすいし楽だしってことになりげ。

取材の中で、「tokyo girls」ちゅークリエイターコミュニティをやってらっしゃるminaさんという方が初心者向けの楽しみ方として

「最初は日本語の使える日本人居住区に行くのがおすすめ。みなさんとても親切に教えてくれます。ちょっと慣れてきたらフリーアイテムがたくさんもらえるバザーなどに行き、アバターをカスタマイズしたりするとどんどんハマって抜け出せなせなくなり、家買っちゃうと思います」

それで回れば理想的ではあるのですが...
今はアーリーアダプター層で人数少ないですし、英語版でもどーにかがんばれるレベル、というかなーり絞られたところの方が入ってるから自発的な相互扶助で回るけれど、これが日本語版リリースされた時にどうなるのかなー...という気も。
初心者さんに一生懸命説明して、それで定着してくれるといいんですが、そうとは全然限らない。新規のなんで?どして?てコミュニケーションのネタとしてはいいんですけれど、負担でかいちゃでかい。毎回毎回同じよーな説明して、んでも結局定着してもらえない...展開が度重なってしまうとしんどい。そのあたりで適当にあしらってスルーとか、めんどくさいから知らない人とは接触しないとか、どーしても出てきちゃう。
そのへんリンデンはあんまフォローしないぽいので、どっかがスポンサーになって、新規向け観光サービス(コース設定などはSL内で合議、随時追加。新規から料金徴収なし、ガイド役には微時給とか専用アバター出たりする←観光先の企業島からリンデンドルふんだくって帳尻。SLにある程度慣れたらガイドバイトも出来るように。)...くらいのことまでしないとひょっとしたら厳しいかもという気も。あ、ツアーで一緒になった人とは強制お友達登録しあいこで。

FFXIほかちまちまやってる非常に個人的な体感としては、ネットコミュニティの中で積極的にコミュニケーション取って遊ぼうとする人の割合は実はそんなに高くないと思います。

  • 知らない人とはとりあえず用件的な会話くらい

7割くらい?とにかく過半数。

  • 知らない人とでもネタトークかませる

3割くらい? 「他人と積極的に話す人」ていうのはそんなに稀ではないですが、ずーっと無言なレベリングPTとかも稀によくあるんでこれくらい。

  • ギルドなどプレイヤー集団を組織して仕切れる

ネタトークかませるのに重複して1割?もうちょい低いかなと思う。

  • アカの他人に時間割いて色々やってあげることそのものを楽しめる

ネタトークかませるのに重複して5%くらいじゃないですかね...しょっちゅうそんなことやってるつうと1%切るかも....
身内で赤の他人のヘルプをよくやってる子がいて、ほんまにええ子やなと感動。難易度的には全然楽勝でも、移動めんどくさいのとかよくやるよなあ。

この場合、「知らない人」ちゅーのはレベリングやら野良ミッションで組む人、なので、一時的な利害共有者という感じです。一時的とはいえ利害を共有していてさえこんな感じ。ただ、常時身内チャットできるので、そっちに夢中ということもありえますが。
FFXIはログウィンドウ周りの仕様がしんどいので、無言オンライン度高いタイトルではあり、新規プレイヤー歓迎がコンテンツになっちゃってる勢いのダイナスティアとかだとたぶんかなり違う(ほぼ女性プレイヤーだし。女子の方がコミュニケーションに積極的ですやっぱ。性差で説明するのはあんまやりたくないけれど)予感はしますが、あっちはそういう方向になるように設計されてるというのもあるわけで、そのあたりのコミュニケーションを誘導するような、きっかけ作りになってるよーな部分はSLどうなんでしょ。
環境的な問題でいまだ全然入れてないんで謎ですが、そのへん厳しいのかなー...
というわけで、電通にはIT系メディアでのPRだけじゃなくてSL内での定着推進受け皿造りもやっていただきたいという感じ。じゃないと、7割が「なにしていいかワカラナイ...」で2、3度ログインして終了の悪寒です。
ちなみに、じゃあ積極的にコミュニケーション取る3割が残ればいいじゃないというのは大間違いで、単純な数の問題以上に、積極的/それほどでもないタイプって働きアリと働かない働きアリの関係のよーなもんで、コミュニティの中で引っ張る係と引っ張られる係といないと巧く回らない部分なかったりしない?みたいな。
そのへんで、残りにくい7割をどう逃さないかがメタバース型サービスとしてSecond Lifeが生き残るか、それともそのへんをもっと工夫した後発に追い抜かされるかが決まるよーな気がします。メタバース型サービスそのものは絶対来るとは思ってるんですけどね。

=というわけで、IT戦士タン記事へのトラバからSL経験者らしき方のエントリを抜き出してきたお!=
mixiと比べるのはおかしくね?という部分に同意。
だかしかし、WoWと比べてもナー....とはいえ、生活系MMOという括りで見るなら、ダイナスティアなり野菜村なり巨艦型タイトルってあんまなかったりするので、まあこんなもんかではある。
潜在的な需要はあるとは思うんですけど、需要が眠ってる層って、クライアント落としてインストールが敷居になるよーなところの悪寒。

無料でSecond Life: Second Life を1ヶ月プレイしてみた私の意見
Second Life=生活系MMO(ゲーム)」の視点からツッコミ。

移動しました

アダルト、カジノ以外どこへ行ってもがら空き。「for sale」が目立つやる気のないSIMなどはっきり言って、自分は飽きかけていたのも事実である。ただ、リアルの世界では出来ない何かを創造するにはとても夢のある仮想空間であることは間違いないわけで、末期の渋谷ビットバレーのように訳のわからん金の亡者どもに荒らされぬよう願うばかりである。ITMediaの記事では、すべて金がかかると書いてあったが、それはさらりと表面的にSLをいじれば、そのように感じるけれど、無料で遊べることはいっぱいありそうな事も事実。なんたって自由が売り物だから、今後も面白いサービスが出てくることに期待しよう。結果的に好きな連中が集まって、わいわいがやがややればいいじゃん。

無料アカウントでうろうろを楽しまれている方。こんな感じで遊べる方なら全然おkなんだろうなという気持ち。

トラバわりと多いから項目立てたのに、経験者ぽい人が少なかった...orz

=07/03/13追記=
それでもSecond Lifeは面白い(と思う) - ITmedia ニュース
記事の反応など。おおむね好評だったらすい。

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上記記事への反論や批判などみたいな。
メタバースサービスが来るのは来るんだろうと思うのですが、それがSecond Lifeである必要は全然ないちゅーところが欠けているような。IT戦士タンがつっこんでるのは、おそらく3Dゲームがほにゃららな人の視点から見た現況のSecond Lifeであって、メタバースそのものでは全然ない。というか、初期アバターが日本人好みで、ちゃんと日本語対応できるGMついててお友達作りのきっかけてんこもりのタイトルでも出れば、2、3年遅れたって余裕で勝つだろうし。
あと、国際性は普通の人にはいらないです。FFXI見ても、サービスインしてもう5年が目前なのに、いまだに言語別鯖立ててくれと思ってる人いぱーいいますし、頑固に北米忌み嫌う人も珍しくない。むしろ障害です。むしろぐるぐる温泉で全然いい。
しかしそれにしても、一般のMMOとかよりも、アイテムやらアバター制作で時間つっこんじゃうと乗り換えとかがしんどい気持ち...ある程度共通のフォーマットで出力して、新しいタイトルに移ったら基本的なところは読み込みできるくらいのことが必要かも。あれですよ、blogサービスをcsvファイルで書き出せるかどうかで選ぶようなもので。