「ブレイド」(1999年)今頃見た
アマゾンプライムで3部作が転がっており、第2作がギレルモ・デル・トロ監督なのでちょっと事前学習的に1から見てみました。
臨月の母親が吸血鬼に噛まれて、デイ・ウォーカーと呼ばれる弱点(紫外線・銀・にんにく)なしで吸血鬼同等の身体能力発揮できる「ブレイド」が大暴れ、的なわかりやすい映画で、ちょいちょい雑なところはありましたが、さくさく展開で良かったです。
マーベル原作。
・一瞬だけどマトリックス避けが出てきてびっくりした。北米公開は、ブレイドが1998/8/21、マトリックスが1999/3/31でこっちが先。いかにもコミック的表現ではあるし、ひょっとしたらこのへんのアメコミ原作映画で他にもやってるのがあるのかも?
・アクションの蹴りとかエライ重そうやなと思ったら、主演のウェズリー・スナイプスが空手5段だそう。カンフーとカポエイラも経験あるらしい。剣の使い方は西洋東洋おいしいとこ混ぜてる感じの殺陣。
・吸血鬼物で主人公・ヒロインが黒人って初めて見た気がする。あと、純血種も人種いろいろ(黒人、東洋人、スラブ系っぽい人もいた。あと純血種なのにドレッド…)でちょっとびっくりした。
・チャイナタウンぽいとこのラウンジバーで、日本の女子高生風の服着た東洋人の女の子2人が謎パフォーマンスするところが出てくるんだけど、歌がめっちゃ謎くて謎だった。これ、本人出演なんだろうか…
・細かいことだけど、廃工場の一角にある主人公のがらんとした部屋(謎の仏壇的な物体あり)と、ヒロインの居心地よさそうな部屋との対比が良かった。ヒロインは復縁迫る前彼ぴっしゃりはねつける男前タイプなんだけど、ギスギスしてる人ではないんだなって伝わる。
=雑なところ=
・純血種弱すぎぃ!! フロストと呼ばれる、噛まれて吸血鬼になったやつが一種のクーデター起こして純血種の血を捧げて自分が邪神化しようとするんだけど、純血種普通クソ強いじゃないですか。なんで噛まれに良いようにされているのか謎い…
・てかこの話、ニューヨークか少なくとも北米のどこかだと思ってたけど、なんでその邪神復活用祭壇が北米にあるの…邪神復活用文書(謎の古代文字で書かれてる。パピルスっぽい)も舞台となった町に保管されてるし…
純血種とブレイドとヒロインとっ捕まえてプライベート・ジェットでヨーロッパなりエジプトに運んでたの??
・ヒロイン(血液学者・司法解剖する部門で働いてる)が、レトロウイルス書き換えたりする速さにびびる。仕事できすぎやろ…
純血種の弱さには「???」ってなったけれど、後はま、いっかって感じでそこそこ面白かったです。