イギリスでネット広告がテレビ広告抜いたの巻。
世界初?なのかな。ちっこい国だと抜いたとこあるかもですが。
それにしても、90年代なかばにグラスゴーとか遊びにいったら普通にチャンネルテレビが現役だったくらいの勢いなのに、シニア世帯へのネット普及率とかどうなってるんだろう。
つってもBBCとかネットへの対応非常に早かったか。広告は関係ないけど。
◆Expired
英国ではインターネット広告費が初めてテレビ広告費を抜き、同国で最大の広告媒体になった。(ロイター)
2009年10月01日 07時30分 更新2009年前半、英国のインターネット広告支出は4.6%増加した。マイナス17%という広告市場全体の成長率を上回り、テレビを超えて同国最大の広告媒体となった。
業界団体Internet Advertising Bureau(IAB)の半期に1度の調査報告書によると、2009年前半のネット広告支出は17億5000万ポンド。広告支出全体の23.5%を占め、初めてテレビを上回った。
IABのガイ・フィリップソンCEOはReutersに、インターネットは同氏の予想よりも早くテレビを超えて最大の広告媒体になったと語った。この伸び具合は年末に向けていい前兆だ、とも。
同氏は、オンライン広告は2010年に多少伸び、2011年には2けた成長を記録すると確信している。
「大きな節目だ」と同氏は言う。「英国はオンラインがテレビを抜いて最大の広告媒体になった初の大きな市場だ」
オンライン広告費の伸び率は、2008年前半の21%と比べるとかなり減速しているが、それでもテレビ、印刷物、ラジオよりもずっと好調であることが、IAB、PricewaterhouseCoopers(PWC)、World Advertising Research Centerの報告書から分かる。
「おそらく意外なのは、景気の減速がデジタル技術への移行を加速したことだろう」とPWCのエバ・ベルグ−ウィンタース氏は語る。「このため不安定な時期に、従来型の広告から、投資の回収と効果の計測を約束しているオンライン広告への移行が続いている」
報告書によると、インターネットが全広告支出に占める割合は23.5%で、前年同期の18.7%から拡大した。テレビの占める割合は21.9%、出版は18.5%、ダイレクトメールは11.5%だった。
今回のシェアの変動は、テレビ広告支出が16.1%、出版広告、屋外広告、電話帳広告が20%以上減少したことによる。出版物のクラシファイド広告への支出は37%減少した。
報告書からは、無料民放、新聞社、ラジオなどの商業メディアが苦戦していることが分かる。これらメディアは広告に依存しており、それに代わる収入源を模索している。
英国最大の無料民放ITVは、傘下のITVチャンネルの広告収入が2009年前半に15%減少したと述べている。
IABの報告書は、ネット広告がこのようなスランプを避けられたのは、Googleなどの検索広告への強い需要と、オンラインのクラシファイド広告が見せた回復力のおかげだとしている。
検索広告支出は2008年前半から2009年前半にかけて6.8%拡大し、10億5000万ポンドとなった。オンライン広告支出の60%を占めた。
オンラインクラシファイド広告――この種の広告は紙媒体からオンラインに移行しつつある――への支出は10.6%伸びて3億8500万ポンドとなり、オンラインディスプレイ広告支出は5.2%減少した。