メタバース協会発足アレコレ。
んでメタバース協会サイト。
◆
(1)本協会の当面の活動方針については、以下のとおりです
・メタバースにおける世界標準と、その連動の研究・調査
・メタバースによる、日本3Dコンテンツやブランドの世界的普及
・日本の社会・文化に特化した、メタバースの構造と、サービスの研究
・メタバース間のインターリレーションの技術調査
(InterverseやInter-Grid構想)
・ゲーム業界などの、メタバースへの参入や、協業の促進
・3Dデジタルコンテンツの著作権に関する研究
・法的規制、通貨、RMT、経済効果に関する調査研究
(2)2008年度の当面の活動予定については、以下のとおりです。・委員会(分科会)の設置
①テクノロジー委員会
②制度・知的財産委員会・ジャパングリッド構想 (Open SIM)
インターグリッドプロジェクト・メタバースの調査研究
セカンドライフ等でのイベント開催及び開催協力 (http://www.dhsl.jp)
放送メディア実験 (http://www.vwbc.jp )
教育・都市設計などの実証・実験
3次元仮想世界フォーラム活動(http://www.3dvw.jp/)・メタバースセミナーの開催及び開催協力
・バーチャルワールドカンファレンス等の開催協力
・メタバース関連雑誌・WEB等への情報協力
丸付き文字とかー!どんだけー!というのはとにかく。
調査研究がちょと気になりつつも、なんつーかえっと...フツーの人がフツーにSLなり他タイトルやってこんなにいいことあるんだよー!みたいなうさんくさい意図に基づいた研究ももちょっと欲しい気がします。コミュニケーション研究ちゅう感じ。
あと、「メタバース間のインターリレーション」ていうのはどんだけのこと想定してるのかわからんですが、もしSL内で作ったものを書きだして、他タイトルで生かせるようにするー!とかだと超素敵。
中はいってみて、思ってたよりはるかにすげーものがそのへんゴロゴロしていてびっくりゃーなのですけれど、これリンデンこけて、SLの権利関係売却がしくったりして、存在するのに誰も使えなくなったりしたらどうなっちゃうの...?と今から取り越し苦労中デス。そういうこともありえんくはないですし。
ところでmeet-meはメタバースに入るのかなあ...入れちゃうんだろうなあ...
最低限、CGM要素持ってるところでカウントしてほしいノー...
で、各社の報道。
◆3D仮想空間の健全な発展を目指す業界団体「メタバース協会」設立
◆デジハリ、ngiらが「メタバース協会」を設立--3D仮想世界の発展を目指す - CNET Japan
◆THE SECOND TIMES : 仮想世界の健全な普及と発展を目指して 「メタバース協会」設立
んで、住人さんの反応。
◆どうしても発展させたいメタバース:/With Second Life:So-net blog
オチがぐうの音も出ないツッコミ。確かに身体うごかさんけんのう。
あ、WiiFit流用してアバターの制御に使ったらいいかも!なんか違うかも!
自分たちの思惑どおりの仮想世界というのが上手くいかないから、焦っているという見方もできますが、なにも産業界、学術界からの小難しい輩に参加していただかなくてもゲーム感覚で気楽に楽しめる仮想世界の発展のみに特化していただいたほうが、健全な人類の将来に貢献出来るのではないのだろうか、などと思ってしまうのは私だけ?
住人の方的には、過剰な「SLが過疎で失敗で!」報道やらこのへんの動きに反発もあるんだろうなーとは思うんですが、「ゲーム感覚で気楽に楽しめる仮想世界の発展」ちゅうと、Second Lifeは完全死亡なのがにんとも。
後発メタバースを謳ったところが軒並み「3Dアバターサービス」にほかならないことに端的に表われてますが、CGM→著作権侵害、CGMコマース→詐欺とか鯖落ちロストでアッー!てリスクが高すぎるんですよ。一般人向けに「サービス」として運営しようとするなら。その意味で、L$と米$の交換を担保するシステムがまたリスク押し上げてる気もしないでもないですが、アレがあってこそ、かろうじてメタバースを名乗れてる部分もあるので微妙...
いやまあ、住人としてええかげん放っておいてくれっつーことなんでしょうが、日本のネト文化に合わないカネ先行の見せ方でしくじった部分も相当あるというか、違う方向でPRされてて、かつ新規の受け入れシステムが整備されていればもっと違った結果になったんじゃないかというあたりでMOTTAINAI感が募ると同時に、住人さんが内にこもっちゃうとやぱよくねーよなー感がほのかに。
新規が増えてるとはあまり思えないタイトルでも、運営コストが低くて延命してるサービスもあるですが(例:ハビタット→J-Chat...)、そうでなくてもやたらデータが貯まりまくりなSLだとそれはむずくないか感+新規が入らないタイトルはやがてお星様になるのが世の定めということで、「いつまでもあると思うなリンデンラボ」とかも思わないこともないです...今のSLが好きな人が住人として定着してるわけなんですが、それってやっぱりごくごく限られた人種ではあるですから。今の仕様、今のSL文化じゃ、FFXIで言うところの金髪F4ヒュム♂勇者様型プレーヤー(一般的にはマンチキン)は無理だし...
そのへんの最初に触った時の難しさをフォローしようと色々頑張ってらっしゃるユーザーさんもいらっしゃるのはいらっしゃるんですが...もっとそういう動きをサポートして「外向きに」発信する仕組みづくりとか運営がやってってくれればにゃー...くにゅり。
メンター制度があって、運営と会議しながらほにょほにょしているらしくはあるので(THE SECOND TIMES : リンデンラボ、日本人ユーザー向けのサポート説明会を開催)、今度そのへん活動も潜入して拝見してみたい気持ち。
鯖&クライアントオープン化でそのへんどう担保されていくのか謎ですが、ひょっとしたらリンデンから離れて、オープンソースになった後で、もっとコミュニティ形成がやりやすい仕組み造りやら直感的な操作やらがガンガンぶち込まれて本格メタバースへの道を歩むのかもナーという妄想をしてみたりです。
つか、初めて見たけどバン対応凄すぎるわ(例:アカウント失効のその後:Second Life is my life:So-netブログ)。日本企業がこんなことやったらいくらなんでも大祭になる悪寒。女神転生オンラインのガチャ訴訟とかもあったですけど。