『メガ・ピラニア』
- 出版社/メーカー: アルバトロス
- 発売日: 2010/12/03
- メディア: DVD
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『メガシャークvs.ジャイアントオクトパス』でムダに大興奮していためも子(「メガ・シャークvsジャイアント・オクトパス」をいまごろ見たよ! - 仕事用のめもとか。)を覚えていたのか、ツレが新作で借りて来てくれました。ありがとう…いや準新作100円キャンペーンまで待ってくれてもよかったんだけど。
タイトルまんま、ピラニアちゃんが大人の事情でメーター振り切ってしまい、ばかすか繁殖&しかも代重ねるごとに倍々ゲームで巨大化…で、最後は鯨サイズに!という怪作です。
個人的にはピラニアは過大評価されすぎで(人間襲うことってまずないらしいし。熱帯魚屋でもフツーに売ってます)、南米最凶淡水魚はカンディル先生じゃね?とか色々思うところはあるのですが、カンディルじゃ巨大化してもむしろ入られると困る穴に入れなくなって人間視点からは安全になるし、絵的に地味すぎるんで仕方ないのです…
ところで、南米絡めてアリンコが襲ってくるとか蜘蛛がどーたらとかって「小さい動物や昆虫が小さいままわらわら襲ってくる」系譜があったような…ピラニアとかもどっちかというと巨大化よりそっち系な気がするんですけど。て、そのへん動物パニック映画史をまとめている方が。
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アリはたぶん『黒い絨毯』ですね。子どもの頃にTVで見て、蟻塚の上で男の人があうあう言ってるうちに食い殺されちゃう場面が軽くトラウマです…
たとえば、フィニイの『盗まれた町』/『ボディ・スナッチャー』って露骨に赤狩り時代のオブセッションだと思うんですが、このへん量産されたのってなんかあるんかしら。いや、ヘタに受けたもんだからばかすか類似作出してただけかもですが。
というわけで、「最凶はやっぱカンディル」「ちっちゃいまんま系はちっちゃいまんま系で十分怖くできるんで、なにもデカくせんでも…」と、ちょっと屈折気味に開始。
舞台はベネズエラのオリノコ川(アマゾンじゃない!)。
軽く無辜のかぽーが食われたあと、アメリカ大使とベネズエラ外相というセレブな方々がビキニのねーさん満載クルーザーでお話してたらピラニアちゃんたちが…! なまんだぶなまんだぶ…
そこらの民間人ならとにかく、襲われた人がこういう事情なんで、テロか?という話になり、アメリカから急遽よくわかんないエージェント的なガチムチにーさんが派遣されるです。海兵隊でもなくCIAでもなくなんか007的ななにかっぽかったでした。
で、現地で科学者が接触して来て「食料増産のためお魚の遺伝子いじくってたらなんかヘンなピラニアできちゃって、処分したはずが逃げちゃったくさいの!」とかなんとか訴えてくるのですが、ベネズエラ側のエラい大佐(なぜかオリノコ川周辺にほかの人が立ち入るのを強烈に嫌がる)は華麗にスルー、無理やり基地をスネーク風味に抜け出して、オリノコ川でピラニアとバトル! 現物(この時点では体長1mいってない)を持って帰って、こりゃなんとかせにゃーいけんという話になります。
それにしても相変わらずこの大佐がベネズエラの中でどんくらいの権限もってて、なにがしたいのかわけがわからない。B級ってなんで組織を描くのがこんなにへたくそなんだろう…と思いつつ、案の定いろいろ行き違いやらなにやらあって、そうこうするうちに軽トラくらいまで育ったピラニアちゃん達が川を下ってきちゃうのです!
やたらぴょーんぴょーん跳ねるもんやから、稀によく地面におっこちて倉庫に突き刺さってしっぽをびちびちさせてる!なんじゃこれ!!
しゃーないんでアメリカ海軍が出張って、領海ぎりぎりから砲撃したりするんですが、案の定効かなくてですな…
……このへんで寝ちゃいました。映画見ながら寝ることはめったにないんですが、風邪引いててパブロン顆粒飲んでたし…
だって緊迫感ないんだもん!!絵は面白いんだけど!絵は!!
って、予告編みたら、その後海に出てフロリダ行って大変なことになってたらしい。
風邪が治り次第、川下ったへんから最後まで見ようと思います…
ツレはもっと早くから爆睡かましてましたが。