仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

西本智実指揮第九@武道館でめも子大興奮の巻

美人マイミク様から「チケット頂いちゃったんだけど、どーよ」とお誘い頂いて、てけてけと行ってきました日本武道館。
TOKYO FM 夢の第九コンサート2012−指揮者 西本智実 12月18日(火) 開催
お話いただいたのが直前で、さすがにサビは知ってるし、通して聴いたことくらいはあるけど(なんか実家にカラヤンあった。LPレコードで。)ロマン派どうも性に合わなくて全然曲わかってない&西本智実についても「珍しいプロの女性指揮者」「CM出てた」「ロシアで修行した人」くらいしか知らなかったんですが、速い&華麗系演奏スキーのめも子的にはぴったりな指揮で大興奮でした。

入ってみると、二階席の舞台向かって左側前寄りの席で、八角形の1辺にくっつけるように設置されたオーケストラ席の後ろの席が合唱部隊なのはいいとして、オケの対面およびその左右の三階席に黒い服着た男の人と、白い服着た女の人がびっしり座ってる…! 一般参加合唱部隊でした。主催者発表4000人…
こここれ指揮どうすんの?としばしぱちくりし、巨大モニター2面設置されてるのを見て、ああ指揮者の後ろになる部隊の方はパートを左右逆にしとけば、モニターで指揮見れるの…か…?とかパチクリしているとおもむろに開始。
・速め速め。長い音も響かせっぱなじゃなくてぱっきり切り上げる感じでぱきぱき。て、これは武道館の特性かもしれませぬ。反響板とかないし。
・CMの映像とかでそれにしてもなんで男装なんだろう…て思ってたけど、実際の指揮を見て大納得。
女性ソリストだと肩だし&裾引きずる勢いのマキシ丈イブニング、オケだと裾は広がってないけどロング着るもんだと思うのですが、狭い&案外高さのある指揮台でそんな恰好で動き回ってたら絶対コケるわ… コケないまでも、裾が気になっちゃあかんやろし。
といって、丈の短いスカートとかだと最前列へんから見ると今度は客がいろいろ気になってしゃーなくなりそう… かなり前のめりにもなったりするんで、これはやっぱりパンツ+上からだぼっと重ねる、しかないし、そうなると燕尾服が最適解ということになる気持ち。うむ。
・というわけでつつがなく楽章は進み、問題の合唱部分へ…
が、モニタはフツーに通常のコンサート中継モード。たぶん後方の合唱席の方だと合唱チーム本気出したらオケの音とか聞こえなくなるんじゃないかというか、目視で合わせようにも指揮者ははるかかなたで向こう向いて振ってるわけでどーすんだとドキドキ。
ほにゃほにゃと曲が盛り上がって西本さんが後ろなぐりに振ったところで、ぴたっと止まって、めも子ちょと感動。
合唱がいったん切れるところではみ出すとやっぱめちゃめちゃ目立ってしまうから、たぶん「止める」練習を相当されたんではないかと思いましたです。
その後合唱本気モードで、かなりオケの音が飛んじゃった時もありましたが、最後はオケも全力出してきれいに終わりました。
演奏終了後、ちょっとインタビューもあったのですが、気さくな感じで好印象でした。

それにしてもちょとネットを見ると毀誉褒貶激しい方の模様。
女性だから特別扱いされてる的なdisりも見受けられましたが、この容貌&雰囲気で男性だったらナントカ王子とかわけわからん名前つけられて今の5倍くらいマスコミに絡まれてるんではないかと思わないこともないです。
アクセスが禁止されています:@nifty
演奏に当たり外れが多い指揮者だけど、この時のブラームス4番は当たりだったという評。

交響曲だとシェルヘンの地上最速マーラー5番(ステレオ録音の方)とクライバーブラームス4番が一番好きなんですが、ライブCDでマーラー5番出ているものの、第一楽章&第二楽章がゆっくりであまり評判よろしくない模様。あれは勢いでガンガンいっちゃう方がいいと思うんだけどな…
シェルヘンのは強烈にカットしまくり&速すぎて演奏コケてるんで罵声とブラボーが半々くらいのクレイジー演奏だったですが、シェルヘンより速くて、かつ破綻なく歌えてる演奏というのが自分的には理想なので、「速いマラ5」もやっていただけると幸せです。

Tomomi Nishimoto Official Website