仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

SL建築はむずいのぅ…

なんか声をかけていただいて、新しいクラブのオープンがどーたらで内見会?みたいなのに行ってみたのですーが。
非常に興味深い設計ではあるんですけど、あれ?あれ?みたいな感じの場面が続出...

エイティングバー?部分。ゴージャス空間を目指したけれど、ゴージャス空間あんまり知らないので苦労したとか仰ってたような。あと、テクスチャ1枚均一10L$のSLでゴージャスってなんだべ...とかもネタ風味に仰ってたんですが、そのへんは、スキルのある方ならばリアルで高い価値を持つ建材を調べて、ついでにそれがどういう風に加工されたり手入れして使われているか調べておいて、トドメにリッツ・カールトンへんで実際のゴージャス空間の中での使われ方とかライティングとか磨かれてる感じとかご覧になった上でテクスチャ作れば、違いのわかるダバダな空間が出来る気がするのー(つぶらな瞳)。...と考えると、それまでのファーストライフでの経験値とか突っ込んだ金が問われるのか。ひー。
...って、そういえば今気づいたけど、Second Life内でフルートグラスって見たことがない…
「シャンパングラス」そのものはあちこちあるのですが、縦長グラスでもみんな口が開き過ぎ&中身注ぎすぎな気がする。なんでじゃろ。て、リアルでよく飲んでるのはスパークリングワインですが(うふ)
例によって話がそれまくってますが、SSの続き。

で、扉を抜けて〜...フロアはユニークな構造のもので、面白かったんですが、撮ったSSには店名入りまくりなので割愛...ちと今回はdisり気味レポですので。

バックステージ? なぜか神棚があります。こういう小ネタはタノシイですの。

バックステージからフロア方向。

で、カーペット?敷きの廊下を抜けて...というか、プリム境目の影が濃いのでSSだと実際よりも凹凸が強調されているかもですが、歩いてみるとなだらかに角度の変化がつけられています。

VIPルームへ。あれ?なんでだろ、私の向う側にあるまるっこいライトが点いてないよーに見える。
光源数オーバーでもなさげですし、謎。光のバランスの問題なのか、それともタッチでオンオフするのがたまたま消えてたのかな。

なぜかしつこく天井に拘る私。
最近、地上部で四阿作って遊んでるんですが、出入り繰り返して角度変えながら見え方確認してると、結構天井って気になるんですわ。

ピアノ、その向こうにバーカウンター。
 
まあ、うちはiMac最下位でグラボがへぼいのでこんな感じ〜と。グロウ、バンプは入れてますが、描画距離は最短、あとなんちゃらシェーダーだったかなんだったかもなんか切ってます。一時期、OSごと挙動不審になるイヤな固まり方してたんで、適当に危なそうなところを切ったんで、どこをどうしたのか把握してにぃ。
んでSSで見るとこれでもかなり丸められているのですが、クライアント上ではもっと壁や天井(光ってないヤツ)が平板に見えてびっくりした印象。このへんはモニタの設定も響いてるのかなー。自宅だとかなり明るくしちゃってるので。
あと、これもSSだとわからないんで恐縮ですが、パーティクル使った光の動かし方が…うん………多すぎる&速すぎる……。現代のクラブちゅう設定だったんですけど、音楽入ってない時にあんな感じだったら、音楽入れる時はどうするんだろう。クラブとか10年は余裕で行ってないんでなんですがー。
 
このへん、お作りになった方がハイスペックだと、もっと質感豊かに見えてる可能性もあるのでっていうかなんというかで、環境の違いによる見え方をどれだけチェックしてるのかお伺いしたのですけど、以前はMacとXPでクロスして見たりはしていたけれど、WindLight導入時にすべてひっくり返されて、もういーやであんまりやってないということでした。どっちかちゅうとOSよりもグラボの違いを見て〜……シェーダーとかの設定の違いで見て〜……
そういや、ゆくゆくはリアルタイム影入るらしいんですが(一部環境ではもうできてるっぽい)、GeForce8000以上はいけるけれど、それ以下はどうも無理ぽいらしくて、環境によるギャップがえらいことになる予感。影ある、ナシはもう根本から違いますからねー。現在は、透明テクスチャに影載せて家具の下に貼るとか、床に窓枠の影落としたテクスチャ貼るとかされてるところもあるんですけど、そこに影シェーダーアリ環境の人が来たらカオス確定。リアルタイムで出る影の邪魔にならないように、かつ影のない世界な環境の人向けにぼわーっと淡い影つけて収拾つけるしかないかもです。
あくまでiMacでやるなら、24インチのだとデフォでGeForce8000積んでるんですが、25万ですよねーみたいな。今のiMac買った時はSLやるつもりとか全然なかったしなー...ぐふ。
 
いずれにしても個人で作るもんだったら別に自分の好きな世界表現で、下の環境は足切りしちゃって全然おkなんですけど(ロー環境の人は行かなくなるだけだから)、公のものであるならば、推奨をギリでクリアしているようなへにょへにょ環境でも、それなりに満足できるもの、ていうのを目指すココロザシとかココロザシとかココロザシとかー!激しく希望〜… 自分の環境に慣れちゃうと、そうじゃない人を想像するのが難しくなるんですが、自分とは異なる他者のあり方を想像することがパブリックちゅうもんの大前提なわけで、少なくとも一定の公共性のあるところ、さらにリアルから人引っ張って来る気持のあるところは、ロースペック問題忘れちゃいかんですばい。
WoWが同時課金アカウント1000万という化け物レコードやらかしたのは、低スペックでも満足できる体験を提供できる作り込みを徹底したからだっつー定説もあるわけですしね。

で、なにが必要かというと、たぶんどの環境でも比較的安定して表示されるテクスチャの作り込み、あとリアルでの「光」の観察なのかなー。
うちの環境であっても眼にした瞬間、金属でも磨いた石でもサテンやベルベットでも天然革でもなく、うすっぺらい合成革のテカテカ!てわかるよーな表現をソファ1つからいちいちやってるSIMもあったりしますんで……いやほんと、あれは腰が抜けた。もろもろの文化系女子テイストショップさんや某神社とかサイバーなモールさんとかクーロン城とか、ロー環境でも違和感なくSugeeee!できるし。いや、ハイ環境ならもっと凄いんだとは思うんですが、ロー環境でも満足できる体験を提供できるところは一杯あるわけですわ。
こないだBarTubeで、たぶん渡邉先生が、SLにはまれる人は現実を観察する眼が鋭いんじゃないかとかおっしゃってたよーな気がするんですが、酔っぱらってたのでおぼつかないうるおぼえ
つうても、あんまでかいテクスチャ乱用だとクソ重くなるんで、そのへんの負荷と実感性とデザインのバランスちゅうのもあるのがまたシビアなゲームでもあるんですが。やっぱSLビルダーさんていろんなものがクロスした才能を獲得しないと厳しいよなーとしみじみ。
 
あと、また別の某所のイベントでも思ったんですが…
SL内イベントって結構むずい。
リアルだと会話の順番取りシステムというか、それこそマイク持ってるヒトがしゃべる!とかあるわけなんですけど、SL内ではすべてがフラット…
身内ネタトークとか始まるともうカオス確定。制止のしようがありません。
「話す」立場の人がボイチャでがーっとトークしちゃうくらいの区分け作る…とか、場所が許せばひな壇作っちゃうか〜…?
少人数ならとにかく、10人越えだすとなんか工夫がいるのかなー。むずいですのこのへんも。
 
=追記=
ご一緒した方のSSを拝見してみるとやっぱり全然違う...笑えるくらい違う...
最後のVIPルーム?のあたりとか、私の環境ではスカルプのソファだけが質感たっぷり、壁・天井などなどが質感スカスカで非常に違和感があり、結果、壁床天井がベニヤっぽいぺらぺらに見えてたのですが、ソファの質感レベルで空間全体が揃ってる感じです。ソファはちょと強めに光の設定してレンダリングしたテクスチャ使ってる感じだったんで、逆にもうちょい大人しい表現だとあそこまで違和感なかったのかな...。
壁・天井とソファでどっちで揃えるかちゅう話になりますが、壁の質感上げるのだったら、あの壁の大きさだとべったり光入れたテクスチャ1枚貼りはありえないんで、壁・天井用の影を作って透明プリムに貼って縁の部分に配置するか、照明の配置デザインそのものを変えて、テクスチャに光の表現入れたものを適切な大きさで繰り返し貼りしていくか〜くらい?まだ他にも色々ありげ。そいやスカルプを壁面に使ったデザインとかもあるですね。
それにしてもこれだけ印象が違うと、うちでは中二病方向にとっても浮いていたパーティクルなんかも違和感なくキラキラ演出として溶け込んでるんだろうな〜。くふ。
あと、テクスチャの伸びすぎ感とかも、ロースペック環境だとシビアに出ちゃうのかも。このへんなんなんだろうなあ...。テクスチャが伸び伸びしてるけど、なんでこのまんまにしてるんだろ?てところがちらほらとあったんですけど、やっぱりハイ環境では違和感なく見れちゃってるのかもという気がしてきました。

で、感想としてはお友達の環境ならまた行きたいですけど、自分の環境だと正直...厳しい...。
場所によりますが質感のレベルがちぐはぐなこと、ちょこまかちょこまかした違和感大盛りなので落ち着かないんですね。どこに合わせていいのかわからなくなるというか。
それにしても、上で挙げたローでもSugeeee!人たちって、むしろ個人ベースでやってるところが多いので、全員が全員環境別のテストをしてるはずはないし、どこでここまで食い違っちゃってるんだろう...このへん謎すぎる。
このあたり、Webなら訪問者の環境情報取れますんで、ノートパソコンのモニタがちっちゃかったりした昔だと「想定してたより解像度低い客が多かったから、解像度低くてもみやすいデザインに修正するか...」とか試行錯誤できるんですけど、SLはそういうデータを直接作り手が取れないっつーのもデカい気がしてきました。鯖&クライアントの改造される方はそのあたりも考慮していただけると、より多くの人に満足度の高い体験をさっくり提供できるプラットフォーム構築に役に立つ予感がかなりしています。つーか前提だよね...
それにしても、逆に言うと、うちのサメハウスとか謎四阿(作りかけ)とかはハイスペック環境の人にはどう見えてるんだろ...あんまりしょっぱくないといいなーって、自分環境でも大変しょっぱいのでしおしお確定ですが。特にハシゴ。でも、プリムで起こしたら1本最低でも3プリムにはなるんで、プリム数制限が厳しすぎだよママン...

=だらだらすぎるのでまとめ=
・環境による見え方の違いは存外過酷
・だけど、ローでもローなりにバランスの取れた空間を表現することは可能っていうか、やってるところはたくさんあるので、ハイスペックでないとダメというわけじゃない
・が、作り手側が環境違うとどーなるの?て配慮を忘れると、しおしお感を全世界(特にロー環境の多い3Dアバターサービス初心者)にぶつけることに...