三田誠広@著作権問題を考える創作者団体協議会
■「100年後も作品を本で残すために」――三田誠広氏の著作権保護期間延長論 - ITmedia ニュース
三田誠広って死後50年経っても自分の作品が新刊で出て、そんで読んでもらえると思ってるの?という点が一番気になる。
逆に言うと、死後100年経過しても作品が本という形で増刷なりなんなりされ続けるクラスの作家ってどうなるんだろう。
100年前つうと、1900年ちょいくらいか。そのへんで死んでる作家っていうとー、まだ100年経ってないけど、漱石とか鴎外とかあのへんか。
昭和文学前半戦だと川端三島谷崎荷風らへんは残るとして...後半戦〜平成にかけて考えると、春樹ですら100年後に「本」という形で必要とされるかどうかちとおぼつかない部分があるようなないような。22世紀ですよ22世紀。自動車が空飛んでますがな。
あ、風太郎は出すべきだとは思いますが。柳生三部作の権力論重要。『警視庁草紙』重要。『くノ一忍法帖』重要。『妖異金瓶(以下略)
あと自分的に残っていて欲しい(=本で読むという経験があった方がいいと思うもの)のは、吉田健一くらいかなー...人間、年を取るとなにげに時代小説に流れる傾向が変らなければ、そっち系の高評価作家は生き残る可能性が高いかも。
そんなこんなで、漱石鴎外川端三島谷崎級以外の作家が「読んでもらうチャンス」を得るためには、著作権保護期間をむしろ短縮するしかないんじゃあるまいかとしか言いようがない。50年経っても本が出るって時点で全作家の何%なの?
つーか三田先生、ここ15年で顔変りまくってる気がするんですけど。大丈夫?