ネトゲ廃人のソーシャルスキルはそんなに低くないかもーな調査@オーストラリア。
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シドニー 08/06/12 ロイター配信記事。
オーストラリアの心理学専攻の大学院生ダニエル・ロトン氏の調査では、オンライン調査に参加した621人の成人のうち、15%が週に50時間以上ゲームをプレイしている「問題ゲーマー」だと自己申告した。
だが問題ゲーマーのうち、ソーシャルスキルに乏しい、具体的に言えば内向的な人はわずか1%で、ビデオゲームファンは孤独なオタクで、人付き合いができないのでゲームにはまるというステレオタイプが否定されたとロトン氏は言う。
「調査結果は、ゲームが社会生活上の問題を引き起こすのではなく、またそうした問題が人々をゲームに走らせるのではないと強く示唆している」と豪ビクトリア大学のロトン氏はReutersに語った。
「特筆すべきは、問題ゲーマーでもソーシャルスキルの乏しさや自尊心の低さを示す大きな兆候は見られなかったということだ」(同氏)
同氏は、問題ゲーマーの定義には、ゲームへの極度の没頭――ゲームに費やす時間が仕事や睡眠、人間関係に影響を及ぼす――や、ゲームをやめられないという特徴が含まれるかもしれないと語った。
問題ゲーマーは、「ウルティマオンライン」や全世界で約1000万人が登録している「World of Warcraft」などの大規模多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム(MMORPG)に参加している傾向が高かったと調査報告書にはある。
昔からのゲーマーだと自らも認めるロトン氏は、2年かけてこの調査を実施した。回答者は主にオーストラリア人の男性だった。
ほわほわ。
MMORPGで長続き&生き生きプレイヤーって少なくともオンライン上の社交性は高い人たちではあると思う。オンライン上でも非コミュとかだとやっぱり到達できるキャラスペックに限界ありすぎるし。
昨年には米国医師会(AMA)が、MMORPGプレイヤーを「社会的に取り残されており、おそらく強い孤独感を持ち、実社会の人間付き合いに困難を覚えている」とする報告書を発表したことが広く報じられた。
AMAはビデオゲームの過度の利用への懸念から、「精神障害の診断と統計マニュアル(DSM)」の2012年の改訂時に「ビデオゲーム中毒」を追加することを検討する可能性が高い。
だがロトン氏は、過度のゲームプレイを中毒と呼ぶのは行き過ぎの可能性があると指摘する。
「ゲーム中毒に関しては多くの事例証拠がある。オンラインフォーラムにはコンピュータから離れられない人の逸話がたくさんある」(同氏)
「だが臨床的な観点からすると、中毒は非常に深刻な結果を伴う精神的疾患だ。そう考えると、ゲームがギャンブル、アルコール、ドラッグ中毒と同じように人生を崩壊させるかどうかを問う必要がある」
それ相応に人生を崩壊させる*可能性は*あると思うけどにゃー。