夏休みの宿題に『スノウ・クラッシュ』再読中&「声」で感情を判定する...予定のSEGAココロスキャン。
昔一応目を通した『スノウ・クラッシュ』(その時のまとめ→今更『スノウ・クラッシュ』を読了。 - 仕事用のめもとか。)。
メタバースサービス乱立の構えだし、もう一回よくよく読んでイロイロ確認したいかなと再読始めたところで、最初の方のメタバースの説明で、アレゲな主人公のアレゲな元カノが、メタバース開発初期にアバターの表情を制御するアルゴリズムを書いて、びみょーな動きから「感情などの雰囲気が伝わる」レベルまで作り込んで、それが結局そこらへん界隈の成功の決め手になったという記述があるんですが、アバターにどういう表情をつけるのかを決めるデバイスについてはいまいち説明がなく、中の人の顔の動きとかをカメラで撮って解析するにしても、頬の頂点とかにマーカーつけないとしんどそうだし頭とか姿勢が動いてナナメになったりしたらめんどいし...*1で、マウスジェスチャーみたいなことをするのか、それとも声(発話の内容じゃなくて語勢とか速さとか。要中の人のクセ学習)でとるのかどっちだろうなーと思っていたらSEGAから「ココロスキャン」つー声で情動解析するつーDSソフトが出るぽい。
シンクロニシチーキタコレなのです。
■SEGA | 音声感情測定器ココロスキャン | 「音声情動解析システムST」とは
まあパーティ用ネタゲームというかそんな感じですか。むしろ人間版バウリンガルでもよさげだにゃ。
STとは
ST - Sensibility Technologyとは、 コンピュータが人の感情や感性を理解し、 それによりコンピュータを制御する技術の総称です。 2007年現在、言葉の意味によらない音声からの感情認識 (喜び、怒り、哀しみ、平常、興奮、笑いの6つの感情状態の検知)が コア技術として実現されています。
これだけだと、発声のどこを見て判定するのかよくわかりませんが...ってあった。
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リズムで判定してるっぽい。とりあえず日本語対応のみ。言語によってリズムが違うだろうしナー。方言とかでも違うとは思いますが、そのへんは丸めるとして。*2
ほんとにこういう技術がメタバース的なサービスに組み込まれたりしそうな気はする。
開発されてる光吉俊二博士の会社。
■感情認識・感情分析のAGI
学術論文がいきなり全然まったくさっぱりめも子には読めません...ボスケテ。
*1:つーても最近このへんも凄いことになってるらしく、確か瞳孔の位置検出のみとかで居眠り運転を判定して防止するシステムなんぞを長距離トラック用に開発してるとこがあったような記憶。ただ、微細な情緒とかになると瞳孔だけじゃなー...て、ぐぐったらあった。http://www.sys.eng.shizuoka.ac.jp/~ebiken/research.html#b4 静岡大学海老澤研究室。他に瞳孔マウスとかも。
*2:広島弁こえーと言われることが稀にあるのですが、「仁義なき戦い」シリーズほかの任侠映画の影響もさることながら、自分の体感としては標準語よりリズムがゆっくりなので、他方言出身者にはいわゆるドスを効かせているよーにとられるのかも、という気がする。怒りって早口化もあるけれど、ゆっくり化もありげだし。