仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

箱根の山は天下の険(もっぱら渋滞で)

連休中、子鹿ちゃんは東京に放置で親と箱根いってきました。色々感想。

※日曜夜に親といると必然的に見ることになるので。
ママンによると「本気で見る気になれない」そう。まだストーリー的に序盤なんでみたいなところもあり、あんまり華もなくごたごたやってるだけつーのもありますが、ロケやらセットがいくらなんでもしょぼすぎだった義経よりは明らかにマシではあるものの、観念的なセリフだだしゃべりさせられて役者がかわいそう。ほかはとにかく信玄のキャスティングはどーなのよ...お前それでいいのか?とブロント節でツッコミそうになる。

  • ホテル

父親が見つけてきた湖尻付近の安いホテル。が、構造を見てもあきらかにもとは企業の保養所じゃなかったのかな?
で、安いポイントは人件費超削減。フロントは一人のみ、部屋の案内とかまったくなし。で、恐ろしいことに22時以降はフロント無人になる...で、緊急用の内線番号が書いてあって、なんかあったら電話シロとか書いてあったのですが、夜中、隣のあまりのうるささに(女子学生の卒業旅行っぽかった。お察しください)、ちょとなんとかしてもらうべと電話したら...通じない。意味わからない。
これ、親とか倒れたりしたらどーすんだべとびびる。ウィルコムはアンテナ立ってなかった。携帯はいちおー電波大丈夫だったのかなぁ。でも、もっと山奥にこーいう形式で運営してるとこあったら、緊急時にどーしようもないことになりそげな悪寒。格安宿には要注意な気持ち。あ、飯とか温泉はそれなりにちゃんとしてたし、チープというよりリーズナブルでしたが。隣の音も壁が薄かったわけではたぶんないし。

  • 渋滞

構造上非常に渋滞しやすい箱根ですが、冬季とはいえこみこみ。バスor車は罠。特に幹線道路から入り込んで行き止まりになっている大涌谷の往復はもうどうしようもない(地形的に駐車場増やすとかムリぽいし)。可能なかぎり、登山電車・ロープウェイなどで周遊できるコース(現在、ロープウェイの一部が工事中で湖尻方面まで出られないぽいので湯本〜宮ノ下〜強羅〜大涌谷の線で移動など)を設定した方が良い感じ。
特に、箱根湯本近くのY字路で詰まるので、湖尻など西→東への移動がしんどい感じ。あのへんは拡幅できないのかなぁ...

切符買ってから海賊船じゃなかったことに気づく。が、目的地の箱根園(駒ヶ岳)には海賊船いかないらしかったのでやむなし。
つか、フリーパスが各社から出てるんですが、別の系統の会社には当然使えないので、バスやら船の切符売り場やらで何度も確認してる人を稀によく見ました。そのへん統一パスとかやんないのかしら。

  • 富士屋ホテル

異様なノリの和洋折衷明治建築外観にびっくり。洋館といいつつ、玄関上にいかんともしがたくフツーに和風の屋根のっかってたりするし...よく見ると「和風」部分もなんか様式ごちゃまぜというか様式特定不能であり、中国インド入ってるんじゃねーかここはみたいな装飾も散見されるし、「洋風」もやっぱり様式特定不能なショートケーキハウス的なんだけれど、じゃあ薄っぺらいかといえば「時代」がついちゃってるもんだからこれはこれでアリでしょうというかもうなんかわけわからん。「外国人にわかりやすい日本」「日本人にわかりやすい洋風」と翻訳しまくってこうなったのかなぁ...。そして文化財として保存している扱い級のオーラ出てるのにフツーに宿泊棟として現役。
で、うろちょろしつつメインダイニングで昼飯喰ったのですが、サービスとかれれる高くて良かったデス。コンソメスープが異常に旨かった。メインダイニングは和風寄りなんですが、天井の高さがかなりとってあってその一点でもうどっちに認識していいのかようわからん。器を母親が見てましたが陶器はフツーにジノリでした。
2階部分?がメインダイニング他の待ち合わせとか用のかなり広いロビーになっているんですが(なんかMagic Roomとか看板にあったけど、元はちょこっと出し物やったりする部屋? 真ん中に四方タイル張りの暖炉というかなんかよくわからない作りつけの物体があって謎かった...りする部屋といくつかぶち抜いて、大量にソファ置いてダイニングやティールームの順番待ちを捌く感じ)、居心地の良さと伝統とラグジュアリー感(というのもちょっと違うか...)と三位一体。国内ホテルの老舗といえばあとはえーっと帝国ホテルとか?都ホテルは創業いつだっけ...まあとにかくフツーの「ホテル」ではあるので、ワンアンドオンリー過ぎる。宿泊はどんな感じかわかりませんが、ちょっと泊まってみたい気はする。
行く前にレストラン予約に電話して、そのときは「今日はもうムリぽいです><」な対応でしたが、ダメだったら側でなんか見つけるべくらいで行ったら、まあなんとかなったりしたので、箱根にお出かけの際には是非。
ただここも周辺が寂しいのがねーというか、古美術店とかカフェとか鉱泉煎餅屋(妹の指令で買いに行ったんだけど、おいちかった)とかあるんですが、なにしろ車道が怖くて(幅せまい&交通量多い&カーブ多くて見通し悪い)、うろちょろのしようがないというかなんというか。

硫黄くさい。地の果てっぽくてオモシロイ。卵ゆでてるところを撮ろうと必死になっててスタイラスなくした...

ロープウェイオモシロイ(うちの父親が高所恐怖あってひくひくしていて面白いというのがだいぶあるけど。事前にケーブル見上げさせてびびらせてたら母親に怒られた...)。改札前の手書きの「いかにここのロープウェイが凄いかについて」説明が味があった。
上がったらなんにもないのはなんですが、富士山&眺望(よくわからんけど、富士山+芦ノ湖+なんか海と半島ほか)すげーし、なんかあってもしょうがない気がする。

  • リゾート地としての箱根

お客さんは家族連れ、びみょーな感じのカポー(日帰りなのか? 夫婦化してるんでもなく初々しく個体間距離あけて歩いてる人がみょーに多かった)、おばさま集団など。いちゃこらなカポーはなぜかほとんど見なかった。そっちのみなさんは宿で籠もってるんだろうか。あ、富士屋ホテルで艶女ねーさん+脱力気味若者カポー見たような気がする。
幹線道路沿いでも潰れたまま放置されてる店とかあちこち眼について、大きいホテルもなんちゃらファンドの管理下デスみたいな看板出して再生待ちぽいところもあったし、地盤沈下激しいんだろうなぁ。宿閉じこもりでずっと遊べるのって、小涌谷のアレくらいだろうし。
なんつーか....「まちあるき」がほとんどできないのがイタイ。いろんな温泉あるし、いろんなスポットがむやみやたらにあるんだけれど移動が渋滞しんどすぎるしなんつーかもう。
山の中に散在しちゃってるんで、そのへんもうどうしようもないのはないんですが、せめて箱根湯本駅前くらいどーにかならんのか。「昭和後期の理念も美意識もなくごったに色々建てちゃった田舎町。道幅狭くて歩きにくい。」テーマパークとしては出色ですが。色々がんばってそげなお店はちらほらあるっぽかったんですけど、全体がバラバラでいかんともしがたく。