仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

亀田戦。

当然ですが、ボクシングまったくわかりません。

  1. おぼろな記憶として、具志堅は強かったらしい。
  2. 竹原で広島人をイメージしないでください。あと菅原文太は広島出身ではありません。

というわけで、まるでこの件について語りうるものは持っていないのですが、例によってぽわぽわとそのへん拝見し、

  1. プロボクシングはなぜか、同じく「興行」であるにもかかわらず、なんかプロレスと扱いが違う。ガチ大前提というかストイックであることが求められているというかなんというか。プロレスはとにかく因縁とかなんとかしがらみで物語編んでいく感じだけれど*1、あんまりそういうのがない。プロボクシングは王者システムで、何度も再挑戦とかするわけにもいかないし、選手生命はるかに短いし(若干の奇跡的な例外のぞく)。要するにピンで最強伝説系に行くしかないのかも。よぐわがらん。
  2. にもかかわらず、その判定基準は案外主観的(フィギュアスケートにたとえてる人がいた。そういうもんらしい。ファイティング原田が「俺も3回ダウンさせたのに判定負けしたことがあった...判定はホントに難しい」とかどっかスポーツ紙のコメントで言ってた)。かつ、「世界王者」認定出す団体もやたらめったらあるなど興行形態もわけわかんね。

と、はなはだ不透明なよくわからん事情があるらしく、要するに世間一般の素人のボクシングのストイックなイメージと、実際の興行形態がはなはだズレている状況がある、ということでいいらしいのですが。

マスコミはTBSと系列連なってる媒体をのぞいてバッシングモード。前々からブーム警鐘方向に微妙視していた毎日に至ってはなんだっけ...朝日だと「天声人語」に当たる時流ネタコラム欄*2で半笑いで評していたような。TVはどうなってるのかしらね。
ネットに至ってはえーと...ヤフー、ライブドアの簡易アンケートシステムではともに90%後半台の人が亀田勝利にNo。ベネズエラの日本大使館になぜか対戦相手を気遣うメールが何通だっけ...まあたくさん。
TBSの亀田掲示板(管理側での選別アリ)は、「よくやった!」系コメントを見事に連ねてましたがその恐らく数十倍の勢いで殺到していそーな批判コメ排除やら鯖負担やらで停止の模様。

で、ブログ(じゃないのもあるけど)。
盛り上がるきっこの日記。ブドアニュースの亀田戦報道記事の下からリンクしてありました。
日記レンタル『さるさる日記』

↑で紹介されていたエントリ。格闘技スキの方で、対戦決まった時点で展開予測してたと。
亀田、今夏世界王者へ!(もちろん八百長) TAKUの日記/ウェブリブログ
コメ欄が凄いことになっていますが。プロレスとボクシングってなんか扱い違うナーというのはこのへんでひしひしと感じました。プロレスだったらみんな必死に書かないって。

他にもαなみなさんとか軒並みエントリされてましたが、一番笑ったの。
404 Not Found
ジャネットがデブ期かヤセ期かでかなり勝敗の行方が変わりそう。
そういや松永さんはその後どうされてるのでしょうか。肺結核て死病ではもはや全然ないとはいえ、大病だしなぁ...

テクノラティで相当頑張ってようやく見つけた擁護?エントリー
らしさ | kidanobu.com
ちょw尾崎豊かこれは? ジャスラック大丈夫なのか。

: 上村愛子オフィシャルブログ
とばっちりで炎上...というほどの感じもないけれど、まあコメント停止措置。

「国辱試合」を演出 TBSに批判の嵐 (1/2) : J-CASTニュース
そのへんのぐだぐだのまとめ。

汝の隣人のブログを愛せよ | LOVELOG
複雑怪奇なボクシング判定ルールの解説。めんどくさいからKOかダウン数カウントにすればいいじゃんと思った素人。でもそれじゃやっぱり駆け引きとかが読み取れないのか。

ほんとは「この一戦では粘りまくったものの惜しくも負ける→大晦日にリベンジ」シナリオを興行側は描いていたのに、予想外に亀田がタフであったために、この事態になったんじゃないかというエントリ。この先、試合組んでいくとしても「KO勝ち→弱いの連れてきてKOしてどうするんだ」「判定勝ち→また金か」「判定負け→今度は金足りなかったのか」「KO負け→やっぱ金だったのか」で呪われまくりは必定。

で、ぷらぷら見ていてると鬼塚を引き合いに出してるのがちらほらとあり
鬼塚 - Wikipedia

WBA世界ジュニアバンタム級王座19度防衛のカオサイ・ギャラクシー(タイ)が引退し、空位となった同級の王座決定戦でタノムサク・シスボーベー(タイ)と争い、僅差の判定勝ちを収め、世界王者となったが、この時の判定は協栄マジックと言われる"疑惑の判定"として話題となった。そして週刊誌「SPA!」(扶桑社)では、防衛するたびに“今週の顔”のページにて鬼塚を非難する記事が掲載された。

92年というとまだまだヨノナカ、ごくごく一部がニフティ使ってたくらいの時勢。このときの「疑惑」と亀田騒動とどう違っているのか、亀田の方はTBSが一家丸抱えで大家族モノやってるわけなんで、条件違うちゃー違うのですが、鬼塚の「疑惑」と亀田のソレの煽られ方、広がり方、位置づけられ方を比較すると、ネット前ネット後の一事例としておもろいんやないかというわけで、当時のマスコミの挙動やらファン層、一般層の動きなんかを誰か証言してくんねえかなと無精2.0の構え。

*1:このあたりで、プロレスおたとモーオタは類としては強力に被るというのを聞いたことが。要するに「人事がスキ」ということらしい

*2:この欄、案外社会的な効果高いんじゃないかと思います。無記名ではありますが記者が個人ノリで折々のネタを評するという形をとっているので、読者の声欄と同じく世間の同調誘いやすいような。