仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

だからばったもんDVDは止めろと..「ナショナル・コード」「バトルフィールド TOKYO」&「プラネット・テラー in グラインドハウス」

週末、ツタヤでてけとーなDVD買ってきてみるみるしてたのですが...自業自得過ぎるというかツレがチャレンジャーすぎる件。
やつに選ばせるとロクなことにならないという思いを新たに...

=眠れない夜にはよろしいかも編=
・「ナショナル・コード」
ナショナル・トレジャー」と「ダヴィンチ・コード」がアッー!
ひたすら地味な女子学生が、よくわからない指導教官に卒論として人間の恐怖の研究として陰謀論でもやってみたら面白くない?と示唆されてまじめに調べてたらそのうちおかしくなる、というとても地味で鬱々しく、しかもなにがしたいのかよくわからない話。
・人間関係がわかりにくい(よくわからん神秘主義者みたいなえらそーなおばさんはなに?)
・図書館の場面でチャットで話しかけてきたのって誰?
とか、細部がわけわからんのはとにかく、陰謀論をやたらめったらお勉強してるうちにハマッタ...の「ハマル」部分がなんつーか...うん.......弱いんだ.......
自分でえーっとなんだっけ、テンプル騎士団がらみの絵になんかを見つけて暗号読み出すとかがきっかけ?ぽいとは思うんだけど....うん、あそこでタメを作ればもうちょっと違う印象になったかナー...
映画の企画そのものに罪はなく、日本語DVD出したところの陰謀の模様。原題ぜんぜん違いました。発表されたの前世紀だしサー...

ナショナル・コード 陰謀の国家 [DVD]

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・「バトルフィールド TOKYO」
「クローバーフィールド HAKAISHA」のパチ版。これは企画からしてパチる気満々。
大学サークルでも超気合を入れればなんとか撮れないこともなさそうな勢いでした。いやマジで。
大元のオリジナルゴジラが「南方の英霊」、クローバーフィールドのアレが「テロリズム...ちゅうかアメリカの正義の不可能性」のほにゃららだとしたら、一応環境問題らしい。ぇー。

ビデオジャーナリストのLAの娘っこがなぜか日本の環境省に取材に行くんですが
・ジャーナリストとしての活動がまったく描かれず、撮る人がいないから、ということで妹連れて行くとか、ワナビーくさすぎる
・東京は暑いわねー、と1月だったか2月だったかの設定なのに二人ともキャミ一枚。それ普通死ぬから。いや、↑よりは乳度上がったんですが...ロケが夏で公開が冬だったんかなー。ゆる過ぎデス。
・ファックス1本でアポ取りできたらしい環境省での環境大臣へのインタビュー場面があまりにも安っぽい...ていうかなにその机? なんか監督んちのすみっこを片付けて作ったような執務室ね...
そこまで日本政府お安くねえわwww...とこのへんでお先真っ暗確定。
後は化け物が出てきてきゃーきゃーぎゃーぎゃーなんだけど、たとえば群集がわーっと逃げる場面とかものすごく「ない」んですよ。ほんま。たまに人が走ってることはあるんだけど...いろんな意味でパニックムービーになってない。
一応渋谷とかは出てくるんだけど、お前ら東京に2泊3日くらいしか滞在してなくね?疑惑も濃厚。
で、ほとんど姉妹2人でうろちょろするんだけれど、姉妹って関係って基本安定しちゃうんで、人物描写とか掘り下げるべきところがあんまりないし、途中でカメラ捨てろ捨てないとかでもめはするんだけれど、「クローバーフィールド」の方が素人でも映像記録撮れて公開できる時代の批評が入ってたと思います。はるかに。
あと、クローバーフィールドは夜〜朝までだったんで、そんな気にならなかったけど、2泊3日くらいわーわーきゃーきゃーで、飯とかトイレとか寝るとかバッテリーとかお前らどうしてたんだぜ?な気持ち。荷物はビデオカメラ1つ持ってるだけだからバッテリーの替えもないし。ジェバンニ過ぎるだろうそのカメラ。
結構寝ました、後半。

バトルフィールド TOKYO [DVD]

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=それなりに面白かった編=
・「プラネット・テラー in グラインドハウス
こんなに怖くないゾンビ映画は初めて!というくらい怖くなかったですが、映画としては面白い。豪快企画なんだけれど、登場人物の絡ませ方とか細部の作りこみとかがきっちり行ってるんでフツーに見られるし。なにげにブルース・ウィリス出てた...
最初っからB級枠でカルト映画狙ってるのはちとあざといかなという気もしないでもないですが、まあオマージュオマージュ。やっぱり「作りたいと思って作れるのがカルト映画ではなくてカルト映画になってしまうのがカルト映画」だとは思いますけれどね。ものすごいスペクタクルなんて資金面でも技術面でも作れないけど、砂漠ロケだけはなんとかなりげな環境で誠心誠意宇宙SF映画作ったらああなってしまった...感もかなりある「不思議惑星キン・ザザ」とか。
ヒロインがブルネット+かっちり眉&唇でなんかディータに似てるなぁと思ってたら、マリリン・マンソンと婚約してたことがあるぽくて笑った。そんなにあのタイプが好きなのか...
予告編のみの「マチェーテ」見てみたいなぁ...なんつーかメキシカンな沈黙シリーズというかそういう方向でした。

=09/01/06追記=
その後「デス・プルーフ in グラインドハウス」も見たんですが、「プラネット・テラー」の方が面白さがわかりやすかったかなぁ....感が。あとでつらつら考えてじわじわ楽しむ系ですな。
なんかそこらへんから殺人鬼が襲ってきそうなフラグ感満載の上から目線なgdgd女子トーク(つってもちらちらっとピュアな面の描写もありますが)→季違いなので仕方ない時代遅れ気味なおさん登板→唐突に凄まじい暴力→またgdgd行き場のない(ry→おさん登板→だが今回の女子どもはカーアクション映画オタというおさんの現役時代には存在しなかった生き物で...という展開。gdgdと暴力の間に存在の呼び声を聞くのも一興かなとは思います。
70年代カーアクション映画とかって全然しらんのでなんですが、
関係ないけど、ガールズ・トークとか女子がどーたらとかやればやるほどモテからは遠のくなぁ...という思いを新たに。男の人の前じゃやらんとしても、ヤツらも馬鹿じゃないんで腹の中はたいてい透けて見えてるように思うです。