仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

18歳未満が使う携帯はデフォルトでフィルタリング(各社)&メール送受信できる相手を年齢で制限

報道発表資料 : 有害情報から子どもを守る!有害サイトアクセス制限サービス(フィルタリングサービス)の更なる普及促進に向けた取り組みの実施について | お知らせ | NTTドコモ

青少年における「有害サイトアクセス制限サービス」(以下フィルタリングサービス)の導入促進活動の強化

(1) 新規契約者に対する取組み
未成年者が利用する旨の申出があった場合は、親権者から不要の申告があった場合を除き、フィルタリングサービスを設定します。
(2) 既存契約者に対する取組み
フィルタリングサービスを利用していない18歳未満の既存契約者に対し、十分な周知を実施し、親権者から不要の申告があった場合を除き、フィルタリングサービスを設定するなどの対応を行います。
また、その他の既存契約者に対しても、申出に基づき、利用者が18歳未満であることが確認された場合は、不要の申告があった場合を除きフィルタリングサービスを設定します。
(3) 販売店などへの指導の徹底
(1)および(2)の取組みを確実に実施するよう、販売店などでの対応の徹底を図ります。

フィルタリング技術て、言論の自由ガ〜云々の文脈でアレな評価だった時代も微妙にあったと思うんですが、対子どもに関してはいれとかな社会的なコンセンサスが出来ましたよという。

で、モバゲ。
プレスリリース 株式会社ディー・エヌ・エー

□2007年12月20日〜
・18歳未満のミニメールを大幅に制限・・・ユーザの年齢前後2歳までの送受信のみに制限 ※13歳未満のユーザはミニメールの利用を禁止
・18歳未満の友達検索を大幅に制限・・・ユーザの年齢前後2歳までの友達検索のみに制限
・メールアドレス交換禁止の徹底・・・システム対応の強化

□2008年春まで
・サイトパトロールの大幅強化・・・監視体制を、約300人の体制に増員予定

援助交際やらペドやらが暴れにくいシステムにしたい模様。一番ヤバいのが悪い大人→子ども食い物図式犯罪多発ですから。つーても結局、年齢偽り登録防止をどれくらいやってるかですけど。
あと、メアド交換禁止なんだ...なんか聞いたような気もするけどあらためてびっくり。

先日(07/11/29)の八戸市のホテルで16歳女子高生を岩手の30歳男性が殺してついでに放火した事件の影響かなー。モバゲで知り合った、つー新聞報道もあったですが、ワイドショーとかどうなってたんだろう。日刊おとうさんのためのワイドショー講座見てる範囲では、イソターネットで心の闇方向の煽りにはなってなかったような。
そういうクリーシェがクリーシェすぎてアレな時代になってしまったのか、モバゲの広告出稿量など大人の事情がほにゃららしてたのか謎。テレビブログの11/29、30分のワイドショー見ても言及されてにぃ...

=07/12/13=
フィルタリングで「モバゲー」規制 株価急落でDeNA思わぬ「苦境」 (1/2) : J-CASTニュース
そのフィルタリングにモバゲが引っかかるということで、DeNA株価急落の模様。
普通は暴力とかエロとかでレーティングするもんだと思うのだけれど、不特定多数と接触できるサービスは全滅らしい。いくらなんでも大ざっぱすぎやしないかと思うけれど...
これ、キャリア各社が携帯SNS運営やってたら全然違う話になってたような悪寒がする。

=08/1/17追記=
ふとこの件を思い出したんだけど、
お子様:「友達とモバゲしたいから制限抜いて〜 ヘンなサイトとかいかないから!ヘンな人とか無視するから!約束するお!(じたばたじたばた)」
お母様:「ああもうしょうがないわねー。解除したげるからお手伝いもするのよ!(ぽち)」
てなことで、制限がなしくずしになる可能性ねえべか?
そうなったら出会い系サイト防御がなくなるわけで、逆によろしくない気がする。

=08/01/22追記=
モバゲーを運営するDeNAの時価総額は1500億円毀損、携帯フィルタリング導入政策の大きすぎる波紋 (1/1):MarkeZine(マーケジン)
モノスゴイとばっちりをくらった模様。パーフェクトにはできないとしても、頑張ってるのになぁ....
...........だけどこれ、キャリアが独自にフィルタリング基準運用するぽだから、モバゲOK設定にしたキャリアに人流れそうな気も若干してみた。SBとかポチと押せばモバゲトップに飛ぶ謎ボタンつけただけの「モバゲ対応端末」とかやりかねない部分あるしにゃー。
なんにせよ、ユーザーに自治丸投げ西海岸思想でひゃっほいかましてると、社会的に問題視され&いったん国が規制に乗り出したらこういうわっけわかんないことになるというところで、ねとさーびす周辺の皆様におかれましては持続可能なほにゃらら構築に向けて頑張ってくださいです。

=08/01/23追記=
携帯フィルタリング&出会い系業者の届け出制 :Heartlogic
ペアレンタルコントロール重要というお話。
しかし、親がリテラシーない場合もある、そのへんのあれこれにさほどナーバスではない下位文化出身だとか、子の「自由」尊重して云々というケースも出てくるわけで......
援助交際」が言葉として定着し、社会問題になったのが90年代前半。その時期に中高校だった世代が30代前半くらいになってるわけで、既に親になってるんですな。
個人的には買春した側の厳罰化とかも混ぜてほしいキモチ。

=08/01/30追記=
風向きが変わった模様。
Expired

 フィルタリングの方法は主に(1)携帯電話会社の公式サイトから、有害の恐れのあるサイトを排除し、残ったサイトの閲覧を許可する「ホワイトリスト」(2)一般サイトを含め、有害情報サイトだけ遮断する「ブラックリスト」──の2方式。

 ドコモとKDDI(au)は原則ホワイトリストを適用し、希望者にはブラックリスト方式を提供する方針だ。ソフトバンクと、PHSのウィルコムはブラックリスト方式を標準適用する。

 総務省が問題視しているのはホワイトリスト方式。一般サイトにまったくアクセスできなくなり、利用激減が予想されるため。携帯のネット利用を牽引(けんいん)してきた競売サイトやネット商店街、若者の利用が急拡大しているゲーム交流や携帯小説は、ほとんど一般サイトのため接続が規制されてしまう。

 携帯サイト関連市場は、平成14年の2986億円弱から18年には9285億円と、パソコン系サイトを上回る伸び率で成長してきた。しかしホワイトリスト方式が浸透すれば、成長鈍化は避けられない。総務省が29日開いた有害サイトに関する検討会では、ネット関連サービス大手、ミクシィの笠原健治社長や楽天の幹部が、厳しすぎる閲覧規制に反対する意見を述べた。

 総務省はこうした意見を考慮し、4月をメドにフィルタリングの在り方について検討会の中間報告をまとめ、原則としてブラックリスト方式を適用するよう促していく。

ほわほわ。ていうかSBは最初っからブラックリストで行くつもりだったつうのが、いろんな意味でさすがだ。
白黒問わず、ブロックするサイトのリスト作る企業がどんだけきっちり仕事するかどうかによって大きく左右されそげなんですが、はてさてどうなることやら。というか、企業がフィルタを作って、どういう基準でやってんだかわりとブラックボックスかもって、あんまりよろしいことではない気もしないでもないですが。
ブラックリストだと、出会い系排除は不可能ていうか安全性低いわけだし、ハンパなことをしちゃうとまたごちゃごちゃ面倒なことになりそでいやんですが。携帯は公式サイト文化あるんだから、ホワイトリスト方式で、サイト運営側がキャリアに申請→審査みたいな流れで、まともなところはちゃっちゃか通しちゃう方向でもいいと思うんですけどね。

=08/01/31追記=
フィルタリングで使えなくなったモバイルコンテンツの行方は?--総務省研究会から - CNET Japan
有料サービスに加入してたら、いきなりフィルタがかかっちゃって解約も出来なくなるリスクとか。うは。
あと、18歳を超えたら自動的に外れるんじゃなくて、利用者が証明書持って申請に行かないとあかんらしい。
で、ヤフーのパソコン向けフィルタリングサービス

ヤフーCOO(最高コンプライアンス責任者)兼法務部長の別所直哉氏は、自社で子ども向けに提供しているPCサービス「Yahoo!あんしんねっと」を紹介。アダルトなど子どもが見るのに適していないサイトにはアクセスできないようにフィルタをかけているほか、掲示板などのコンテンツはブロックするかどうかを保護者が決められる機能を持つ。利用料金は無料で、2008年1月時点での利用者数は約17万人だ。

 ヤフーではフィルタリング機能の精度検証を4半期に1度行っているといい、有害サイトをきちんと判断しているか、また有害でないサイトを誤って有害と判断していないかといったことを数値化して他社製品と比較している。「できれば、どういった検証をしているかという方法論を含めて公開していきたい。ベンチマークを共有し、ユーザーがデータを元にどれを使うかを選べるようにすることが大事。また、これにより適切な競争が起きるのではないか」(別所氏)

公開性大事ですな。