仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

「キングスマン ゴールデン・サークル」

眼鏡スーツ男子スキーには至高の傑作としかいいようがない『キングスマン』の2作目。

一作目は、文芸系作品俳優コリン・ファースが50代になって初のアクション、しかも超無双キメるという意味でも色々凄すぎたわけですが。

 

 

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・エグジーに彼女がいて、誰??と思ってたら、前作の最後でどさくさに紛れてエグジー喰ったスウェーデンの王女様か!! あんな出会いからステディになって、エグジーの友達の誕生日飲み(団地で開催)にも雑というかフリーダムなケーキ作って持ってくるとか王女様スゴイ…

 キングスマンは007へのアンチテーゼ的なくすぐりをちょいちょい入れてくるとこあるけど、スパイ物で前作でいちゃこらした相手がまた出るって見た覚えないし、ほんとびっくりした。

・マーリンかわいいよマーリン。あんだけ切れ者なのにカントリー・ミュージック大好きでドジっ子とか属性盛りすぎ。
エルトン・ジョン無双。重要な役で出演って触れ込みでも、ああいう人が映画出るっつうたら、基本カメオ出演なわけだし、代表曲ちょっとやって、深そうなセリフ言ってエグジー元気づけるとかじゃないですか普通。なにやってるんすか!!!

・ステイツマン金持ちすぎィ! なんだそのデカいビル…

・アメリカ名物投げ縄&鞭の無双っぷりしゅごい…

ハル・ベリーが「ジンジャーエール」という役名で出てるけど、そいや『ソードフィッシュ』の役名がジンジャーだったよね的な。『ソードフィッシュ』とか『007 ダイ・アナザー・デイ』とかの頃は尖ったねーちゃん的なキャラが魅力的だったけど、ジンジャーエールは素直な感じで若い頃より可愛い、と思って家帰って過去の出演作調べたら、今51歳でえええええええ…ってなった。アラフォーくらいかと思ってたよ…

ジュリアン・ムーアが麻薬組織のサイコパスなボス(ポピー)を怪演してるんだけど、それよりもアメリカ大統領がもっと酷いサイコパスな件。ポピーは自分の要求を政府が飲むだろうと踏んで、斜め上な計画発動させるんだけど、大統領の方が自分よりサイコパスとは読めてなかったよね…

 もしトランプが同じような脅迫受けたら、Twitterでイキりつつ同じ行動とりそうすぎて。アメリカの人ら、このへんどう見てるんだろう。

コリン・ファースは『英国王のスピーチ』に続き非リアキャラ演技嵌まるよなぁ…と思ったけど、こないだ見た『裏切りのサーカス』は、同じイギリスのスパイでも、ちやほやされて育ったくさい危なっかしいリア充が鬼ほど上手かったのだった。危ない危ない。

 というか、『裏切りのサーカス』では、コリン・ファースリア充エージェント、キングスマンでマーリン演じてるマーク・ストロングが同僚、そんでリア充エージェントとはパブリック・スクール時代からの友達で、ちょっと(というかだいぶ)青年時代の片思い引きずってる設定で、なんかちょっと混乱。

 そもそもコリン・ファースは『裏切りのサーカス』がモデルにしてるイギリスの二重スパイの一人、ガイ・バージェスの少年時代みたいな話の『アナザー・カントリー』にも出てるし(ガイ・バージェスがモデルになってる役ではなくて、その友達の共産主義者[確かスペイン内戦で死んじゃうその後とか〆で提示されてた気がする])、なんかコリン・ファースマーク・ストロングとイギリス諜報機関の世界線が絡まり合ってわけわかんなくなってきた。

 

序盤でイギリス離れたせいもあり、眼鏡スーツ分は前作より減少した気もするし、安定なのは安定だけど、前作凌駕しているかと言われると、うーん…というところですが、マーリンのかわゆさとエルトン・ジョン無双でもってかれました。

個人的にはロキシー大好きなんで、次作では復活して欲しい。あとガゼルのスピンアウトとかなんとかならんのか…って、要するに敵のボス(+大統領)の黒さは前作凌駕してるんだけど、物理的に敵になる相手が小物なのが今回の不満点かなぁ…