「陰陽師」を見た
普段ドラマ見ないので、今年四月に放映されたNHK「64」以来ですが、どんなもんでしょうと。
・原作(小説/漫画)とは晴明と博雅の関係性が結構違う(今回のドラマは晴明の方がだいぶ年上感あるし)けど、まぁこれはこれで…
・脚本はそんなに悪くはない。
・キャストは男性陣は良い感じ。竹林での堂本光一の殺陣は良かった。あと、蘆屋道満の手下的な役をやってた和田聰宏も良かった。
ヒロインは全力で頑張ってたとは思う。顔立ちがそもそも現代的なカワイイ過ぎてアウェー感は否めなかったけど、それは彼女の責任じゃなくてキャスティングしたヤツがアレなわけで…。
んが…
・この世のものとは思えないダサCG(そもそもCGなのかアレ…?)に、クロマティ高校の「それはギャグで言っているのか!?」とデスノートの「何が何だかわからない」が同時に頭グルグルし始める。黄色のぺやーっとしたくっきり五芒星がべやーっと飛んで行く冒頭のシーンで、もうテレビ消そうとかなり思った。あと、怨霊が消える場面の消え方とか(白眼)。しかも市川染五郎が五芒星飛ばす係で消える怨霊係が池畑慎之介。意味がわからない。
・画面が明るくぱっきりしすぎて、現代物でも違和感のあるレベル。うちのテレビ、映画なら見てて違和感まったくないし、「64」のときは気にならなかったんだけど、なんやこれ。しかも、民放なんでCM入るじゃないですか。CMは全然不自然ではないんで、本編始まるとめっちゃ違和感。色調がおかしいのかなんなのか、とにかくぺったりして見える。絵に奥行きがない。ついでにデスノート最終回チラ見したけど、そっちは特におかしくなかった。なんなんだこれ…
・民放ドラマだからしゃーないけど、町並みとか通行人が綺麗すぎて絵面がまたしんどいことに。奥州市の「えさし藤原の郷」で撮ったらしいんで汚すわけにもいかなかったんだろうけど。それこそ後から加工とかでなんとかなんないの…?
そして、キャスト調べようと思ったら「最新のコンピューターグラフィックス技術を用いて実写化」て書いてあって、マジで腰が抜けた。狂ってる。
=2015/9/14追記=
サークルで映像制作やってた子とたまたまその話になり…
・加工で明るくしている絵のような印象がたしかにあった
・連続したカットを別日に撮って、明るさを揃えるために明るい方向に揃えたんじゃないか。暗い方向に揃えると役者の表情がわかりにくくなる。
とか言ってました。にゃるほろといえばにゃるほろなんだけど、これでいいのか…