仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

よく考えるとよくわからない「マス・コミュニケーション理論の評価」

伝統的なマス・コミュニケーション理論て行動主義的でいかんでしょ批判とかS→R図式とかいくらなんでも受け手側が単純すぎていかんでしょ批判(北田暁大『広告の誕生』序章とか。)は稀に良く見るのですが(カルスタ以降)、ラザースフェルドの「二段階流れ仮説」とか受け手の理論化もやってたはずではあり、どうしてそうなったんだろう。

 

学部のときさらっと眼を通したくらいなんで、元を読み返してみないとわからんか…

 

広告の誕生―近代メディア文化の歴史社会学 (岩波現代文庫)

広告の誕生―近代メディア文化の歴史社会学 (岩波現代文庫)

 

 

ピープルズ・チョイス―アメリカ人と大統領選挙

ピープルズ・チョイス―アメリカ人と大統領選挙

  • 作者: ポール・F.ラザースフェルド,ヘーゼルゴーデット,バーナードベレルソン,有吉広介
  • 出版社/メーカー: 芦書房
  • 発売日: 1987/06
  • メディア: 単行本
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参考:コミュニケーション『二段階流れ』仮説の再考察 : その理論的展開と限界

岡沢 薫 哲學 70, 115-143, 1979-10

 

マスコミが世論を決める―大統領選挙とメディアの議題設定機能 (Keiso communication)

マスコミが世論を決める―大統領選挙とメディアの議題設定機能 (Keiso communication)

  • 作者: デービッド・H.ウィーバー,マックスウェル・E.マコームズ,ドリス・A.グレーバー,カイム・H.エーヤル,竹下俊郎
  • 出版社/メーカー: 勁草書房
  • 発売日: 1988/11
  • メディア: 単行本
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 ※邦訳タイトルが直球で直接効果的でアレすぎるけど、元のタイトルはMEDIA AGENDA SETTING IN A PRESIDENTIAL ELECTIONなんで…て思って、目次開いたら、「あっ…(察し)」てなった。「政治的学習」ってタームあたり……

 

以下、目次写経。

I 議題設定研究の概要

第一章 メディアによる現実の見取り図

 メディアが伝える現実のイメージ

 結果と副産物

 マス・コミュニケーションからの学習

 一九七六年大統領選挙

第二章 調査のデザイン──折衷的方法──

 新しいデザインの採用

 調査の手続き

 インタビュー方法に対する評価

 ラポールと調査の繰り返しによる影響

 統計学的考察

第三章 政治的学習と議題設定

 学習のレベル

 なぜ憶えているのか、なぜ忘れたのか

 争点学習とイメージ学習の比較

 年齢、性別、教育、ライフスタイルのインパク

 事前知識、関心、メディア接触の効果

 メッセージ内容のインパク

 要約

第四章 議題設定における新聞とテレビの異なる役割

 相対立する研究知見

 インパクトの差異の説明

 受け手変数の議題設定へのインパク

 要約

II 関心型・争点型・イメージ型議題設定

第五章 マス・コミュニケーションとキャンペーンへの関心

 関心とメディア利用の周期

 政治関心のマス・メディア利用に対する効果

 関係をさらにテストする

 要約

第六章 マス・コミュニケーションと予備選挙の争点

 キャンペーンの状況

 メディアの強調争点

 有権者の争点に対する関心度

 メディアの強調争点と有権者の争点に対する関心度

 要約

第七章 マス・コミュニケーションと夏期キャンペーンの争点

 夏期キャンペーンの状況

 メディアの強調争点

 有権者の争点に対する関心度

 メディアの強調争点と有権者の争点に対する関心度

 要約

第八章 マス・コミュニケーションと秋期キャンペーンの争点

 秋期キャンペーンの状況

 メディアの強調争点

 有権者の争点に対する関心度

 メディアの強調争点と有権者の争点に対する関心度

 要約と結論:一年間を通してのパターン

第九章 キャンペーンを通してのイメージ

 イメージの発生源

 争点 対 イメージ

 現代政治におけるイメージ

 一九七六年キャンペーンにおける有権者の候補者イメージ

 『シカゴ・トリビューン』における候補者イメージ

 『トリビューン』のイメージと有権者のイメージ

 要約

第十章 争点、イメージ、関心──選挙年をふりかえって──

 争点議題のパターン

 イメージ議題のパターン

 関心のパターン

 結論