仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

「ホーンテッド・フライト」

ホーンテッド・フライト [DVD]

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またしてもツレがツタヤディスカスで拾ってきたブツ。
B級感漂う「実際の絵じゃないジャケット」そして「アルバトロス」の名…

航空機サスペンス+お化けたんが出るのかなー、アホで面白いのかな…とわくてかしながら見はじめたのですが、地雷でした。あらゆる意味において。脚本全壊にしてもほどがある。
これはもうほんとにまったく全然おススメできる余地がにぃ…
 
・がらんとした飛行機の客席で一人隅っこで背を向けているおねーさん。たまたま来合わせたキャビンアテンダントが大丈夫ですか?なにかほしいものあるですか?と声かけると、振り返った顔がちまみれで「魂がほしいー!」で、ぎゃー!
・死ぬほど長いタイトルロール。プロデューサー何人いるんだ
・お化けが出る!という飛行機1機でアリゾナとNYを結ぶよくわからん弱小航空会社ちゅ舞台説明が長々。機長は女性。ちなみに「超常現象がよく見られる飛行機」という設定はまったく生かされていません。
・赤字でヤバいんだけど、今日はたまたま残席を金持ちが買いきってくれてらっきー!という話
・超常現象ジャーナリスト的な人らも乗客として乗り込んでくる
・よくわかんない人物描写がだらだら続く。なんかヘンなものをヘンな手段で積荷に紛れ込ませたっぽいんだけど…地上作業員そっくりに化けて?を作業員殺してすり替わるというヨクワカラナイ展開
・離陸前にトイレで性交きめるアテンダントとセレブ俳優。お前らフラグ立てるの早すぎるだろうJK(当然乗客では最初に襲われます…)。
・で、結局離陸したのかしてないのかよくわかんなくなってきた…客入れてから40分くらい経ってないかコレ?と思ってたら、いくらなんでも正気とは思えないレベルのCG一コマを挟んで離陸したことに。あのショットはパワポのアニメ機能だったんじゃあるまいか…
・ツレが「飛行機の中なのになんでフツーのドアがあんの?」とうるさい。たしかに操縦席行くとこもほんとに普通のドアだ…
・なんかしらんが冒頭のシーンがリピート。そしてもう一人も犠牲に。もう3人死んでるけどまだ誰も把握してない…!
・とかいってると、なぜか全然脈絡がわからない回想モードに。
・アリゾナのグラスファイバー製造かなんかやってる(肝心なことはわけわからんのに、どうでもいいところで設定細かいねん…)友達二人が、家に伝わるよくわからん地図をもとに砂漠からヘンな箱を掘り出して、よくわからん金持ち(オカルトを科学したい研究者)がおつきを連れて買いに来る。失われたものすごい宝だから!ということで、ふっかけたつもりが斜め上の巨額で交渉成立。
・箱は倉庫にあるんで、明日の朝引き渡すです!ということに
・夜。延々倉庫の警備員をよくわからん集団が一人ずつ異なる手段で殺す場面が描写される。よくわからん集団は、顔に迷彩黒塗ってるのに半袖で腕むき出しだったりするけどまあなんとか殺しきって、箱に手をかける…と、手についてた血が落ちて箱がぱかー!
・髑髏の顔に薄いひらひらマント着た、いわゆる死神のイメージ的なものが沸いて襲撃チーム死亡
・翌朝やってきて、ゾンビ化した襲撃チームを退治する研究者チーム+発見者…研究者はとにかくこの箱NYもってくからつーことで発見者の一人もついてくことに。
・ようやく話が機内へいったん戻る。
・残席買い切った金持ち=研究者、そのおつきの一人が掘り出した人とこのへんでようやく把握(最初の登場人物紹介で誰がなんだかよくわかんなかったのヨ)
・研究者と発見者の会話からまた回想。
・箱が埋められたおどろおどろしい経緯の説明。ソレを知ってるはずの人間は誰も生き残ってないのになんでアンタそれ知ってんの的な問題はとにかく、箱は要するに悪魔を封じ込めたもので、それを狙ってる悪の組織とかもあるっぽい。倉庫を襲撃したのは、金払うのをけちった研究者チームではなくてそいつらっぽいんですが… 飛行機の地上作業員襲ったのもそいつらってことでいいの?ヨクワカラナイ…
・箱が開かれると人類滅亡!なイメージ映像として出てくる反キリスト的な位置づけのルシファーが白塗りの小太りなおっさん。というかブードゥーなのかキリスト教なのかなんなんだ。
・超常現象ジャーナリストがようやくキャビンアテンダント惨殺されてることに気付いて機長に知らせにくる。ぎゃー!
・箱をなんとかしなくちゃ…ということになるんだけど、なぜかここで研究者のおつきの人が反乱(なんかよくわかんない経緯で銃を持ち込んでた)。研究者チームの助手?を殺しまくり、研究者に銃をつきつけるも、研究者は謎のボタンを押し、「俺の心臓が止まったら、機内にしかけた爆弾爆発して箱もみんなも木っ端みじんだし!」的なことを言い出す。いや、会話の中で9.11以後、持込チェックがうるさいとかいう話も出てるんですが、箱はとにかく銃とか爆弾とかサー…アリゾナの空港なめられすぎ。
・ダメだこりゃ…と、おつきの人は荷物室へ。箱を起動してなんか始める…
・機長、研究者、発見者でどうにか止めに。でもなんかまあ、うまいこといかんのですよ。
・「残弾もロクにないしもうあかんわ…研究しよ思うたのが間違いやった!」と研究者自殺!
・女性機長が操縦席に戻って着陸しますよーと乗客にアナウンス。
・なぜか女性機長と発見者がデキたらしく数週間後なのか事件落ち着いた後っぽい感じの自室のいちゃこらで終わり。
 
…いやちょっと待て。
「研究者な人の心臓が停まったら、爆弾が起爆して飛行機ごと木っ端みじん」じゃないの!? そういう設定だったよね!?
箱はどうなったのか、どこに着陸してどういうことになったのかとか、ほんとにすっ飛ばして着陸宣言>二人がいちゃこらで終了って…なにコレ…
ぶっちゃけ筋道が終えなくてうとうとしてたような気もするんで、なにか根本的なことを見落としたのかなー…とも思うのですが、おつきの人が反乱しはじめたへんからはちゃんと見てたはずなんです。いったい何が起きたのかほんとにわけがわからない…! なんなのこれ!?
ツレは開始早々爆睡してたんで、確かめようがありませぬ。
そもそも飛行機が超常現象よく起きる〜って話はどうでもよくなってたし、この飛行機に住んでるおばけたんと人間が頑張って悪魔を倒す!みたいな話だったらよかったのニー。