仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

『シルミドの呪い』

(09/0924まで)
弱小制作会社っぽい若者の3人が流れでシルミドに取材で上陸、大変なことがあった島なんであっちゅうまにアッー!という作品。1時間10分てこれテレビの2時間ドラマなのかCATV用映画なんですかね。
で、脚本がもう学生のサークルでもないわーっていうレベルでダメ。説明せんでええとこ延々説明して、説明せにゃあいけんとこすっ飛ばし型。役者もなんていうか...地味だし...と、いろんな意味でぐったりなんですが、みょーにカメラだけが怖かったデス。

シルミドの廃屋の場面なんですが、光にムラがかなりある環境で廃屋をびくびく探検とかしてると、カメラが妙な方向に泳ぐんですね。で、そっちになんかあるかっつーと特にない。ぱちくりとしてると役者が動いてカメラがそっちに行って、またへんな方にそれてちょっと止まってる。無駄ちゃー無駄なんですけど、なんかその...怖いお...
あと、カメラの人称が登場人物視点なのか/登場人物寄り神視点なのか/おばけちゃん視点なのか、いい意味でわかりにくい。登場人物視点でドキドキ感出したりとか、物陰から登場人物を撮っておばけちゃんが狙ってる風に演出するとかホラー/サスペンスではよくありますが、「それる」ことでそのお約束じゃ分類できない視点になってる感じ。

自分がかなり怖がりなんで感想には個人差がありすぎなんですが、脚本がこんだけダメでそれでもそれなりに怖かったっていうのは、スタッフの中で撮影監督的な人が突出して上手かったのか、韓国の「ホラーはこういう風に撮るもんだべさ」てお約束が異常に洗練されてて、プロットが至らなくてもフツーにやってるとフツーにこんなん出来上がってくるのかしら。

なんにせよああいうカメラワークで「山の測量」とか映画化されたら見てる最中に心臓やられて頓死しかねないので、韓国で映画化しちゃらめえ!!

=完バレなレビュー=
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どうやら国内でもDVD売ってるらしい...この方はペイパービューでご覧になったということですが、これ、有料で見るもんではないと思う...
結局誰が憑依してたの?問題は、上官を殺して青瓦台を目ざした訓練兵説を取りたいです。憑依された状態でソウルに向かう1カットでもあれば確定ですが、島へ行くまでが無意味にクソ長いのに、そういう説明がないとうのがある意味凄すぎる。
でもそれでもオッサンの行動が説明できないのよね〜...