仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

フォロワーシップ関連文献および、みんなで読み読みくぽ!かもしれないbooknest

野島本でコミュニティのリーダーの類型を整理してあって、非常に興味深かったのだけど、リーダーに引っ張られる「初心者」の側もなんつーか色々あるよね〜...でもフォロワーってあんま調査の対象になったことがねえからにゃーとか思っていたら、フォロワーがらみの話をなんか拾った。

「真のリーダーを育む「フォロワーシップ」とは」@プレジデントロイター
いつまでweb上にあるかよーわからんですが、一橋大学大学院商学研究科教授 守島基博の「プレジデント」2008年12.29号掲載記事をもってきたもんぽい。

私が本当に感心するのは、オバマ氏のリーダーシップや、コミュニケーション能力にではない。正直に言えば、オバマ氏ぐらいの人材は、米国には何人もいると考えるからである。私がすごいと思うのは、まだほとんど何も実績を残していない人材を、自分たちの未来を託すリーダーとして選ぶアメリカの国民に対してである。私は、そこにアメリカという国の人々が時に見せる「フォロワーシップ」の神髄を見た気がした。

私の個人的な経験からしても、アメリカ人というのは、リーダーシップをやたらと強調する半面、自分がフォロワーになるべきだと判断すると、きちんとフォロワーシップを発揮するのである。言われてみれば当然だが、優れたリーダーの裏には必ず、優れたフォロワーがいるはずだ。そして、フォロワーがリーダーについていくとは、ハーメルンの笛吹きのように踊らされてついていくだけではない。リーダーのビジョンを達成するために、自律的に判断し行動する。リーダー候補を本当のリーダーにするためにフォロワーとなり行動する、と言ってもよい。そうした行動がフォロワーシップなのである。こうした意味での健全なフォロワーシップを、必要なときに組織の構成員が発揮できる組織は強い組織だと言わねばならないだろう。

実は、経営学でもリーダーシップに対する関心に比較して、フォロワーシップに関する研究は案外少ない。米国でもあまり多くの研究がないのだから、日本ではさらにほとんど関心が集まってこなかった。ほぼ唯一の例外は、リーダーシップ研究の第一人者、金井壽宏氏が『リーダーシップ入門』のなかで言及しているぐらいだろう。金井氏は、リーダーシップを、リーダーとフォロワーの間にある現象だととらえ、リーダーの行動や資質だけに依存する考え方を超越するが、そのなかで効果的なリーダーシップが生起するため、フォロワーが能動的に行動することが重要だと指摘している。

うにゅうにゅ、それぞれの個人の資質ちゅー絶対値で決まるんじゃなくて、集団内での相対的な立ち位置で決まるような気がするですよ。
特に、自己消費的なオンラインコミュニチーだと、学歴性別年齢経験が響かないこともないけど、たとえば企業みたいな組織と比べると驚きの関係のなさ。

では、よいフォロワーとはどういう人なのだろうか。ウォレン・ベニス、バーバラ・ケラーマンなどの米国のフォロワーシップ研究者の議論をまとめてみると、大きく分けてフォロワーに求められる要件(つまり、フォロワーシップ)とは3つの能力で成り立っているように思う。
1つ目は、リーダーが語っているビジョンの正しさと実現可能性を評価する能力である。言い換えれば、自分がついていくべきリーダーを選択する能力である。これを通じてリーダーの言っていることや、やっていることにどれだけ信頼がおけるかを判断し、コミットする対象を決める。そのためには、前回このコラムで書いた人材観察力がフォロワー(例えば、部下)からリーダー(例えば、上司)への関係でも必要だ。ついていくに足るリーダーを見極め、選択することからフォロワーシップは始まる。
2つ目が、選んだ対象へ意図的に努力を集中する能力である。コミットする力と言ってもよい。コミットとは、積極的な努力によって生まれる結果であり、自然にできあがるわけではない。特にリーダーが語るビジョンへのコミットは、それ自体がまだ実現していないという意味で、疑おうと思えばいつでも疑えるので、迷いを乗り越えて、ビジョンの実現のためにエネルギーを注ぐ能動性が必要だ。組織変革や国造りのような大きなビジョンの実現は、一人ひとりのフォロワーが意図的に努力を注入して初めて可能になる。
『頼れるフォロワー、困ったフォロワー』というタイトルの近著で、ハーバード大学のバーバラ・ケラーマンは組織が大きく複雑になり、リーダーが一人ひとりに語りかけられない状況になればなるほど、組織として、フォロワーのビジョンへのコミットを強化することが重要だと強調する。また、先に述べた金井氏のフォロワーの能動性も同様だろう。
そして、第3が、常に批判的にリーダーを評価し続ける能力である。これはコミットする能力とやや相反するように思われるが、ある意味ではコミットしつつ、同時にそのコミットの正当性をいつも疑う冷静さだと言ってもよい。フォロワーシップについて多くの観察をしているウォレン・ベニスは、組織が暴走しないために、フォロワーがついていくなかで冷静さを保ち、疑問や不満、リーダーの間違いなどをリーダーに対して伝えていくことがフォロワーシップの根幹だと述べている。能動的なフォロワーと、盲目的なフォロワーを分ける要素かもしれない。
したがって、この3つの能力を兼ね備えたフォロワーは、組織変革や、難しい戦略目標達成のためには欠かせない人材なのである。

あやや、翻訳あるっぽいのに、アマゾンでも楽天でも出てこんわい。
とりあえずヒットしたのは
頼れるフォロワー、困ったフォロワー―「献身度」から分析する―

フォロワーの存在なくして、リーダーは存在しえない。リーダーシップに関する研究や文献は山ほどあるが、フォロワーシップに関するそれは数えるほどしかない。フォロワーの理解なくして、効果的なリーダーシップなど望むべくもない。筆者は、過去の数少ないフォロワー研究の結果を再検証したうえで、リーダーへの「献身度」という、独自の評価軸によって、フォロワーを「孤立者」「傍観者」「参加者」「活動家」「硬骨漢」に類型化した。フォロワーを能力やパフォーマンスで分類する前に、まずその行動特性について分析してみるべきだろう。その結果を踏まえて、能力開発、業績改善の手立てを考えるのだ。

とりあえずこれ読んどければかなり関連文献捕捉できそう...ってそれにしてもなんなんだこの本?14ページしかないとか意味わからんし...そもそも取次通してないのかなーって、なんかあった!
ブックネストとは|ビジネス書店 booknest

ダイヤモンドハーバードビジネスレビューを記事単位で取り揃え、アイティメディアなどWebでしか提供されていないコンテンツを初の書籍化、また、技術者のご要望にお応えし、マイクロソフトMSDNマガジンの復刊など、注目のコンテンツを幅広く取り揃えています。
コンテンツを軸にあなたの仕事力、ビジネス力向上をサポートします。

使える本を見つける
バージョン:β(ベータ版) ■2008年11月26日リリース
カテゴリー、タイトル、本文、著者からの検索はもちろん、キーワード候補を表示、検索履歴、関連コンテンツからも探せます。入門的か専門的か、実践的か理論的かなどでソートできます。本文に出現するキーワードの回数をクラウド表示。20ページまでの本文イメージも見ることができます。

経験を記録する
バージョン:1.0  □2009年リリース予定
購入した本はサイトでも読めるようになります。
役に立ったページに付箋を貼り、コメントがつけられるようになります。

経験を共有する
バージョン:2.0  □2009年リリース予定
他の読者はどこを重要だと思ったのか?どのような経験をしたのかを共有にできるようになります。

ちょwwwバージョン2.0が便利すぎるwww
んで、別ページ見たらば、死蔵コンテンツも引き受けますよと。ほわほわ。