仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

『スウィーニー・トッド』

ジョニデ+バートンコンビといえば、『シザーハンズ』『スリーピー・ホロウ』なわけで(チョコレート工場は個人的には黒歴史…)、さくりと行って参りました。
元はブロードウェイ・ミュージカルだそうで、ジョニデ以下がんがん歌いまくりデス。てか、ジョニデ歌も巧いなー。もともと音楽やってたような気はしますが。
特に、主人公と判事の二重唱(pretty womanがどーたらと、萌えるなにげない日常のしぐさを列挙しながら歌ってく感じの曲)のお歌は良かった。
公式サイトにはあがってないですが。

お話としてはディケンズぽい(19世紀イギリス?で、岡惚れした相手の旦那をさっくり終身刑で流刑地送りにする判事とか、富めるものへのルサンチマン描写とか)と思ってたのですが、ディケンズは直接は関係なさげではあります。

色調が色味落としまくった青みがかった感じで、ほぼずーっと行くので(というか、パイ屋の女主人のドリーム場面以外)、『スリーピー・ホロウ』の画面が好きなヒトには丁度よろしいのかも。
色味を落とした画面+生々しい血の赤でいくんかなーと思ってたですが、タイトル部分の血の描写はねっとりくっきり赤なんですが、映画中ではそうでもないというかむしろ水っぽい感じで、肉の重みが感じられない方向……なのかな。役者は迫真なんですが。
「リアリティ」とどういう距離を出そうとしてるのか、ちと不思議な感じもしますが、色彩の感受性は個体差が大きいので、たまたま私にヘンな風に見えただけなのかも。