仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

not メタバース、but 3Dインターネット@スプリュームぶろがミーティング。

※以下の記述は、技術とか世間とかが色々わかってなさすぎなめも吉のてきとーなメモによるものです。例によって例のごとく勘違いしまくりかもしれないので、そのへんてきとーにいなしてご覧ください。自分のその場の感想としてはタイトルの通り.....

404 Not Found
に行ってきました。参加者一覧とかはコチラ。
「仮想空間とブログ」ブロガーミーティングにご参加いただき、ありがとうございました。 | アジャイルメディア・ネットワーク
=基本情報=
[splume] スプリューム :: TOP 引っ越しました(公式サイト)
splume navi - 国産メタバース【splume】(スプリューム)を楽しもう(ユーザーの解説サイト)

=他の方のエントリ。=
POLAR BEAR BLOG: 仮想世界、「仮想」か「世界」か
F's Garage @fshin2000 :セカンドライフの魅力がたかがチャットだったら、ちょっと大げさすぎないか?
「仮想空間とブログ」by AMN : チミンモラスイ?
AMNブロガーミーティング「仮想空間とブログ」 - コミュニケーションのカタチが変わるということ 2nd
H-Yamaguchi.net: ブログにSplumeの仮想空間を貼り付けてみる

で、まず梶塚社長からスプリュームの沿革&ビジョンなどのご説明。
もともとCG制作会社にいらしたそうで、お話の印象としては技術寄りの方なのかなーと。BtoCサービス寄りの方ではたぶんないし、ギャリ公タイプでもないということです。
※と思ってたら、お土産資料見たら95年に3DOでゲーム制作されてたり色々。かなり大誤解してたのかも。

2000年:VRMLをベースにサーバーを越えてシームレスにつなぐことができる仮想空間Connectable Reality(CR)を構想
2005年:(株)スプリューム設立
2007年:オープンβ開始、IEプラグイン版公開(で、R25とかフジテレビと連携したほにゃららを制作)
※リリース(スプリュームの仮想セカイ、フジテレビの「HOT FANTASY ODAIBA」サイトに)、ほにゃらら(HOT FANTASY ODAIBA 2008-2009)。IEで開いて左上の3D MAPちゅーところをクリックすると、別窓でいけます。プラグインのインストール必要)
2008年3月:3Dソーシャルメディアサービスをリリース予定。

類似サービスはあれこれ出てるんですが、特徴として上げられたのは

・「オープンエンド」な仮想世界
ぶたまげたのが、ジオシティーズでもVMRL記述ファイルを置いておけばMY空間作れます。それなりの権限持てる鯖じゃないと無理だろと勝手に思ってた。
つうか、ユーザーさんでスプリュームにはまって色々な空間作られている方の作品も見せていただいたのですが、トクトクとインターQ使ってて、会場の一部がざわざわでした。なにもかも懐かしい……

・空間リンク
サーバーを越えてシームレスにつながる
実際に、デモでつながってる空間をいったりきたりされてた(びみょーなテクスチャの切れ目っぽいところを越えると、ブラウザのURL表示が切り替わる)のですが、ということはまあ、無限につなげられると。
つなぐのは、VRMLファイルに記述すればいいぽい。あ、でも「シームレスにファイル間を移動できる」のは当たり前だけどブラウザ版で見たときだけで(プラグイン版じゃどう考えても無理)、この部分の特許はスプリュームが持っているそうです。

んでフジテレビサイトにプラグイン版でほにゅほにゅと遊びに行ってみたり、技術的な概要のさわりなんぞを聞かせていただいたり。
実際にVRMLファイル(見た感じjavascriptスタイルシートの中間くらい? ところどころ意味が拾えるかもしんない気がする中学生レベル英単語+よくわからん括弧と記号みたいな。参考:情報処理 I − 第13回:Python の条件分岐と繰り返し)を開き、imgファイルへのリンクを張り替えて、前後左右に画像張った四角い空間を作ってジオにあぷして見に行ってみたり。
………て、会場の写真をちゃんとつながるように加工した画像を用意していただいていて、後から考えると、リアル環境と相当似てる空間がモニタの中にあって〜みたいな流れになっていたんじゃないかと思うのですが、画像フォルダの中にたいやきの画像をめっけてしまい、たいやき四面張りしてもいいですか!?とかアホをやってしまいましたです。だってたいやき美味しそう過ぎたんだもん(のの字)

で、皆様の突っ込みタイム。
自分としては、社会がいったん危険視したら常識ふっとばしたやり方で規制かけにくるという事例が最近アレすぎて(古くはダイヤルQ2、直近で携帯フィルタリング)、持続可能なねとわくサービスを構想する方はもはや初期仕様にそのへんの対策をがっつり組み込んでおかないと、人集まって話題になったところでわけわかんない枷はめらる危険性高杉ですがなというところが気になっていたので、著作権とか有害情報とかの管理はどーすんのかと伺ってみましたです。

VRMLファイルを作成して公開されるのは止めようがない(オープン仕様だしにゃ…)

・アバターの制御はスプリュームのサーバーが一元管理しているし、ブラウザ側にフィルタを仕込む、ペアレンタルコントロール作るのは可能

とのことでした。
てか、要するにこれってブラウザでページを見に行ってるようなもんなわけで、同じページを同時に2人が見ても互いにわからないわけですから、ジオシティーズとかに置かれている空間内でほにょほにょしてる時の位置情報とか発言とかはスプリューム鯖が拾って近くにいる人とかに送ってあげないといかんですの。
将来的にはそのへんもP2Pにできるかもほにゃららとかおっしゃってたかもしれませんが、メモの字が汚すぎてよくわかりません。

で、他の方の質問なんぞ。口調は気にしないでください……メモのままです。B:ブロガ、S:スプリュームということで。※はめも子の心の声です。
B. CR内オブジェクトの制御の幅は? SLみたいに色々挙動をプログラミングできる?
S. javascriptとの親和性が高いので、それで出来る範囲なら。
※そんな複雑なことはできないかも…?
B. 携帯用ブラウザの予定はどうですか?
S. 検討中だけどまだ技術的に色々あるぽい。
※なんか携帯で出来るようになると、AR方向にCR体験をリアルに重ねられていいかもみたいな話になる。モギィ(404 - File Not Found)みたいなイメージですかいのー?
このへんで、梶塚社長が仮想世界はもっと分化&特化していくんじゃないかとおっしゃってたような。リアルから離れた独自の「世界観」を持つ自律的な空間(美麗3DCGごりごりファンタジーみたいな)とか、ちょい3D、ちょいアバターとか。
SNSのちょとおまけ機能で3Dアバターチャットもついてるくらいの間合いもアリなのかも。
スプリュームの場合、写真をはっつけて2.5Dくらいにやるのが速攻できそう&リネ2へんから後の旗艦級タイトルのグラと比べるのはちょとアレなので、「リアル」世界観との親和性が高いのかなという気もします。
B. ビジネスモデルは?
S. とりあえず広告であるとか、イベントサイトのソリューションとか。アバターアイテム課金はまだまだ。
※というか、アイテム課金は……相当没入感高いコンテンツ作り込まないと、金落としてもらえないわけだし、それはスプリュームが目指すものなのかどうかよくわからない。
B. 1995年くらいの「ホームページブーム」(notブログブーム)のノリを感じる。シルバニアファミリーみたいなおうちカスタマイズ要素大盛りで部屋同士リンクさせちゃうとかー!
※このへんからメモがさらに胡乱に……もっといいことおっしゃってたんですけど、どうまとめていいのかわけわかんねなのです。すみませんすみません。
S. リンクシステムは特許持ってるです。そういうのをやろうと、オープンβ版でとりあえず四角い箱の内側に画像張ったオウチ……とは違うけどMY空間をちゃらっと作れるようにしてあったりする。
B. ユーザー数推移はどうですかいの。
S. あまり増えてない。07年はわりとBtoB方向向きでやってた。
B. (このへんでいい加減頭が沸騰してきて、メモ見直してて質問の方をメモしそびれ……相当重要なことをおっしゃってたのニー)
S. プラットフォーム志向とサービス志向の間で揺れてる部分があったり。
B. よくわかんないんだけど、「リンク」されてても、ページの切り替えに縛られてたウェブをシームレスにつないでいくのはすごい。3Dスライドショーというか、「見て行く楽しさ」を出せるんじゃないか。自分だったらクリエイター向けSNSを作りたい(→F's Garage @fshin2000 :セカンドライフの魅力がたかがチャットだったら、ちょっと大げさすぎないか?
※ブラウザの「空間化」という発想でみていくというのもアリだけど、QTVRとかあんま広まらなかった。ズームしたり動き回るだけつーのも寂しいというかもったいないというか。そういうのでも、アバターがあることでスケール感とかをただ視点動かすより違ったかたちで受け取ることができるだろとは思うけれど。
B. ぶっちゃけ3Dアバターでチャットってきもい。馴染めない。
※ぐうの音も出ません。いろんな意味で。
B. 「3Dの優位性」って結局なんなのかつきつめないとにゃー。
B. フラッシュ対応したら携帯もいけるし、プラグイン縛りも抜けるしゴー!
S. ほにょほにょ。
VRML→フラッシュて技術的にむずいのか、そもそもありえないことなのか、なにかよーわかりませんがお手軽にできるこっちゃなさげでした。あくまで自分の印象としては。
B. インしてもやることないつうのはむなしすぎるので、一度ログインしたらなにかちょっと手間かけたくなるようなTodoをユーザーに与えるといいかもかも。

てな感じで一応みーちんぐは終わりまして、懇親会へ。
スプリュームの女子社員さんとお話させていただいてたのですが、社員さん(20代前半?)の女友達にネタ振っても、なかなか食いついてもらえないそう。
ぬー……
モバゲが急成長したのは、やぱマス広告でかかったんじゃないかにゃーということで、なんか若い女子にリーチしそうな媒体でほにゃらら〜……とか思っても、なかなかむずいのぅ…という話に。スタイルウォーカーとかつうても、おされ頑張ってる子が食いつくコンテンツをスプリュームで展開……って、思いつきません。ええ。あと、パソコン&ネットリテラシの問題もあるし。
講義では、「こんな世界もあるんだー」みたいな感じで、わりとおもしろがって聞いてもらえていると思うのだけれど、自分がやるとなるとまた別問題だしなあ。
ちょとここペンディング。やぱしmixi、あとDSがブレイクスルーした過程の詳細な分析とかあれば、参考になるかもしれんがのぅ。
なんかコレだろ!つうのがあったら是非コメントください。

……というわけで、当日のメモ&見聞きしたことをざっくりまとめはしたものの、お土産に頂いた梶塚社長のこれまでのシンポジウムとかそーいうイベントでのプレゼンやら、事前質問へのアンサーとかパラパラと見てみたら、かなり印象の違う展開が! IEプラグイン版に引きずられて、「3Dインターネットやりたいのかにゃー?」とか思ってたですが、やぱ本命は「仮想空間」。
先に読んでからレポまとめるべきだった……(号泣)
ちと時間かかりそですが、そっちもふまえた上でまたエントリ上げるです。とりあえずめも吉がにらにらと妄想してたレベルの話は織り込み済みの模様。
なにはともあれ、3月の3DSNSを震えて待てと。

ちと今までの自分のスプリュームに言及したエントリの自己リンクしとくです……と思ったら、ずっと気にはしていたんですが、おまけ言及くらいしかなかったので最初のリリース見たときの感想。
日本製メタバースサービスきたこれ。 - 仕事用のめもとか。
社会のインフラ級3Dアバターサービスが出るとしたら、どげなもんになるんかいのとか妄想してみたエントリ。
SNS機能拡充なメタバースサービス像についてにらにらと妄想してみる。 - 仕事用のめもとか。
※このエントリでは、メタバースサービスのクライアント内でSNS部分とかも完結させてほすいとか書いてますが(体験に切れ目が出来るのが嫌だから)、スプリュームの場合は、むしろ外から見えるようにしちゃった方がいいかもというか、従来のWebページを3Dに拡張するシステムとしてアピールしてった方がいいかもという気もしますです。たとえばMMORPGだと、プレイヤーの作ったサイトやらなにやらのコンテンツが客を呼ぶというのがあるんですが、中で日記書いちゃったら外ではやっぱりやんないかも。MMORPGの場合は中で日記書けないから。
そうすっと、「外」の人には「中」の面白さがわかんないのね。もったいないのね。

おまけで国内それ系サービスについて。
国産携帯向け3D仮想空間+SNSサービス2種。 - 仕事用のめもとか。
「メタバース」の検索結果一覧 - 仕事用のめもとか。