仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

カプラナ。記憶の媒体として。

JOCVの隊員のエッセイかなんかで、モザンビークじゃ「カプラナ」と呼ばれる110*180くらいの布(フツーのプリント柄から金糸銀糸入り、刺繍入りなどなど色々あるらしい。ただしコットン100%)を売っていて、それを女性の巻スカートにしたり、おぶいヒモにしたりと風呂敷の斜め上を行く勢いで活用するとかなんとかいう話だったんですが、さらにもう少し。

・行事ごとに、同じ組織に所属するヒトはお揃いで買いそろえる。制服みたいに固定されてるんじゃなくて、毎回新調するっぽい感じ?
・結納の際に、新郎側は花嫁側親族全員にカプラナ。センス悪かったりすると一生言われそうだなこりゃ(笑)
・当然葬式も(ry

もちろん一度着ておしまいということはないわけで、このカプラナからパンツだったりスカートだったりを仕立ててもらったり、クッションとかファブリックにもっていくというのもアリらしい。最後は雑巾まで。
いや、親戚の結婚式とかでもらったやつはとっといたりすると思いますが。

日本でもおばーちゃん、おかーさんの着物再生して色々作ったりとかしてる方とかいらっしゃいますが、カプラナの場合、一人の人間が受けた系譜の記憶の呼び戻しにとどまらず、コミュニティの紐帯、および歴史を「布地 textile」で共有して、さらにそれぞれの生活の中で溶かし込んでいくというわけで、非常に面白いキモチ。

dnevnic mackica: 巻き巻き特集
実際の着方解説されている方。
日本でも柄選べばあんま違和感ない気がする。
110cm前後の幅の布で切ってもらえば両端始末するだけでよさげだし。