『時代を創るガールズ・カルチャー』
例によって例のごとく、
■Elastic: アムロとあゆとくぅちゃんのカリスマ性
- 作者: 渋谷トレンド研究会
- 出版社/メーカー: ゴマブックス
- 発売日: 2006/11/17
- メディア: 単行本
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ギャル文化のアイコンとして名高い安室奈美恵と浜崎あゆみと倖田來未の違いについて
- 安室
コーデから髪型からメイクから肌の色からなにから完全模倣型。おとーさんレベルでもわかりやすい。
アムラーとかいう言葉あったもんなぁ。一応。
- 浜崎
「ファッションカリスマではない」という指摘がされている模様。そいや「ああ浜崎フォロワーだな」と素人でもわかるようなポイントが...あんまない。キラキラ姫系の源流の一つではあるんじゃねという気もしないでもないですが。違ったっけ。なんか違うような気もしてきた。デカ眼の源流の一つではありげではあるけど。
- 倖田
「エロかわいい」というキーワードのみ。
つーかあのメッシュ?は、めも子的にはなんつーか昭和のスナックのおばさんとかよーわからんものを思い出してしまいがちなんで真似されなくてよかったと思うヨ。うん。
昭和の時代とかだと、もっと一方向に流れがちだったような。
お若い方はご存じないと思いますが80年代のあれいつ頃だっけ。前半か? 松田聖子調髪型とか今じゃ考えられない勢いで席巻していたような。
つっても、松田聖子が着た服とかコーデが流行るとかいうのはちょい違うので(なにしろ男子向けアイドルだからあくまで「ステージ衣装」であって全然リアルクローズじゃないし...。あたくしもアイドルとしての松田聖子全盛期には子供だったのでよーわかりませんが、女性ファッション誌に出て来るようなスタンスではなかったはず。現在は30〜40代女性がファンの中核らすいですが、このへんの転換がどこで起こったのかも謎。マドンナ化しよーとしてなんか迷走してた頃とかイタすぎだったし...今にして思えばあれは早すぎたエロかっこいいだったのか?たぶん全然違う。)、「ファッションリーダー」つーのとは別の文脈だとは思いますが。
※松田聖子 - Wikipedia
そのへんで、遠い記憶をまさぐっても、よーわからんものがあるので、歌手なりあーちすとなり女優さんなりの「ファッションリーダー」化がどのへんで起こったのか、要検討な気がする。案外期間は短いんじゃなかろうか。80年代終わりへん〜バブル期のへん、バブル崩壊後の安室/コギャル文化時代とかとか。
んで、daleさん的な〆としては「特徴的なヴィジュアルをしているか否かは関係なく、年々ファッションリーダーのカリスマ性が低下してきていると言えると思います。」ということで、
求心力が低下した結果、ギャルが本来とは異なるクラスター(系統)に乱入してきて起こったのがエビちゃんブームと言えるのかもしれません。エビちゃんブームも、いかにもエビちゃん真似してます、という女性を私は街でそれほど見ませんでしたが、これも今の若い女性が「モテ」や「かわいい」というキーワードを取り入れるだけだからでしょうね。
より身近な存在(読者モとか)がファッションリーダーになっているのが最近の傾向です。男性誌だとオシャレキングとか(読者モデル)がそうですね。身近なだけにカリスマ性はそんなにありません。今の若い子はカリスマ性よりも“共感”や“仲間感”というか“繋がってる感”の方が大事なのかもしれません(mixiブームもそうかな?)。もしかしたら、今の若い子はファッションリーダーがハブではなく、「かわいい」、「モテ」、「エロ○○」というキーワードがハブの機能を果たしており、それらを介して繋がっているのかなと。そう考えると、「かわいい」が世の中にこれだけ蔓延しているのも納得ですし、今後もフラット化は進むと思います。
自分としては「ファッションリーダーの年代誌」誰かやってくんないかなとかとか。
なんだっけ、江戸時代初期に天皇の嫁になった将軍の娘...が、超着物道楽しまくってえらいことになったとかなんかあったような気もする(古すぎ)。