MMORPGの魔力の根源（周回遅れ）
クリックゲーと言われつつもなぜ人ははまってしまうのか。
コミュニティがーとか言ってしまえばそれまでなんですが、ネトコミュニティなんざどこにでも転がっているわけで。つか「コミュニティ」て言っちゃうとそこで話止まりやすいんで、禁じ手にしないといけないことあるよなと前世紀からたまに思ったりもする。
■「作業狩り」は気楽な稼業ときたもんだ - 24-Hour Survival
経由で。
私は、レベル上げ作業は一種の精神安定剤だったのだと考えている。レベル上げ作業は現実世界にとっては不毛でしかないが、ゲーム世界においては一定の価値を持つ。レベルを上げ続けている間は、その時間が無駄ではないと、箱庭世界の中で何らかの成果を生み出し続けていると錯覚できる。レベルがカウンターストップし、何も生み出さなくなった時、その作業の不毛さを突きつけられることに恐怖し、「卒業」 などと飾り立て、夜逃げのように引退するのではないか（「引退」 したプレイヤーが古巣に対して批判的になることや、BOT やチートに対する忌避も根は同じだと思う）。
「ゲーマー」 が MMORPG から去る最大の要因は、ゲームデザインというよりも、「敵」 がいないことに由来しているのではないかと思う。
