愛を語る夜の宴というか沈黙するという技術。
■Gamasutra水口氏のインタービューに見る、日本の同人ゲームとゲームインディーズの未来 - 羨望は無知
ぼへあー、非プロがゲーム作る状況て色々違うのネーと例によって口ぽかんで拝読していてふと、日付の下のフレーズに眼が。
黙ることを知らない者は、語ることを知らない
あー...ネット・リテラシーというかCGMリテラシというかblogリテラシに、「黙る技術」てすげー大事だなぁとしみじみ。いや、そういう方向で書かれてるのかどうか全然わかりませんが。
もちろん、自他の個人情報出さないとか、自分の軽犯罪ネタ披露やら「きんもー☆」やら炎上しそうなネタは止めておけというのは、もう大前提なのですが、それよりもうちょっと深い部分で、議論すること(ソースちゃんと確保しながら語る/異なる意見を持つ他者とより発展的な方向で対峙できる...etc)に不慣れでありながら、雰囲気に煽られて煽るよーな言説吐き散らしとかとかとか。
それって「ヨノナカの流行ネタっぽい流れに釣られて、今の自分の心情を吐露しちゃいました(ミャハ☆)」で済む話ではなくて、発した言葉、書いたことっていうのは主体に帰ってくるんですよね。物語的自己同一性とかなんとか懐かしいですが。
一番わかりやすいのが、思春期離脱〜オトナになる前あたりまでの恋が濃い人の恋愛相談なのですが、語っているうちに、なんかすげー悲劇的になったり、なんかすげードラマになったり、なんかすげー愛愛愛愛になったりというか。そういう語りって女友達同士の関係性の中で行われるわけですから、恋の対象であるところろの男子不在のままに物語暴走というか現実書き換わりまくり...しかも、そういう自体になっちゃってるということは、本人がよほど緻密な人でない限りかなり見えにくくなってしまう。いや、高校の時の友達にそーいうのが若干名おりまして、こんだけコノ人盛り上がってるのは本人は脳内物質出まくりだからいいとして、盛り上がり文脈をいきなりぶつけられる男子はいったいコレどうやって対処すんの?とか不思議に思ったワタクシ。この部分証言希望(めも子が相談受けた例を男子側から記述するとおそらく「そもそもつきあってないのになぜか『別れましょうゴメンね』とか言われてマジびびった」とかいう事態になってたハズ...いやわからんけど)。
猫殺しくらいだったら、まあ煽りに乗っかってもいいちゃーいいんですが、政治絡みはなぁ...
「私は事実を述べてるだけ」て思ってても、事実確認発言なんてもなーなく、言説すべからく是行為遂行的発言なわけで、コレを書くことによって自分はナニを遂行しようとしているのか&ナニを遂行しているように端から見えるのか、どのようなワタシを選び取ろうとしているのか振り返る、といういとなみを脊髄反射で、ぽちと送信押す前に挟みこめるというのが、たぶんリテラシというものかもしれませぬ。
なにはともあれ、自分もかなり【エキサイト】しやすい性格なので自重。