メールでの意思疎通のアヤシサについての論文を今頃拾ってみる。
えーと、どこ経由で拝見したんだっけ...まあ、キーワードかおとなりか、なんかそれつながりで
月刊誌『人格・社会心理学会ジャーナル』に発表された最近の研究によると、私が電子メールのメッセージの意味合いを正しく捉えている可能性は50%しかないという。この研究ではまた、人は受信する電子メールの意味合いを、90%まで正しく解釈していると考えていることもわかった。
この研究では、学部生のペアを30組作り、大学構内の食べ物や天気などのテーマに関する20の意見が書かれたリストを渡した。各ペアの一方が、これらの意見が本気か皮肉かを推測して、選んだ意見を相手にメールで送信した。受け取った方は、メッセージに込められた意味合いを推測し、同時にその判断にどのくらい自信があるかを示した。
メッセージを送信した被験者たちは、相手が意味合いを正しく解釈する確率は80%と予測した。だが実際は、受信した被験者たちがその通りに受け止めた割合は50%を少し超える程度だった。
■上記論文の筆者、シカゴ大学のニコラス・エプリー助教授の業績目録
ほかにもおもしろげな論文もありますですね。メールネタだと、
- Epley, N., & Kruger, J. (2005). When what you type isn't what they read: The perseverance of stereotypes and expectancies over email. Journal of Experimental Social Psychology, 41, 414-422.
近刊予定のもの以外はPDFでいただけまする。