仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

ハンター×ハンター論とファンタジーの本質。

ちょうどコンビニに新刊出ていて、あの絵のまま単行本だったらどうしよう...と手にとったら結局立ち読みで通読しちゃったところでして(コンビニのヒトごめんなさい...)

2006-03-06 - 24-Hour Survival様経由で

Bing

一般に「ファンタジー」といわれる世界設定は、事象の図式化・単純化を伴う。それは言い換えれば、世界の抽象化・モデル化でもある。一見して子供じみた「なんでもアリ」に見える「ファンタジー」とは、実は「世界」の解釈の方法としての純度を上げていくということでもある。私たちが暮らす日常と切り離されているように見えながら、「世界の解釈」として私たちの側に返ってくるという構造が作品を支えている。必然的に、作品は裸のままの「真実」や「倫理」を、いつの間にか語ろうする地点に向かう。

主張としては『ハンター×ハンター』は少年マンガを描くという行為に自己言及しててみたいな80年代のかほり漂う話になっていて、それはちょとスルーしたいところなんですが、冨樫が異様な表現者であるのは、出先でちらちら読んだだけな自分にも感じられるところではあり(とりあえずグリードアイランド編とか、あと大昔の高校野球フェチのヘンな宇宙人の話はおもろかった)、真っ向勝負で論じているのとかどっか落ちてないかなーとか思いつつ。
いまだTRPG未経験なワタシですが、冨樫設計(絵ではなく)のがあったらそれは是非やってみたいデス。コンピュータゲームでもありげだけれど、たぶんそれよりクローズドに対面でやるTRPGな気がする。やったことないですが。
ところで、評者プロフィールは見えるのに、評者の名前がわかんないのは仕様ですか?>毎日インタラクティブ