仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

Project Entropiaの憂鬱。

以前宇宙ステーション物件が1000万円で落札されたニュース見て口ぽかんだったPE。(※宇宙ステーションを1100万円(10万ドル)で購入。 - 仕事用のめもとか。」)

オンラインRPG経済の最先端「PROJECT ENTROPIA」を遊ぶ(前編)
プレイした方...って、名前みたら、こりゃ「ねっとげーむの英会話」さんじゃ! あの狂おしいまでの初期UO日記は凄かった。というのはさておき...凄いデスよPE。あんまり凄いんで引用しまくり。

何とかCalypsoに降り立ったのだが、3年前の作品だけあって、グラフィックはかなり古臭い雰囲気が漂う。失礼ながら、「ANARCHY ONLINE」をさらに雑にした感じだ。あまりにもシンプルな世界に、お世辞にも若々しいとも美しいとも言い難い我が分身は、お仕着せのオレンジのジャージを身にまとって立ち尽くしていた。持っている物といえば、このジャージと、残高額ゼロのクレジットカードのみ。オンラインヘルプを頼りにさまよい、街をぶらつく。メッセージウィンドウには、時折「D氏が100PED相当の資源を発見!」「A氏がクリーチャーを倒し、77PED相当をゲット!」といったメッセージが流れる。誰かがお金を得ると、周囲の全員に通達される仕掛けなのだろう。

うは、イヤな仕掛け....
なんだかフェレンギ*1MMORPGを開発したらこんなになるような気がしてきました。

オンラインRPG経済の最先端「PROJECT ENTROPIA」を遊ぶ(後編)
で、初心者の基本お金あつめをしてみる筆者。スキルがついている行動なのでなかなか巧く出来ない...が、町へもどってみると初心者お金集めアイテムはNPC買い取りナシ、で、買い取ります告知しているプレイヤーに値段訊ねてみると...

驚きのあまり言葉が出なかった。“PEC”というのは“Project Entropia Cent”の略で、ドルで言うところのセントに相当する貨幣単位。つまり、1PECは100分の1PEDというわけだ。PEでは、1ドル(US)= 10PEDという固定相場を用いており、死ぬ思いをしてsweatを100本集めたとしても、その苦労の対価は“0.15”ドル。日本円にすると、たったの17円程度(1ドル=117円として換算)にしかならないではないか!

どんくらい時間がかかったかは書いてらっしゃらないのですが、たぶん金儲けとしてはかなーり効率悪いわけで......でも、必要なアイテムではあるっぽいし、これくらいの値段で落ち着いてるとしたら、それどういうことなんだ?採取スキル上げに丁度いいからいいやでやっちゃうプレイヤーがそれなりにいるのか、それとも新人搾取システムなんだか謎いですがまあさておき。
そんなこんなで交渉していると、親切に洒落にならない現実を教えてくれるヒトとの出会い。

彼は、PEの社会がほかのMMORPGとは大きく異なることを教えてくれた。リアルマネーを消費して遊ぶゲームであるために、誰もが非常に真剣であること、プレイヤー同士が互いを尊重し、礼節を尽くして付き合うべきであることを。そして彼は、「君の使っているような“teenspeak(ティーンスピーク)”(子供のような発言の仕方。恐らく略語やオンラインゲーム用語を多用するスピーチのことだろう)は控えるべきだ。英語ができないというのは言い訳にならない。Calypsoの公用語は英語で、すべてのプレイヤーは英語で意思の疎通をする努力をしなければならない。努力もせず、コミュニケーションもうまくできない人間とは誰も取引しないだろう」と辛らつな言葉を続けた。

ネ実のネタ常套句で「FFXIは遊びじゃないんだ」というのがありますが、「PEは遊びじゃないんだ(真顔)」の模様です。UOとかFFXIとかでも確かにバーチャル経済相場変動とか、原価計算してちまちま小銭儲けとか楽しかったけど〜...遊びは遊びで楽しもうよ、という気がかなり。

*1:スタートレックに出てくるお金大好き異星人。古典的な火星人ぽいデザインと「金儲けの秘訣」とか女性が服を着るのが破廉恥とか奇怪な風俗がアホでおもろい。DS9シリーズで大活躍。