仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

総てのパソコンで「ココロノヤミ」と打つと「プロとしてあるまじきことですが私は今判断停止して紋切り型に寄りかかって流し書きをしています」と変換されてしまうようにしてしまいたい。

少年犯罪 ネットで犯行誇示 専門家分析…心奥の敵意表出

母親(47)に劇物のタリウムを飲ませて殺人未遂容疑で逮捕された静岡県伊豆の国市の県立高校一年の女子生徒(16)が、ブログ(日記風簡易ホームページ)に衰弱する母親の様子を記録していたことが社会に衝撃を与えたが、重大な事件を起こした少年や少女がネット上で“犯行予告”や“犯行過程”を書き込むケースが続いている。「過剰な自己顕示欲」「深層心理の中の敵意が表出しやすくなっている」…。専門家の指摘からは、少年たちの「心の闇」の深さが浮かび上がる。(豊吉広英)

というリードのおそらく特集記事。心の闇ってアイタタタタタ....orz

で、当然精神科医とかそっち系が登板なのですが、出てくるメンツは相も変わらず町沢静夫小田晋。彼らはむしろ業界のスケープゴートなんでしょうかという気もしてきます。だって、診察もしてない相手についてなにか口走るって普通の医者や科学者だったらありえないことだもの。
つっこみどころは無数というか、全文釣りなのか釣りなのか釣られちゃまずいのかと必死で踏ん張らねばいけない状態ですが、いくつか。

一方で、ネットでの激しい書き込み内容と、少年、少女の実像のギャップに驚く捜査関係者も少なくない。河内長野市の事件の少女は逮捕後、関係者から「あなたのホームページに皆が驚いている」と言われ、「あれは冗談ですよ。真に受けたんですか?」と淡々と答えたという。「少女の様子は普通で、真意がどこにあるのか分からなかった」。警察のベテラン捜査員でさえ、凶悪犯罪を起こした少年、少女の実像をはかりかねるケースが出ているほどだ。

ベテラン捜査員だからわかんねーんじゃないかと思われます。ひねりがやや大盛りの小六病を真に受けないでくださいよ、と。blog方向から攻めるんだったらネタをネタと(ry)の虚実皮膜リテラシーが身に付いた捜査員に話しさせとけって。

静岡の女子生徒のブログについて町沢氏は、「自己顕示欲だけではない、違うものを感じる。自分の親を殺害しようとし、それを冷静に観察し、書き表すことができるというのは、普通の精神状態ではない。自分が自分ではないような感覚があったのではないか。アイデンティティー(自己同一性)がおかしくなっているような感じを受ける」と驚く。

なせ「普通の精神状態ではない」と言いうるのか。アルプスの高原を子ヤギちゃんと突っ走りながら小一時間教えてほしい。仮に報道されまくりのように問題の少女がタリウム飲ませていたとして、フツーの状態で理性保ったまま行うことが「できない」行動では全然ないでしょ。
こういうスタイルのblogってどうせあるところには山盛りであるわけだし…

おまけ。

【ネット上で犯行を“誇示”した主な少年犯罪】
 ■西鉄高速バス乗っ取り事件(平成12年5月)犯行前、「ネオむぎ茶」のハンドルネーム(筆名)で「ヒヒヒヒヒ」とネット掲示板に書き込み。17歳の少年
 ■新宿駅前の刃物突き付け人質事件(13年12月)犯行前にネット掲示板に「今日新宿にて何かが起きる」「人質とって立てこもる」などと“犯行予告”。16歳少年
 ■大阪府の一家3人殺傷事件(15年11月)自身のHPに「いってきます。捜さないで下さい」と書き込み。16歳の少女
 ■明徳義塾高同級生殺人未遂事件(17年6月)「『明日こそ』にならないように、ちゃんと殺そう」とブログに記す。17歳少年
 ■静岡県の母親毒殺未遂事件(17年10月)ブログで、「殆ど動けなくなってしまいました」「原因は解っています。タリウムです」などと母親の“観察日記”を記す。16歳少女(少年少女の年齢は当時)

なんだか括りがえらい大ざっぱな気がします。
ついでにお隣でこの記事についてコメントしてらした方がいらしたのでトラバ打たせていただいたり。

さらにおまけ;キャッシュなどから保存された少女のblogなど。………コレ読んだベテラン捜査員の皆さんに腫れ物扱いで問い詰められるって…もし「説明」する気があっても、説明の不可能性の前に絶望で凍ってしまいそうです。結局精神鑑定に回されることになったようですが。
http://d.hatena.ne.jp/glmugnshu/