仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

iPod動画ポッドキャスティング問題。

例によって
のまネコ、iTune6、楽天TBS買収の共通点@アメリカのどじょうすくい様 id:gotanda6
http://d.hatena.ne.jp/gotanda6/20051019/noma
 ↓
自己リンク
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■ネットと放送の融合とiPodとヨン様@犬にかぶらせろ!様
http://mirror-ball.net/2005/10/ipod/

から、

iTunes 6、のまネコ問題、楽天とTBSに見る光と陰@くまりんが見てた!様
http://ngp-mac.com/kumarin/index.php?p=868

ストーリーとしては、ポッドキャスティングで欲しいコンテンツを指名買い+αで充足しちゃえば、ブロードキャストなんかもうイラネ、という話を、のまネコとTBS買収、動画キャスティングでって話で、ついでに犬にかぶらせろ!さんの方は、韓国発VODサービスもからめてらっしゃるんですが、くまりん様のところにかなりの長文でコメントしている、「Chuck_UGOne」様。
このヒトのblogが読みたいヨとぐぐってみたのですが、コメント用HNなのか不明。ぐぐってヒットしたのはいずれも、コンテンツ商売やらネット周りに関するコメントばかりでいろいろおもしろいことおっしゃってるんですが...タレコミ希望。

「指名買い視聴」の対極な「ながら視聴」*1というのがわりと今の「放送」商売を支えているわけで、もちろんその「(番組それぞれで層絞ったりマーケティングはしてあるけれど、その枠の中での)最大多数はたぶんこんなものをみたいに違いない」というテキトーな期待に基づく番組編成、というものからはじき出されたヒトというのは、恐らくテレビ局や代理店やらが考えているより、もっともっとたくさんいて、それがサイレント・マジョリティとして存在してると思いはするのですが、じゃあ全部指名買いになるってはずもたぶんないわけで、そのへんどういう風に着地していくのかっていうのは、まだまだ見えないところなのかなーとも思います。

テレビつまんねーし、で、ここ5年間、ゲームとDVD以外のものを映したことがないウチのソニーのやたらデカいテレビ。という不思議なものもこの世にあったりするのですが、ついでに言うと大学入ってから、妹と同居していた2年間と実家に帰省した時とかの短期間をのぞいてえーっと...16年か。実質14年、ほとんどテレビ見ていません。要するに、家族といるときは家族とのコミュニケーションの場としてテレビの前に座るけれど、一人の時とかやっぱりほとんどテレビ見ないツレといる時は、そもそも生活の中にテレビが存在しない。ちなみにそれで困ったことは一度もナシ。最初の5年間はネットも新聞もなかったけれど、余裕でしたですよ。

逆に言うと、こういう人間でも「家族といるときは」テレビ見るわけです。こないだ親が東京に来て、一緒に「義経」見まして、あまりのセットのしょぼさとビデオ撮りならではの画面の安っぽさ*2、トドメに、脚本演出演技のあまりのダメっぷりにめまいがしました。特に脚本ありえない。大河ってこんなにしょぼかったかなぁ...松坂慶子の顔力で45分だったか持たせるのは無理だろう...

で、「ながら+だらだら放送」はそれはそれでしばらくは続くとして、あと広告とかビジネスモデルどうなるのかという話。

コンテンツ制作費・流通費を含めたコストを全部指名買いするヒトが負担する、それがメインストリームになるっていうモデルもなんかびみょーに違う気がするんですよね。
20世紀のテレビなり新聞なり雑誌なり、「効く...はず 効いてる...はず。」で投入される広告費ドンブリ勘定で成り立ってたわけだし。アニメとかヲタコンテンツはOVAって感じでごちゃごちゃやってはいるけれど、商売としてどうなってるんだろう。よく知りませんが。

もしポッドキャスティングやらVODやら放送と通信が融合したナニカで動画配信、ていうのがもっともっと一般的になって、ピクサー*3やら地上波テレビの再販だけじゃなくて、本気でオリジナルコンテンツも含めて新しい「放送」...じゃなくてコンテンツ配信のかたちになるとしたら、当然そこには、無料でキャスティングする「番組を紹介するような番組」も入るだろうけれど、じゃあそこに広告はいるかっていうと、もう無理な気がしますです。だってウザいし。

動画ポッドキャスティングなりVOD発コンテンツの広告宣伝て、プロダクトプレースメント中心になってくのかな?

昔、ドラマで役者の着てる服とかいちいち注釈入れて、非常に不評だった企画があったような気もするけれど、XMLがどーとかなんとかすればフツーはじゃまにならないように動画流しておいて、一定の操作するとしゅぱぱと商品情報にリンクするような仕組みとか技術的な問題はたぶんそんなにないだろうし。広告が全面禁止、製品情報は総て3Dテレビに出てくる「セレブ」が身につけることでやるっつー70年代SF「接続された女」な世界がちみっと近づいているのかもそうでのないのかも。
単にCMを間に挟まれるよりも、制作までクライアントがやってくるってことで、それはそれでウザいことにはなりそうですが。

まだまだ書きかけデス。

*1:NHK放送文化研究所関連のサイトのどっかに視聴スタイルの変化についての論文が抄録されてた気がするんだけど、一度サイト再編成したんだかなんかでどっかいってるし...論文とか統計資料はURL変えないで頂戴。

*2:16年テレビを見ていない、ということはイコール「時代劇はフィルム撮りっしょ?」という感覚でまだ生きているということでもあったり...化石だな。というわけで、iTMSで鬼平売りだしたら速攻動画対応iPodに買い換えます。着流し吉右衛門のおちり....(うっとり)

*3:たしかジョブスがアップル追放されてる間に作ったんだっけ? カネ出しただけ? よくおぼえてませんが、なんか物凄い布石になってるよな...