機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ見始めた。
先月、このあたりのレビュー見て気になってたので。
ガンダムは子供の頃、初代ガンダム(再放送)、Zガンダム、大人になってから逆襲のシャア、あとロボットアニメで言うとボトムズ、エルガイムやダンバインあたりもたぶん子供の時に見てるけど完全にうろ覚え、エヴァは見てるというレベルです。要はロボットアニメちょう素人。
今、序盤の火星から脱出して宇宙に行ったところ、前社長が出てきて一同びっくらというオチまで見たところです。
- ロボットがCGじゃない!?(大歓喜)
先日、「アルドノア・ゼロ」を見て、CGのロボット表現かっちょよすやねーと思ったばっかりでアレですが、なんだこのなにもかも懐かしい感…!
どっちが優れているとかじゃなくて、それぞれの特性を踏まえた演出が肝だとは思いますけれど、主人公機とそうじゃない機の動きの違いとか、セルアニメの面目躍如感ある気持ち。
てか、これセルアニメなんだよね?実はCG言われたらそれはそれで腰が抜ける…
- なんやこの主人公…!
ガンダムに限らず、ロボットアニメの主人公って、「軍人ではない少年」「訓練受けてないorちょろっとレベルだけど、謎の才能により無双」パターンが王道じゃあるんですが、こんなの見たことない…
下克上やった後、状況わかってない大人を一ミリもためらわずにパンパン撃って粛清するのに「は?」てなってたら、瀕死のおっさんが「ありが…」までしか言ってところでパンパンパンと3発ぶちこむのにドン引きした。いやもうおっさん息しとるのもキツい状態だとは思うけど、最後まで言わせるとかしないの…!?
初代ガンダムでは、モビルスーツ同士の戦闘ではバシバシ敵を撃ち落とせちゃうアムロが、剥き身の人間には撃てずに苦戦するエピソードが印象に残ってるんですが(あと、ラストのガンダムを捨てるところ。あれはほんとびっくりした)、ガチ少年兵は違うわぁ…
- 社会構造の設定や描写がしっかりしてる感
「アルドノア・ゼロ」とオルフェンズってかなり共通点あって、
・火星植民地vs.本星地球(アルドノアは火星の方が軍事技術発達してる帝国[ただし庶民の生活水準は低い]で、オルフェンズは収奪されまくってる出がらし植民地だけど)
・正義のお嬢様枠(クーデリア/アセイラム ※金髪ロングの奇天烈髪型というのも共通)が社会構造引っ掻き回そうとする。なぜなら現状は正しくないから。
・感情の起伏みせない系主人公(三日月/伊奈穂)が巻き込まれる
・過去の大戦の結果、月がぶっ壊れてる
今、序盤なんでアレですが、正義のお嬢様枠が下々の生活に触れて云々というあたりを比べても、避難民とかと触れ合って戦争はいけない!を強化するアセイラムと、三日月とのやりとりで自分の中の前提をぶっ壊された上で、自分に出来ることをしようっつうクーデリアと比べると、クーデリアの方が今後肝の据わった仕事しそうな予感です。
「アルドノア・ゼロ」の地球は、少なくとも休戦中の段階では個人宅があって商業も成立していて(たぶん。お買い物するところはなかったけど、配給制みたいな表現もなかった)、学校に通うのが当然という21世紀の中進国以上の生活水準で、オルフェンズはアフリカの紛争が常態化している地域並みという違いもありますが。
「アルドノア・ゼロ」の場合は、あれだけ兵力差があるっぽいのに、なんで2年も継戦能力維持できたのかよくわかんなかった(火星騎士がバラバラかつアホやから、当たると負けるけど撤退撤退で戦線維持してたのかな?)ので、そういうことにならなきゃいいなと思いつつ…
ところで、金髪・スカしてる系イケメン・ロリコン(大人の事情とはいえ婚約者が9歳て)と三拍子揃ったマクギリスはシャア枠なんですかね…
あと、オルガが北関東あたりに生まれていたら、仲間集めてラーメン屋とか始めそうだなと思いました。Tシャツ腕組みが似合いそうすぎる。