仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

都議会のヤジ問題の最大の問題は「子ども産んでいない女性は責任を果たしていないので少子化問題について発言する権利がない」という謎の決めつけだと思う

「産んだことないのにと私も言われた」高市早苗政調会長:朝日新聞デジタル

 

大昔、野田聖子日経ビジネスオンラインのインタビューで「実効的な少子化対策がとれへんかったのは、『少子化は女性の問題』という認識の政治家大杉で、自分はどうにか変えようとしたけど、どうもならんやった。正直すまんかった」的なことを言ってた記憶がうっすら(すごい適当な印象なんで信じないで)。

歯止めかける最後のチャンスだった、団塊ジュニアが30代だった時に対策打てなかったのは本当に痛かったけれど、それ読んだ時はアウェーもええとこやし、ひっくり返せんかったけー言うて、この点で野田聖子を批判することはうちにはでけん思いました(他の点[主に郵政族としてのアレ]では、なんやこいつ思うてますが)。

 

だけど、「子ども産んでない女性」は発言権ナシとしたら、いったい誰に発言権あんの?

・「子どもを産んだ女性」

 代議士は国会議員ではごくごく少数。むしろ議員任期中に妊娠するとバッシングくらう。

 てかそもそも男女比率が色々おかしいけど、でも少子化担当相は女性多いっていうか男性の時ってあったっけ? この振り方そのものが「とにかくこれは『女性』の問題でしょ」バイアス満載です…

・「子どもを育てた男性」

 ちゃんと子育てした男性代議士って国会議員で何人いるんだろう…

・「子どもいない男性」

・「嫁に丸投げした男性」

 ここが一番多そうな。丸投げしただけでなく、「丸投げすべきだ」「丸投げできんのは甲斐性が足りん」とか余計なこと考えてそうな予感がするのはなんででしょ…

……少子化問題理解して、実効性のある手段取れる人だったら誰でもいいんですよ。

でも、その大前提として「子ども産んでない女性は発言権ナシ」的なスタンスはやめようや。

こんな寝言を2014年になってもやってるから、歴史の必然として日本は人類史的なスケールでいけば破竹の勢いで亡国の道をたどってるんちゃうの?

 

今の推計では、2050年には人口1億人、2100年には人口6000万人、うち1/3が高齢者の国になってる。

そっから人口減どうやって止めるの。合計特殊出生率2人ちょい越えないと、現状維持すらできないんだから。

6000万はやがて3000万になる。3000万は1500万になる。その勢いはどんどん加速していく。

移民入れるつったって、単純労働移民なら受け入れるけど、移民の定住やキャリアパス伸ばすとか考えてない、そんな国に誰が来るの?

介護士の受け入れだって大失敗してるじゃん。

 

なんで保守はこの問題をリアリスティックに考えないのか、私は本当にわからない。

あんたら日本ダイスキじゃなかったのかよと。

 

と、自身産んでいない44歳がガチギレしております。

主に某都議員の謝り方が酷すぎて。

「迷惑かけた」じゃねえだろそこは!