「ゼロ・グラビティ」をIMAX 3Dで見た(根幹ネタバレ)
IMAX 3D、初めて見ましたが、他の方式の3Dよりも色が鮮明だったような。
3D酔いしやすい性質なのですが、映画の表現もあってか無問題でした。
で、映画の内容ですが…
・あんまり事前に調べていかなかったので開幕、原題が「Gravity」だと知ってびっくり。
日本の配給会社がグラビティだけやわからんやないけ!というわけで、つけてしまったのでしょうけど、これ全然逆になっちゃうじゃん…
「ゼロ・グラビティ」というタイトルでこの映画見るなら、無重力のハードな環境でどうにかこうにかもがいて生き延びました!やったー!って話になるんですよ。
「Gravity」というタイトルで見るなら、これはもう、最愛の娘は死んでしまった、夫は最初からいなかったのか、娘の死であかんくなってしまったのかとにかく他人になった、自分が死んでも誰も涙を流してくれない、祈ってもくれない…という背景があって、生還どう考えても無理くね?という状況で、それでも全力で還ってくる、じゃあなんで還ってくるのっつーことで、「生きる」ってなんだろうってとこがテーマということになるんですよね。
そもそも、最後の場面、これ、タイトルが「Gravity」だからこそこういうシーンなんあろうし。
……なんつーか、年々、邦題センスの低下が気になるところですが、ちょっとこれはいかんでしょ…という感じです。
本編の話をすれば、サンドラ・ブロックも、ジョージ・クルーニーの演技も素晴らしかったです。たぶん大半がブルーバックの演技だと思うのですが、無重力状態で延々回転する場面とか、役者を宙に浮かせて回すしかないわけで、撮るのこれ凄まじく大変だっただろうな…
カメラワーク(特に序盤の、サンドラ先生大パニックの時にカメラが寄って行って、ヘルメットの中に入って、サンドラ先生一人称になるところ)も良かった。
サンドラ先生は筋肉(特に二の腕、腿、ぺたんこおなか)も素晴らしく、見終わってから検索かけたら現在49歳ということで、びっくりゃしました。
もろもろ、年のせいにしてはいけませんでございますわね…