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仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

『交渉人 THE MOVIE タイムリミット高度10,000mの頭脳戦』(タイトルの2時間ドラマ感からしてにんともかんとも)

交渉人 THE MOVIE タイムリミット 高度10,000mの頭脳戦 [Blu-ray]

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見る予定は全然まったくさっぱりなかったのですが、ツレがツタヤディスカス使ってて、もともと航空パニック好きなもんだから適当に借りまくってたところ、勝手にレコメンドリストに載ってしまい、リストいじりそこねたかなんかよくわからん経緯できちゃった…という恐ろしい流れで。
航空パニックというか「エアポート2010」とかアバウトな邦題でやってるハイジャック物なアレって、なんだかドイツ産が多いんですけど、まあそれなりに新味っぽいアイデアねじ込んでフツーに作ったらフツーに90分楽しめるものができる鉄板ジャンルなんですね。でも屍累々な日本のテレビドラマの映画化じゃ不吉さ満載death…
=以下適当な感想=
・心臓ネタ…これほんとに必要な設定?本気?
・米倉、陣内、柳葉とやたら眼を剥く俳優が3人も出てきて絵的に色々不可解なことに。特に米倉さん、眼を剥くと妙にタヌキ感が出ちゃうのはなんなんだろう。見ているうちに、「なんだっけすごいタヌキ顔の人がムカシいて〜…あー上原謙の元妻?なんか銀座のママとかなんとかで、すげー美人よりああいうタイプが結局モテたりすんだよねーとか言われてたアレアレアレアレ(結局名前が出てこない)」とか激しく思考が迷走…
・ところでその方法で銃を機内に持込むって、アホでも思いつくことではあるわけで…でもソレでハイジャック犯が出てないっていうことは、ちゃんと防止する仕組みがあると思うんだけど…えっと…スターフライヤーは荷物チェックもコストダウンしててザルザルだってこと…?
・ハイジャック発覚後30分くらい?政治犯とも決まってないのに、総理大臣から財務相から経産相から閣僚が雁首そろえて対策会議している神秘。誰か一人くらいゴルフに行ったりとかしてないのか。少なくとも首相+法務相+警察幹部でよくね?
・総理大臣のヒトが微妙に谷垣さんぽい。
・閣議があまりにも安っぽい展開で噴くしかなかった。橋爪はとにかく、あんな流れで気圧されて終了な他の閣僚役の人が不憫でなりません。ほんま。
・続いて、なにか日米安全保障条約というものを大幅に勘違いしているハナシが出てきたような気がする…舐めすぎだろコレ。
・陣内が国会議事堂?にいるのか、羽田にいるのかよくわからない…永田町から羽田だと移動結構かかるよね?ヘリ移動のシーンもなかったし…東京航空管制部だと所沢か。遠いヨ!
・というか、タイムリミットとか言ってる割に時間経過がわかりにくい。てきとーにデジタル時計のカットまぜとけばよかったんじゃ。
・底上げ要員の反町隆史は頑張ってた。君がいなかったら大変なことになってたお…
・アレ、ハイジャック犯、残り一人はどうしたんだっけ…どっかで寝ちゃってた?
・いやだから、ああた怪我して機械とかよーわからんのになんでソレをやろうとするん? 右手怪我してるのに、なんで操作を右手でやらなあかん機長席座るん? 無傷の客室乗務員でも、さっきのにーちゃんでもやらせときゃええやんか。「お客様の中にフライトシュミレータヲタはいらっしゃいませんか?」でも可。
・米倉映画という枠なんでしょうけど、航空パニックって基本グランドホテルで作るもんなわけだから、ジャンルへのリスペクトというものをもうちょっとなんとかしようよ! 「妻が身体が弱くて」とか言ってたおじーちゃんとかその後全然出てこないし…ていうか撃たれた乗客とかスタッフがその後放置されっぱなっていかがなものかと。基本、そのへんの描写を適宜入れて「早くなんとかしないと…この人死んじゃう!」で盛り上げられるからラクなジャンルなのに。あと、おしどり老夫婦の片方の容態が急変して大ピンチ!とかへたれな人が頑張って生還に貢献できて成長した!とか、ギスギス気味なカップルが破綻するとか逆に愛を再生して盛り上がるとか、親子の関係性変わるとか、人生色々あるじゃんね。
・というか、どこで頭脳戦やってるのかよくわかんなかった。少なくとも機内じゃなかったぽい。
・頭脳戦がない一方、アクションもあんまりなかった…ちょっと揉み合ったりレベルを引き中心で撮ってるし。あとは落っこちそうになっちゃってギャー!くらい。ここ、反町vs.米倉でじっくり3分くらいガンガン盛り上げたりしたらもうちょっと印象違ったと思う…あ、米倉さんはおっさんホイホイな客室乗務員コスのまま蹴り中心でいってると見せ場としてよろしかったと思います。
・…あれ?「交渉」もしてなくね?そういえば…ていうかなにしてたっけ…
・おいィ!そのオチは14歳以下しかやっちゃいけないいわゆるアレじゃん!1800円払ってみた人憤死しかねないwww
という感じでした。何がしたかったのかわからない感でにんともかんとも。
色々ひどいんですが、特に政治家像がテレビ映画にしてもほんとにひどすぎるように感じました。脚本書いたヒトにほんとーにこんなもんで世の中回ってると思ってるのか、ほんとは違うと認識してるけど観客のレベル的にこんなもんでええやろ思うたんか伺ってみたいものです。
そもそもテレビシリーズ見てないんでアレですが、米倉さんてもっと色々できる人だと思うんですよ。よく知らんけど。
それがバリキャリつうたらゴリゴリ女でしょう的なステレオタイプな想像力で作られたキャラクターてのがなぁ…
このへんは『踊る2』の真矢みきのキャラにも共通しますが。まあ『踊る2』のアレは青島の対立項として作劇上意味がまったくないわけでもないんですけど、この作品で米倉さんがギスギス風味でがしがし頑張っても誰も得しない…女性の共感呼ぶキャラでもないですし。
ぶっちゃけ、日本で女性の交渉人というのができたとして、それで結果出せる人はああいうタイプじゃ絶対にないと思うし。新垣さんにうる眼で訴えられたらたぶん日本男性の立てこもり犯なら80%くらいは投降するじゃんね…というのはアレすぎるとしても、たとえば真矢さんだったら、お茶石鹸CMキャラの方向で「まだあなたの人生しきりなおせっから!生きてればいいこともきっとあるから!あきらめないで!」てねばった方が、きっと釣られて投降しちゃうヒトが出ると思う。というかお茶石鹸ふらふらと買いそうでやばい。
米倉さんもせっかく美貌と才能に恵まれた方なんですから、酸いも甘いも噛み分けた、強いとこも弱いとこもある等身大かちょええ女性像とか目指してがっつり女性の好感度ゲトしていただきたいものでございます。

むしろ「踊る大捜査線」でコレやってもよかったんじゃないかという気もしてきました。織田裕二の暑苦しさ(褒め言葉)ってこのジャンルに合ってそだし。
あ、やべ、アマルフィ2時間スペシャルへんでやりそうな悪寒がしてきた…