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仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

父母のがん、その後

前回までのあらすじ:父胃がん、母卵巣がんがともにIII期-Cの状態で発見され、それぞれ外科手術で取るもん取っちゃったんですが、先に発覚した母再発>プチ入院でタキソール投入&活性化リンパ球系の免疫療法、父は肝臓への転移の可能性があるんでTS-1投入中。
 
〜本編〜
相変わらず低空飛行でなんとかやってるようなんですが…
父の知り合いが乳がんになり、んでもって標準治療は拒否、ハイパーサーミアという温熱療法と高濃度ビタミンC療法の組み合わせで5cmあった腫瘍が2cmだったか3cmに縮んでまあ効いてはいるんじゃね?的な展開になってるとかなんとかで、俄然父がナニソレナニソレやってみたい!と言い出しまして。
その乳がんになった方がブログされてるんで拝見したら、そういう方針とられるくらいですからなんというかチョイスピリチュアルというかそっち系の方らしく、それにしても標準治療やらずに代替だけで行くって後々法的に揉めかねないのに勇者だよナー…と、そこの病院のホームページ見たら、最近話題沸騰のホメオパシーが他の代替療法と並んで堂々と紹介されてる…うああああああ。
ハイパーサーミア自体は、もともとは肺がんを対象にした療法で、放射線と組み合わせてごにょごにょしたらまあ悪くないんじゃね?ということで一応保険も効くそうで、理屈的に乳がんとは相性よさげなんですが、ホメオパシーと並べられてると…なんでしょうかこのアレげな感じ。
おまけでぐっぐる先生に胃がんでハイパーサーミアされた方の事例を聞いてみたらば、えらいしんどい&2週間くらい痛みが残ったという方がいらっしゃったり。
スキルス胃癌・ハイパーサーミア
父の場合、糖尿病なんでヘンなかたちで体が傷つくと治りが遅い可能性があるですから、うーん…リスクたけーよな…
 
幸い、そちらの病院は結構遠いんでそうそう通えるもんでもなく、もちょい近くでハイパーサーミアやってるところを検索して知らせたらば、そっちの病院へ父母二人で行って色々お話聞いてきて、ほんとにやるかどうか考える…ということになったのですが、高濃度ビタミンC療法もやっててエラい安いんで(そっちの学会入ってないんでミカジメ料&申し合わせ関係ないからにゃ!という説明でした)、高濃度ビタミンCはやるんかもしれません。故郷クリンゴンでもやってるところ3箇所あるんですが、美容外科とかがん治療とあまりにも関係ないところでついでにやってる感が強すぎなので、ちょっと遠いのは遠いんですがそっち行ってくれた方がいいかも…
ただこっちは活性化リンパ球療法もやってるんですが、どこの系統なのかよくわかんないんですよね…ってぐぐり倒したら、上場してる某医療ベンチャーでした。代表取締役は医者出身なんですが、国会図書館の雑誌検索では論文出てこない&J-GLOBALでもひっかかってこない&治療成績関連情報がナイ…
前にリンフォテック(http://www.lymphotec.co.jp/)&白山通りクリニック(http://www.hakusan-s.jp/)のセミナーに行ったらば、活性化リンパ球療法を開発された関根暉彬先生が「自分のやり方は大公開☆しちゃったんで、ウチじゃなくてもだいたい同じことができるところはあちこちあるんだけど、結果を公表してるところがいいよね!」ておっしゃってたんですが、こちらの某医療ベンチャー、大学病院と提携とかはあちゃこちゃやってるんですが、結果公表してるところがめっかんない…セミナーとかは結構やってるんで、見に行ってみるかなぁ…。
ちなみに結果公表してるのは、リンフォテック/白山通りクリニックと、瀬田クリニックグループ(http://www.j-immunother.com/)しか知らんですがね。ちなみにうちの母がやってるのは瀬田系列デスが。
 
=おまけ:なぜ人は標準治療を拒否するのか=
これ、上の方のブログ拝見した印象ですが、長く生きてるとそりゃ「知り合いががんになって切除>術後のQOLだだ下がり>再発&転移>大変なことになりつつお亡くなりに…」ということが稀によくあるわけなんですよね。そういう過去、身近で見た事例について何件か書いてあったんですが、そりゃそうなりたくわないよネ感でいっぱいに。
で、「標準治療選択する=悲惨なことになる」というイメージが強烈に刷り込まれてるわけですわ。
誰か一人くらい知り合いが、良いホスピス入ったりーとか、手厚い緩和ケアで安らかに亡くなってたりしたら、だいぶそのへん変わるんじゃないかという気もしないこともないデス…。
「標準治療はいやああ!」に起因するトラブルは尽きないわけで、じゃあどうするかというと啓発とかそういうことももちろん必要ですけれど、「がんにかかって、標準治療で治療して、結局ダメはダメだったんだけど…まあ、そんな悪くない死に方をした」ヒトを増やしていくことが大事なんじゃないかなーとも。
ちなみに、悪くなってから慌てて探したんじゃいかんと思って故郷クリンゴン近辺でのホスピス関連の情報を探してるんですが、ネットで見る限りじゃびっくりするほどベッド数少ないです。どどどどうしよ…
 
=なぜ人は代替療法にお金突っ込むのか=
母は免疫療法(1発20万だっけ…「祖父が残してくれたお金がちょとあるんでやってみる」的なことを言ってましたが)をとりあえずやってますし、父もそっちに興味がある状態なんですが、なんでかというとやっぱり「標準医療では自分のがんは治しきれない…けどやっぱり完治とかしたいんですけど!」みたいな。父母ともに、「再発>抗がん剤」で何度も繰り返すのはイヤだということを折りに触れて言ってたりするんで…
幸いなことに、父母ともに抗がん剤の副作用は比較的軽いんですけれど、母にしてもタキソール3クール目(病巣でかすぎたんで手術前に1クール、手術後に1クール、1年後再発してもう1クール中)なんですが最初の時よりはどんどんしんどくなってるわけで、このまま行ったら先がなくね?感はいかんともしがたい…
で、代替療法の医者は、ムリめなことを過剰に期待されても困るわけで、インフォームド・コンセントはがっつり張って来くるわけなんですが、アレをどう受け止めているのか、実のところよくわからない。車は急には止まれない的なところで「標準医療では…」で動いちゃってるのかなー…と思います。
でも「効く理屈」の方はとにかく、実際の治療成績とかあんまり気にしてない?みたいで(家族では自分ひとり超気になってる)、まぁ…ベタで恐縮ですが「希望」が欲しいんだろうなあという印象です。
ちなみに父母ともに主治医に免疫療法どーでしょって相談したんですが、母の主治医は「やりたいんだったら紹介します」て、知ってるとこの名前挙げて即対応、父の主治医は「正直アレは…効かないかもよ?」と消極的という感じで、今のところ母だけやってる状態です。

=関係ないけど=
免疫療法(免疫細胞とか増やして戻す系)て、要するに安全に免疫細胞を増殖させられる設備&人員が大変なわけでそこにお金もかかるんですが、地方の提携病院て、どこと提携してるかって少なくともホームページには書かないんですよね。
正直、理屈こねて適当に採血して増殖させたフリして体に害のないものを適当に点滴してもバレねちゃバレないわけだし、田舎の病院でそうそう自前で設備&人員確保できるはずもないんで、ちゃんと提携先書いとけばいいのに…
提供側は提携先病院リストを出しているのに、なんで情報が非対称になってるのか不思議デス。

=さらに追記=
ホメオパシーがらみで乳児死亡、また悪性リンパ腫でひどい亡くなり方をされた方がいらっしゃるということで、反ホメオパシー、勢い余って反・非現代医学系療法で盛り上がってる昨今ですが、現代医学は全然パーフェクトじゃない、ていう部分もあるのを忘れちゃいかんと思うのです。
ちょと繰り返しになりますが、母にしたところで、一昨年の4月にどうもおなかがおかしいということで内科受診、てきとーに薬出してもらったけど全然改善されてんくて、また別のところに受診、それもダメで3軒目の医者で触診中に「この方向は卵巣かもですにゃ」言われて、はっきりとは薦められなかったけど念のため産婦人科にかかったら、「卵巣腫れまくりですがな!即紹介状書くから即地元大病院行ってくださいです!」ということになって受診したらIII期Cだったわけです。
最初のPETとか腹膜播種がエラいことになってて腹腔まっくろ、コメントでは肝臓いってるかもヨ…と書かれ、CTはCTで膀胱浸潤あるかもヨ…とか書いてあって「これって名ばかりIII期じゃねえの?」て感じで、なんにしても現状であけてもどうもならんということで、まずタキソール3回入れるってことになり、3回入れたあともやっぱりこれは怖いということでもう3回入れてようやく手術。まあ、開けてみたら肝臓&膀胱は大丈夫だったぽくてアレはなんだったの?ではあったんですが、腹膜はあちゃこちゃ残ってたわけで、術後もタキソール6回やって、やれやれと思っていたら1年たたないうちに再発したわけです…
ほんとにね、最初の段階で誰か「卵巣とか子宮とかかも?」て思いついてたら、II期というわけにはいかなかったとしてもあの真っ黒PETよりはマシな状態で治療開始、予後だってもっとよかったんじゃないかという気持ちでいっぱいです…3軒目の医者に最初にかかってればばばばばばばば。
んで、両親とも、抗がん剤の副作用はマシな方なんですが、ダメな人はほんとにダメなんですね。入院してたらその「ダメな人」がどんなに苦しんでるかやっぱりわかっちゃうわけじゃないですか。で、母のタキソール、父のTS-1にしてもいつかは効かなくなる、効かなくなったら次の抗がん剤!つうても、そこで副作用ずがーんくるかもしれない、こなくてもまたいつかは効かなくなる、いつかは使える抗がん剤がなくなる、てのがバレバレなわけです。
それで「標準医療以外は非科学的だからダメ!」とかって切っちゃうって…わたしゃそんなことよう言えんですよ。
つか、母が再発したあと、タキソールつっこんだのに腹水がなかなか引かなくて、超あせったあげくがん掲示板で「肝臓がんの腹水がハトムギで引いたよ☆」て書き込みめっけて、ネットでですがリスク情報探したらばまあ特になさげ?な感じだったので、ハトムギ(漢方的にはヨクイニン)ちゅので引いた人がいるぽよというのを知らせて、こっちからも楽天発注で送って、一応落ち着いた…とかってこともありました。
ぶっちゃけタキソールの効果にのっかっただけ感満載ですが、「腹水引かない!どうなるんだコレ!」て時になんもしないよりはマシかなと。で、ハトムギは食経験長いものですし、そんな大きなリスクもなさそうだし、あまったのはおかゆに入れて食べちゃえばいいじゃない、的な。
もちろんどう考えても効く理由のないものにリソース突っ込むのはアレなんで、ホメオパシーしたい言われたら、たぶんホメオパシーの考え方が出てきた時代背景&なんで今は効かないって言われてるか説明した上で、ほかの少なくともQOL改善に効きそうなのを薦めると思いますが(高濃度ビタミンCへんとか中医とかムコ多糖類系健康食品とか)。同じプラシボだったら、ちょっとは役に立つものにのっけたいと思うの!
それにしても父の知人の乳がんで闘病されてる方、ご家族やまわりの人はどう考えてらっさるんだろう… 色々突破した方っぽいのはブログ拝見しててもわかるんですが、うーん。
素人考えですが、摘出してからならとにかく、ハイパーサーミア+高濃度ビタミンCで根治狙いは無理くね?感でいっぱいなんですけど、がんと共に生きる系で考えてらっしゃるのか、どうもブログだけではいまいちわかんない。別に医者の口車に乗って〜て流れでもないようなんですが、医者にしてもあとあと悪い結果になった場合の訴訟リスクをどう考えてるんだろう。人生色々不可解です。