仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

「メガ・シャークvsジャイアント・オクトパス」をいまごろ見たよ!

メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス [DVD]

メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス [DVD]

こんな映画。ばっちゃが「パッケージがコテコテ大迫力の『絵』になってるDVDは、要するにインパクトのある画面が作れなかったわけで、必ず外すから借りちゃだめ」って言ってたような気がしますが、もちろんこんな大迫力場面は本編にはございませぬ。イメージイメージ。

なんだかんだで「プテロドン 零式戦闘機vs翼竜軍団」で、B級モンスター映画の面白さに目覚めてしまった上に、もともとダイオウイカさん(愛)ほか深海巨大生物スキーでもありますので、「メガ・シャークvsジャイアント・オクトパス」も前から大注目してたんですが...ダイスキだけどこの手の映画を新作価格で借りて見たら負けな気がする、というよくわからん愛の捻じ曲がりにより今頃借りてきました。ええ、準新作半額でした。
期待にたがわぬ出来で、一言で言うと素晴らしかったです。

しょっぱい特撮風CG(特にサメが魚雷やらミサイルを避けるカットはほんとに飲み物注意デス。しかもまったく同じ絵が何度も出てくるんで、一度噴いた後も安心してはいけません)、予定調和な展開、びみょーに年増感の漂うヒロイン(今回はなにやら名のある方らしいですが)、「ねーよwww」としか言いようのない憎まれ役、話が進めば進むほどズレるわ矛盾するわでカオス化する設定、ベタすぎて視線が泳いでしまう死亡フラグ等々、この手の映画に必要な要素はすべて盛り込まれた、王道展開。
B級枠の映画って、よく高校生が若気のいたりで脚本書いたんじゃねーかというのがありますが(最近見たのだと「スペース・トレック」が本気でひどかった。低予算でしょっぱい絵がどうこう言う前の段階でひどすぎて15分で寝た)、これはこの手の映画の客がなにを求めているのかわかってるオトナが書いた鉄板脚本。超巨大サメがとにかくいろんなでっかいものを見境なくガブー!(おまけで超巨大タコもムギュー…)
鉄板すぎて「プテロドン」ほど色々ブチ抜いちゃった感はないのが惜しまれますが、でも全長150m越えてる(西海岸の某名所をガブー!する場面から適当に推計)サメvs.石油だか天然ガス採掘用?の海上プラント(日本のって話になってたんで、タコがいつの間にか日本海に紛れこんで、また太平洋に戻ってきたっぽいです。 参考:http://www.jpo.co.jp/activities/index.html)をまるごとむぎゅーしてバリボリしちゃうイケナイ巨大タコのバトルなんで、もうなんでもいい…
なんか場面によって大きさがエラいズレてる気もするっていうか、最初歯を見つけて「メガロドンぽくね?」て言ってたけど、メガロドンにしてもいくらなんでもデカすぎだろうとか、いくらなんでもアメリカ海軍弱すぎとか、サメとタコのほにゃらら物質が同じとか意味わかんないんですけどとか、肝心なときにその直前まで背中にへばりつきで監視してた武装兵士どこに行ったんやとか、もうほんとに「ちょwww」とかしか言葉が出なくなるようなことが色々色々色々色々あるんですが細かいことは気にしない!むしろ愛でる!

めも子的にはどうせだったらタコじゃなくてダイオウイカさん的なものでやってくれたら...と、ついつい思ってしまうのですが(足が2本増えるだけだし、絵的にタコじゃ厳しい「頭突き」攻撃もできるし!)、それ以外は大満足の一本でした。
この系の映画に不慣れな方には「時間のムダ」、手間ひまかけたウェルメイドな映画がお好きな方には苦痛以外のなにものでもない可能性も低くはないですが、なにもかもどうでもよくなるような映画が見たい夜なんぞにお試しいただけるといいかもデス。