仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

気がついたらSecond Lifeの車両デザインコンテストに出品していた...

Second Life内に株式会社ジェイアール東日本コンサルタンツ及び日本スペースイメージング株式会社のSIM「Central Station」ちゅうとこがなにやらあるのです。
富士山ジオラマ フォトコンテスト:Central Stationとは
そこが車両デザインコンテストというのの告知をしてまして、なんかこームラムラと、故郷クリンゴンの「ハノーバー電車」のようなものが作りたくなってしまい、気がついたらなんかやっちゃってたという...
富士山ジオラマ フォトコンテスト:エントリーNO.5
........なにやってるんだというかなんでこうなったのか皆目見当がつかないものがたらふくあるんですが、まあやっちゃったものは仕方ないというかなんというか、結局発狂モードで98個オブジェクト組む羽目になったんですが、実際作ってみて面白かったし、あわあわとお騒がせしていろんな人に助けてもらう過程でちょっとお利口になったはずだし、やってみてよかったかなーと。
で、他の方の応募作品拝見したら、腰が抜けるような凄いのあったりしつつ、同じ「車両」でも志向性の違いがバラけていて面白い。
なにしろスクリプトで動くもんですから、物理的な制限がないどころか、空中にぽいぽいとボールを浮かせておいて、そこにアバターがくっついたらおもむろに定められたルートをたどって次の駅まで動く、でも成立するんですよね。
ただ、それだとやっぱり人は「電車」だとは思わないわけで、そこに空間のデザインだったり、「乗車」してる間の時間をどう過ごしてもらうかっていう話が出てくると。
展示会場行ってみたら、基本、エントリー順なんですが、わりとジャンル分け?してある感あったので、そのままSS撮ってみました。
まず、ファンシーチーム。手前左がぬこぬこ電車「ネコデン(CatTrain) 」(sarami Noelさん)、右がトリトリ電車「トリッポ」(ruji Mayoさん)。
富士山ジオラマ フォトコンテスト:エントリーNO.1
富士山ジオラマ フォトコンテスト:エントリーNO.3

続いてほぼ実車ベースデザインチーム。左が都電荒川線「 Car V2 R7」(Rei Flowさん)、右が山手線「通勤電車」(yaman Ohさん)。実際に別のSIMで走ってるものらしいです。ここだけ世界が大塚駅
富士山ジオラマ フォトコンテスト:エントリーNO.2
富士山ジオラマ フォトコンテスト:エントリーNO.4

実車ベースだけど不思議近未来チーム。左がハノーバー電車ベースのよくわからないなにか「ハノーバー電車(inWorld版)」(自分)、右がD51の未来版?「Steam_Commuter」(Halfapple Kiddさん)。足回りは完全に蒸気機関車ベースで、車輪はちゃんと回ってるわ蒸気もくもくしてるわなんですが、上部はガルウイング式のドアとかSFっぽい。

実車ベースのネタチーム。テツに目覚めた小学生が作った段ボール電車...みたいな設定の「ぼくのやまのてせん」(Oyamada Enzoさん)と、「臨時列車『秋の行楽号』」(Demima Deminaさん)。関係ないけど、Enzoはイタリア系の姓として用意されてるものだと思うんですが、小山田円蔵さんになってて良いですねー。
富士山ジオラマ フォトコンテスト:エントリーNO.6
富士山ジオラマ フォトコンテスト:エントリーNO.8

モデル車両は私は思い当たらないけれど、あってもおかしくなさそうだな〜な観光地トロッコ列車っぽい「秋の行楽号」がなんでネタチーム入りしてるかというと、中吊りにこういう作り込みが...観測記事くさいタイトルですが、1人1SIM時代突入ってなにがあったんだ。

んで実車の幻影をぶっちぎってるけど、ファンシー系ではない大人チーム。日頃お世話になっているラモナさんの「Cage(ケイジ)」。SSではわかりにくいですが、角材?のRがついてて乗ってみると柔らかい感じです。
富士山ジオラマ フォトコンテスト:エントリーNO.9

もひとつ「レイルライダー3000」(dokatu Arashiさん)。ラモナさんのお話では凝ったコスチュームとか色々発表してるクリエイターさんとのこと。スフィアやトーラス駆使ぽいのですが、そのへん使うと目立ちやすいつなぎ目が意識に上がらないような滑らかデザインで、精度もさることながらSL内モデリングの得意不得意のツボ抑えればここまでいけるのか!という鮮烈作品。「そうか...破綻しやすい裏側とか見せないデザインで最初から組めばよかったのか...」とめも子涙目。
富士山ジオラマ フォトコンテスト:エントリーNO.10

.......で、ずびばせん、 「WONDER TRAINE」(shuu Yiyuanさん)のちゃんとしたSSがなぜかない...↑の向こうに見えてるみろりのやつなんですがー! ちょっと芋虫っぽい、ファンシー系な感じです。
富士山ジオラマ フォトコンテスト:エントリーNO.11

つーて、応募者は別枠で自分以外の応募作品に一般投票より高いポイント配分で投票する権利持ってるのだけど、どれにしよう...うーむ。悩む。
「Central Station」で走る車両っていうのが前提だから、そこの縛りをどう考えるのかっちゅー問題もあるしなー。
そのへんはまだ投票期間中なので、済んでからで。

で、おもむろに投票始まったんですけど。
metabirds - for metaverse / Second Life ® avatars
ちょおおおお!リアルタイムで結果わかるのかあああ!しかもコメントつきって...
やーん、論文とか審査がクローズドなのとは違ったあわあわ感があるなー...さ、最後まで0票だったらちょっと哀しいお...(うつむきがちにのの字)
て、これだとSLアカウント持ってなくても投票できちゃう...の?
ユーザーグループベースのコンテストって、SL内でアバター名を取りながらやることが多いっぽいですが(SIMのトラフィック底上げ&多重投票とかで揉めるの防止?)、どういう狙いなのかちょと不思議。SLユーザー以外にもあっぴるというにはほぼSLユーザー向けのソラマメ上展開だし、特にオーナー企業からリリースも出てないようですし。謎。

=08/09/29追記=
で、投票期限終了ということで、各作品拝見した感想&CAGEかレイルライダー3000かでずーっと迷って、レイルライダー3000に投票したんですがどーしてそうしたかを。というか、投票してくださった方、激しくありがとうございます。最後まで0だったらどうしようとほんと涙目だった...
実車(じゃないけど)拝見したところでは、作り込みのバランス、SIMとの相性で言えば、レイルライダー3000かCAGE、Steam_Commuterのどれかになるかなーという印象でした。
が、これ困るのは
・ソラマメ上の投票呼び掛けは「アナタの好きな車両はどれ?」
・コンテストも明確な文言は実はない...のですが、賞の特典の一つに一定期間「Central SIMで実際に運行する」というのがあったりする。

で、「(走れるか走れないかにかかわらず)車両デザイン一般」なのか「Central SIMで走行することが前提」なのかよくわからない部分があり、そのへんで、応募者も投票者もなにが要求されているのか解釈が大きくブレてた...のかも...みたいな。
単なる「デザイン」としてみると、全員アリではあるんですが、車両として走るということを考えると「ぼくのやまのてせん」は不可能、さらに「WONDER TRAINE」もドアの開閉機構がなく、ファントム設定で通り抜けるかたちになってるので、乗り込もうとすると車両の上に降りて膝上まで床に埋まって席を探す羽目になるということでちょっとこれは...車両として成立してないんじゃないかと...。さらにコンセプトもSIMの景観じゃなくて内部のミニチュア見てくださいというものなんで...うん...SIMに合ってないんじゃないかな...みたいな。

で、2作品と自分のを除外して話を進めると

・ユーザビリティ(乗降しやすさと居住性)
乗り降りしにくいデザインというのはやっぱ車両としてしんどいわけで...結果として、オープン型有利です。自分が操作どヘタクソ&SL内では閉所恐怖気味なんで、かなりセンシティブに判定しちゃってる予感。
ネコデン(CatTrain):◎ ※自分は気づかなかったけれど、ラモナさんによると運転席と乗客席でポーズが変えてあったそう。
Car V2 R7:○
トリッポ:◎
通勤電車:? ※車両が浮かせてあったのと、乗降口がタイトなので、乗り込めませんでしたっていうか乗ろうとして酔いかけた...駅に設置されてて段差がなければいけるかもしれませんが。
Steam_Commuter:△ ※規定より小ややさめ&デザイン的な部分で車内にぎっしり感が...走行中、カメラがどこいっちゃうのかちょっと微妙な気配が...
臨時列車『秋の行楽号』:○
Cage(ケイジ):○/他の乗客とのお話のしやすさは◎
レイルライダー3000:◎

・SIMとの相性
緑豊か&近未来っぽいシリアスデザインなので、走行することを前提とするなら、世界観が近いものの方がいいかなーと。
つってもこのへんどこまでアリとか趣味なんで、結構てきとー。リアル交通機関でもキタローとかポケモンとかキャラ絵が描いてあるものとかあるですしね。
ネコデン(CatTrain):△
Car V2 R7:○ ※ただし、企業SIMが運行させるとなると、デザインの権利?が問題になる可能性が潜在的にアリ。
トリッポ:△or○
通勤電車:○ ※JRグループのSIMなんだから山の手線はだいじょうぶっしょ...たぶん。
Steam_Commuter:○or◎
臨時列車『秋の行楽号』:○
Cage(ケイジ):○or◎
レイルライダー3000:◎

・「車両」としてのキャラ 
ネコデン(CatTrain):ぬこぬこにゃー!
Car V2 R7:都電荒川線
トリッポ:とりとりにゃー!
通勤電車:山手線。
Steam_Commuter:スチームパンク
臨時列車『秋の行楽号』:中吊り大賞?
Cage(ケイジ):風を感じつつ景観楽しみながらまたーりおしゃべり?
レイルライダー3000:全面的にかっこいいけど、特に運転席のかっこよさを超追求!しかも乗れますよ!

というわけで、Steam_CommuterかCAGEかレイルライダー3000か...で、自分は3D酔いしやすい&狭いとカメラがびよんびよんして怖いが刷り込まれてるので、Steam_Commuterは落ちてCAGEかレイルライダー3000かだったのですが、まあアレですわ。ぱっと見どれが一番カッコイイかというと、レイルライダー3000が圧倒的、かつ作り込みももの凄い!んですね。さらに、子どもが電車やバスの運転手さんに憧れるのって、運転席が視界やらいろんなメカメカしいものやら特権的な席だっていう部分があると思うんですが、その「運転席」のかっこよさというのをとことん追求してるというところで、キャラがめちゃめちゃ強いと。ただ、これもほぼ唯一の弱点があって、「車両」でなくてもよくね?性というか、むしろ近未来クルーザーとしてSLXで売り出したら相当な強気価格でも結構出るんじゃないかというかなんというか...と一度思っちゃうとなんか...あれ...「車両」に見えなくなって来る.......いや、最初から「クルーザー」として作るんだったらまた違うデザインでがっつり作り込まれる方だとは思うんですが。
で、「車両」としての縛りを考えたら、ぱっと見はレイルライダー3000よりも地味ではありますが、「居心地いいデザイン」「一緒に乗ってる人とおしゃべりしやすい設計」やってるCAGEがじわじわと輝くよな〜...で延々迷っていたのですけれど、いくらなんでも空気読めてないと言わざるを得ない露骨な身内票問題を目の当たりにしちゃったですし、Ramonaさんが日頃仲良くしていただいてる方だけに逆に投票しにくくなって結局レイルライダー3000にしちゃいましたです。ごみんにょ〜...
このへん、もしSIM内投票のみだったり、さらに動態展示(笑)だったりするとまた違った結果になった可能性大ですけれどね。動態やったら、蒸気機関車ギミックでSteam_Commuter最強だったりとかもありえますし。
そのへん、コンテスト主催する側も大変よね〜とか思いつつもこの項終わり。色々面白かったです。
それにしてもJR、ガチでバーチャル鉄博とかやんないかな〜...で、歴史車両とかコンセプトデザインを実寸再現やったり、SL内交通機関として適正寸法に変えて運行とかやったりしてると、鉄道紳士がわらわらとGeForce8000担いで集ってきそうな気はする。んで鉄道紳士方って一芸も二芸もある方多いですからSL内でまた凄いもの作られたりしてウマー!