仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

「パニックタワー」

………ツタヤの半額キャンペーンでサルベージしてきたのですが、もの凄くお勧めできない素晴らしい一本でした。つかこれ、テレビ映画? えらい安いというか。
「パニック・タワー」★★★ - 洋画ふぁん
ぎりぎりアリ、と評されてますが、正直優しい人やな…と思った……
Amazon.co.jp: パニック・タワー [DVD]: エスベン・ストーム, アレックス・ディミトリアデス, タスマ・ウォルトン, アリソン・ホワイト: DVD
アマゾンでの評。集合知はだいたい正しいといういい例ですな…

なんかしらんが近未来な管理社会。
なんとか卿という独裁者がいてー、それがやった虐殺事件(8000人くらいをスタジアムに集めて殺したとかなんとか)があってー、その生き残りが主人公カップル。なんとなく『マトリックス』のネオとかトリニティぽくしようとしている気配をそこはかとなく感じるのですが全然違います。
あと背景としては、VR体感ゲームでアクションSF(それのタイトルが原題。だけど忘れた…サブスタンスをなんかもじったような感じだったかも)なんかが流行ってまして、そのゲームを作った会社のしゃちょー(ぬげー偉そう)と息子が出て来る。息子は体型マッチョなんだけれどオタで、自分でもゲームを作ろうとしているんだけれどパパからバカにされていて、しかもオタ内のカーストも低そうな気配…どういうキャラですかこの人。素直にアメフトでもやってろですー!
ついでに、ゲームの悪役キャラクターのデザインのもっさり感はきわめて異常としか言えない素敵デザイン。

で、主人公は独裁者の暗殺をやって収監。護送中に逃亡してヒロイン(一応…)に連絡をとって立体駐車場に入ると。
んが、たまたまゲーム会社の息子が立体駐車場を使って、リアルでアクションSFゲー(殺人アリ)をおっぱじめ、オタ友を全滅させようとしていた(としか思えない)ところなのだった…!
いやもう、余計な設定が多くて、管理社会でレジスタンスでみたいな話は外した方がよかったんではないかと。

〜パーティ編成〜
主人公:脱走したて。極悪殺人犯として絶賛指名手配中。もう銃を取るのはイヤくぽ…とかふざけてます。
ヒロイン:小児科の看護婦という設定なのに、なぜか足首のホルスターにナイフしまってるし…
受付嬢:よくわからんキレてるキャラ。未来っぽい銃をなぜか持ってるけどうまく扱えない。この人、どういう設定なのかほんとにわけがわかりませんでした。昼はおとなしく受付嬢やってるけど、夜は警備の真似してなんかうろついてるの?
ゲーム会社を首になりたてのおさん:娘二人を熱愛…って設定の時点で死亡フラグが…
オタ友♂1:よくわかりませんがリーダー格?
オタ友♂2:YouTubeのリアルFFごっこを撮った格好でそのまま来た感。くねくね曲がった木の杖とかナチュラルに持ち歩くとかさ〜…。元ネタのゲームに詳しく、ナビゲーター役に。
オタ友♀1:死亡フラグがわかりやすすぎて…
オタ友♀2:頑張るよい子。ちょっとドリーミー

残虐描写は、なにしろ低予算なのでビジュアル的にはたいしたことないんですが、根性悪い感じ…

最大のツッコミポイントは、「パニック『タワー』」なのに、地下駐車場をどんどん下って行くばっかりなのはどういうこと!?……いやこないだ「タワーリングインフェルノ'08」がドイツのテレビ映画ながらB級洋画らしい、そこそこのバランスとひねりが入ってて案外面白かったんでいっちゃったんですが…

リアルとバーチャルの関係扱った作品てなるべく見るようにはしてるんですが、いくらなんでもこれはしょっぱい……
ああそうだ、近未来のゲーセンでも、現行の格闘ゲーの数個のボタン+ジョイスティックは踏襲されてました。