仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

祝・松永さん復活(超周回遅れ)

備忘録ことのはインフォーマル
なんか秋葉原連続殺傷事件で初めて閾ペディアに気づいて、んで最終更新がもちろん現在だし、更新者のアカウントは松永さんだしでぱちくりしてたのですが、ブロガとしても復活と。
今後はウィッキーさん(仮称)としての活動を中心になさる予定とのこと。いやはやめでたい。

で、ついでに
ウィキ使いがウィッキーさんというのはまあいいとして、うーん....
なんというか、世間には「もの凄い手間をかけて基礎資料を作ることに萌える人」というのが稀にいて、んでエクセルとかに延々書誌情報とかクラなディスコグラフィーを入力整理されてたりするんですが、その中のまたごく一部の方がネットで情報発信といえばジオシティーズで壺レイアウトだった時代から整理した情報を血反吐吐きながら(作業量を見積もったらそれくらいの感じでやってるとしか思えない)公開、という偉業を遂げて神となるわけです。
ブロガとしての松永さんももちろん愛しているのですが、やっぱなんかあった時に一次情報をがっつりまとめて公開してくれる人!として非常に貴重な方だと思ってたりもして、CMSとしてWikiより優れたものが出たら、データ移行さえなんとかなれば移っちゃう人ではないか、Wikiというシステムそのものを偏愛してる人とはちゃうんやないかなーという印象があるんで、アーカイブを作る人〜みたいな呼称がなんかあったらええのかしらーみたいな。そのまんまアーカイバーだと圧縮ソフトになっちゃうんでびみょーですが。

ちなみに、『サイバースペースからの挑戦状』の朝日新聞におけるネット関連報道の変遷追ったところがとても面白くて、学術振興会の研究員の願書は、ネット関連報道の内容分析!一本で出し続けてそして落選しつづけました(くふ)
仮に通っていても、作業精度が異常に低いめも子では十分なものができなかった可能性大ですが、誰かやってくれんかいのぅ...時代が離れれば離れるほどめんどくなるんじゃがのぅ...。最初の10年分くらい(できたらパソ通から含めて最初の20年)の集積+分析があれば、メディア史+メディア研究の基礎資料として壮絶に役に立つと思うんじゃがのぅ...特に50年後以降くらいに。
メディア研究で電話ネタって数年前に強烈に流行ってたんですが、たかが100年前のことなのに資料散逸しまくりで断片的に残されたものから類推する...みたいな感じだったんですよね。ということで、色々事例をつなぎ合わせるスタイルにならざるをえない。で、ネット出てきて、ネットが出てきたことによる大量かつ多様な言説沸きまくりんぐという状況があったわけで、資料そのものはそれなりに残るとしても、それが読まれてた時代の空気みたいなのは確実に失われちゃうんではないかと。で、まだ空気を覚えてる人が読み解いてまとめて残したら、新しいメディアを社会がどう受容してったかの強力な事例になると。
新聞だけならとにかく、雑誌含めたら大宅文庫に経費で落とせないとやっとられんくらい貢ぐ羽目になりそうですが。でも新聞だけつうのも寂しいような。
そしてアーカイブが全然ないテレビってメディアの社会的責任ちゅうものをいつになったら考えてくれるよーになるんでしょうか。アーカイブないから検証できない=検証できないから垂れ流し構造て、あいつら絶対ヨノナカ舐めてるちゃー。自分らのやったこと残さんから、ニュースのワイドショー化とか言われてもきっちり変遷見た話ができんのですよねー。