仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

IT会社勤務のパパが学校裏サイトでの中傷にマジレスしてみたお、なレポ。

POLAR BEAR BLOG: 「子供が裏サイトでいじめられたら、親が突撃するのが一番の方法」と言い切れるか?
経由で。

IBM勤務のパパが、娘への中傷書き込みに対して闘ってみたという記録。
学校裏サイトで娘が実名で攻撃され、父としてメールを送ってみた。:けんじろう と コラボろう!:ITmedia オルタナティブ・ブログ
娘を攻撃する学校裏サイトに親としてメッセージを書いた結末:けんじろう と コラボろう!:ITmedia オルタナティブ・ブログ
娘を攻撃した学校裏サイトでの「いじめ」が解決した~子供のネット規制は禁酒法時代の二の舞か?:けんじろう と コラボろう!:ITmedia オルタナティブ・ブログ

=感想=
・お嬢さんのリテラシがたけえええ!
「自作自演で『みんな』が言ってるように見せてるだけ」「削除依頼しても意味なし」「裏サイトはおさんのガス抜き飲み会みたいなもん」「潰しても地下に潜るだけ」等々。
もともとしっかりさん&リテラシしっかりな方で良かったです。意味不明な悪意にへこんで立ち上がれなくなる子だって少なくはないでしょうし。
あとたぶん、お嬢さんにはどのへんがやってるのか見当がついていたんじゃないかという印象も。特定の男子に色目を使ってキー!みたいなのもあったようですし、書き込みがたぶん頭が悪すぎたんだろうな...ていうか、いつ管理者が書き込み者のIP開示とか面白いことを始めるかもしれない裏サイトで誹謗中傷いっちゃうという時点で頭が悪いですけど。
ただし、いくらしっかりさんでも「みんなの悪口言ってる」とかいうネタはさすがにしょんぼりだった模様。
信頼壊されるようなこと言われるのが一番痛いですのー。

・メアド使われた20代会社員が謎
ここのくだり、なんでこの人のメアドだったのかわけわからんですな。
わけわからんことが稀によくあるのがイソターネットなので、細部はスルー。

・匿名の場に実名投入。
で、パパ乱入に至るわけですが。
戦略としては、実名での書き込み+顔写真のあるブログへの誘導+続けるんだったら全コネ使って本人特定して追い込みかけんぞゴルァ。
学校行事に参加されてて、同級生と顔合わせをしていたというのが強いのですが、顔写真つきというのは迫力満点...このへんはメッセージとして非常に強かったんじゃないかという気が。

・追撃
裏でよそに移動してねえべか?とぐぐったら待避所が出てきた模様。そこに追撃で終了。
クローズドのどっかでやってるかもですが、まあもう他の子もあんま見てないタコツボならスルーでええわ、ちゅー。

=それにしてもよくわからない点=
・誹謗中傷書き込み側
もしうっかり特定の子しか知り得ない情報を書いちゃって本人特定されたら、「裏サイトでどろどろ書き込みしてたキモイ人」ということで、最低限卒業までプークスされかねないものがあるわけですが。当人が思ってるよりリスク高いお...逆に、書いてないのに書いた判定されてえらいことになる子も出てそうですが。
あと、このパパは一旦停止してくれましたが、ブチ切れたらほんとに特定できちゃう職位やら人脈持ってるパパも稀によくいるので、ほんと...一旦停止してもらってよかったねー。

=他の対応=
・学校巻き込み
大騒ぎになるのは確定的に明らか。お嬢さんの方にもダメージ来る可能性があるのがにんとも。

・法的措置
法務まんどくさいけど、非ITパパでもやってやれんことはない...かな?
でも学校裏サイト関連で最初の判例になる人柱がまだ出てないんじゃなかったっけ?結構大変は大変な予感。時間もかかるでしょうし。ぐだぐだやってる間に卒業しちゃうヨー。

・掲示板が即死する有害情報を書き込みして自分で通報
て、子どもの目に触れるところにそんなの書き込むとか、人の親としてどうなのよ、と。

それにしても、こんな事例(MySpace絡みで自殺者→加害者に禁固刑5年求刑@アメリカ - 仕事用のめもとか。)もあるわけだし、ひょっとしたら日本でもプロバイダ責任制限法の名誉毀損理由での発信者情報開示の基準が緩くなる方向になる可能性もなきにしもあらずだよなーという気も。
個人的には、公人・法人とかならとにかく、私人に相当する人様への誹謗中傷沙汰で「表現の自由」とかってへんくない?とも思うので、規制でぐだぐだするよりはそっちで対応してった方がまだマシな気もしないこともない...けど、そうなったらそうなったでまたトラブル出そうな悪寒もしますです。