仕事用のめもとか。

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国内のインターネット広告費、雑誌を抜くの巻&クロスメディア露出の効果バナ@海外

ネット広告費、雑誌を抜く 電通調査 - ITmedia ニュース
〜総論〜
・総額7兆191億円、成長率は前年比1.1%と微増。
・マスコミ4媒体(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ)が3年連続前年割れ
・ネット(6003億円)が雑誌(4585億円)を抜いた。
〜各論〜
・ネット広告費は24.4%増・6003億円
・雑誌はPC誌や番組・都市型情報誌などが大きく落ち込み、4.0%減・4585億円。
※創刊・休刊とも前年を上回り、創刊は13.0%増(182誌)、休刊は30.5%増(51誌)。
・テレビは0.9%減・1兆9981億円。
※前年はトリノ五輪など大型スポーツイベントが多く、反動減。
・新聞は5.2%減・9462億円
※前年のサッカーW杯・番号ポータビリティの反動減や、消費者金融の減少など。
・ラジオは4.2%減・1671億円。
※ネットラジオやポッドキャスティングの動きは好調?
・フリーペーパーやPOP、ダイレクトメールなどプロモーションメディア費は1.9%増・2兆7886億円
・衛星メディア関連(CS、CATVなど)は、10.8%増の603億円。

パソコン誌とかバカスカ廃刊だもんなー。価格コムでいいじゃない。
あと、番組・都市型情報誌とか一番ネットに喰われやすいところな気もする。
ファッション誌とかはまだ紙の優位性あると思いますが。
てか、07年で一番減りが大きかったのは新聞カー。なんか数年後にはネットに抜かれかねない勢いです。

で、08年予測。

08年の総広告費は07年比1.7%増の7兆1354億円となる見込み。マスコミ4媒体は0.8%減るが、ネットやフリーペーパーなど4媒体以外で4.2%伸びると予測している。

くふ。

元リリース。
2007年の日本の広告費は7兆0,191億円、前年比1.1%増 (PDF)

んでついでに。
【広告効果測定基礎】海外で解明された効果 (1/4):MarkeZine(マーケジン)
2002年とかの調査交じりでちょい前のだけれど、クロスメディア露出かました方が認知、購入意向が高まるというお話。
というか、認知やブランド好感は、クロス>>テレビのみ>>ネットのみみたいな方向で、テレビも高いんですが、肝心かなめの購入意向に関しては、クロス>ネット>>>>>>>テレビな結果になってるグラフがさりげなく混ざってるんですけど。「クロス>ネット」の差のためにテレビCM打つとかって考えると、対費用的にどーなんだとか、クライアント企業にとっては「認知上げる」じゃなくて「買ってもらう」のが目的なんだからテレビいるのかコレという気もしてくる...サイトへの誘導に検索連動広告手法つうのは定番ではあるけど、国内に限っていえば、サイトへの誘導でもっとも強いのはヤフージャパントップページであって、テレビではないわけで(参照:「マスメディアがWebサイトアクセスにおよぼす影響」by藤井聖子@東京経済大学(広報研究11号) - 仕事用のめもとか。)。このへん、「テレビ見てて気になるとこあったら、そのままリモコンぽちぽちすれば、適切なサイト参照できる」までいけばまた話は全然変わってくると思うですけど。
て、このへん、調査手法とかデータの切り出し方でなんぼでも変わるし、細かいところがよーわからんのでよーわかりませんが。
そしてそのころ。
Ad Innovator: 米広告主協会;62%の広告主がTVの効果が落ちたと答える
↑とかのデータが部分的にでもそれなりに当たってれば、そりゃそうだろう。

プライベートで触るメディアはほぼネットと本のみちゅー生活を10年続けてはいるんですが(もともとテレビ見ない子だったので)、なんつーか共通知識を醸成するようなマス&プッシュ型メディア(功罪の罪の方も大杉ではあるけど)がどんどん先細りになる「社会」ていったいどういうものになっちゃうんだろうと言いしれない不安を覚えないこともない。心配性すぎかしら。