仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

アメリカでのメタボ状況。

On Off and Beyond: メタボリックシンドロームは新たなデミングか
アメリカ国民の皆さんのメタボっぷりが洒落にならないというお話。
それはですね - finalventの日記
メタボリックシンドローム」は、北米ではSyndrome Xと呼ばれているとのこと。
ただ、日本みたいにがんがん煽って治療治療というわけにはいかないのは確かっぽい。

そのうえ、たとえ問題を認識して食生活を改善しようとしても、料理ができない人が多いという現実問題が。肥満が多い貧困層ほどその傾向が強く、健康改善の話になると
「健康的な食事をする金がない」
とのクレームが多出。マクドナルドだったら15ドルで家族5人が食事できる、と。

しかし実際は、きちんと安い野菜を買って調理すれば、アメリカは日本以上に安上がり。日本では、奥様向け雑誌に時々「一人当たり50円の夕食お惣菜」なんていう超絶メニューがある。その手の雑誌の一つ、オレンジページによれば、日本では家族3人で月2万円の食費でこなす人がいるらしい。一人一日200円ちょっと。マクドナルドで3食食べるより圧倒的に安い。
が、アメリカ人の貧困層の多くが、そもそも料理を知らないので、できあいのものを買う。健康的なできあい食品は、毎日日本のデパ地下で食事を調達するようなもので、これは高くて当然。

健康的な調理/食事の習慣は、今子育てをしている年代の祖父母、曾祖父母の世代で失われた、とNew York Times Magazineで嘆いている人がいた。家庭の食事に関する知識伝承が、取り返しのつかない昔に途切れてしまった訳です。
(共働きでなければ生きて行けない家族が多いので、気長に原料から調理している暇もない、ということもあるのだが。)
生活習慣改善のためには、「健康的な料理教室」「安上がりな健康的食料品買い物教室」なるものから始めないとならないわけで、非常に長い長い道のりなのです。(実際、そういう啓蒙活動をしているNPOもあるが。)

経済的貧困が文化的貧困に、そして健康が浸食されていくというウボアな流れの模様。

とかって、ふと思い出したのが、日本マクドナルドのドライブスルーのCM。
「今日、最後に会ったのは笑顔の人でした」ってコピーで、深夜1時過ぎにヘロヘロ気味にマクドのドライブスルーに入るリーマン→ちと車が遠すぎで女性の店員が身体ごと乗り出して渡しながらスマイル0円みたいな感じなんですが、なんというか人生色々大変だけど頑張る者同士の紐帯みたいな雰囲気もあって、特に店員さんの演技が素晴らしく、ちょと映画的というか印象的なCMじゃあるんですが、女性店員が何歳なんだろ...少なくとも30代以上?、リーマンよりも年上の感じで、「深夜勤務してる人」としては自分の感覚としては違和感があるというのはさておき、夜食というか下手すると夕食がマクドのドライブスルーで買ったものをガツガツというのもアレではあるし、それを笑顔で手渡す方も生活どう回してるんだろうと気になってきたですばい。

=追記=
日本フードサービス協会調べで、従業員構成のパート化比率が91.1%つーデータがあるらしい(Food Life, 2008年1月号, pp.8)。正社員1割切ってるつうのも凄まじいのー。
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元データ確認してませんがこのへんにありげ。
ここで出てるデータは会員企業対象の調査ぽいので、「全外食産業」よりも、ファーストフードやらファミレスとやら居酒屋チェーン寄りのデータになってそげな予感はする。でも、「全外食産業」で調査しても壮絶に高そうな悪寒。