仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

炎上の仕組み。メンツ問題観点。

草日記
古い話としては池内ひろ美タン炎上事件の時とか、彼女が日本人としては最凶のもの凄い罵倒をかましたトヨタ期間工期間工経験者よりも、むしろ期間工ではないヒトらが燃え上がってたような印象があったけれど(期間工ライフハックブログとかはむしろ深い悲しみを表明する方向にいってたし。あとこの件絡みの逮捕者は「会社員」だったはず。どういう経歴のヒトか知りませんが)、罵倒されたカテゴリー対象者はそれ相応にたくさんいらっしゃるのになんでかなーと思ってたら、ああそうか、と納得。
差別されたことへのプロテストとしては、「深い悲しみを表明する」方向というのが王道だと思うんですよ。当事者なわけだから。そこで顔真っ赤にしても戦略的によろしくはないという配慮もあるだろうし、ブログとしての立ち位置もあるし、軽挙妄動いっちゃうとさらに不利なイメージを自分と同カテで括られる人々数十万人にかぶせちゃうということにもなりかねない。
だけど、「差別、いくない!」は、差別者のありえない倫理観にブチ切れとか、被差別者側になんらかの共感できるバックグラウンドを持ったりしつつも(なぜか非モテ系が反応してたような記憶もあるけどこれもうろ覚え)、基本、他人対他人に首突っ込むわけだから、いつでも離脱できるっちゃーできるし(気がついたらイナゴ内で抜き差しならぬことになるかもしれないけど)、野次馬なわけだから戦略的配慮とかいらねだし、要するにリミッターがついてない。みなぎる熱情をそのままぶつける方向。
ひろ美タン、最初の火種も酷かったし、その後の対応も稀に見るほどレベル低かったとはいえ、本人へのリアル粘着&ご家族まで話を広げた脅迫とかはいくらなんでもウボァですがね。不幸な事件でございました。いろんな意味で。

ネットイナゴ」というのは非常にナイスな呼称だと思うのですが、あの呼び名以降、なんとなーく特定の種族がにらにら祭りを待ちかまえてる、みたいなイメージもついちゃったような気もするんで、微妙な功罪あると思ったり。そういう炎上祭り慣れしたユーザーもそれなり以上にいるんでしょうけど、ががっと大きく動く時はやっぱフツーのヒトが一緒になってブチ切れて動いちゃったりするんだと思うんですよね。端的にいって光市母子殺害事件弁護団の懲戒請求とか。どういうヒトが請求に動いたかはわかんないですけど。
誰がどのネタに関してイナゴ化するのかまるで読めない一億総イナゴ時代をどう生き抜くのか、といえば、イナゴにたかられないスタンスで物事を口にするつー技術と、いったん炎上スタートすれば、その罪より重すぎる罰が降りかかってくるの場合が多すぎなので、安易にイナゴ化しないセルフマネジメントが求められたりもするような気もするのですが、んなことえらそーに言っても自分も確実にブチ切れるネタっていくつかあるわけでっつーか、そういうのがまったくナイ人というのもたぶんレアなわけで、つながることはあなおそろしやと数珠をつまぐりつつ〆。