仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

映画『犯人に告ぐ』

※原作読んでません。

先日、ネットやらテレビの人称の問題についてのエントリ(404 Blog Not Found:「ほげ」「ふが」...がどんだけの男女を無気力にさせているのか少し考えてみた)拝見したばっかだし、劇場型捜査ってなんなんだというわけで行ってみました。本来的に3人称メディアであるテレビを、2人称に犯人との対話にしちゃうって感じになるのかなーとかいうところで、そのへんのよじれの描写とかあったら事例として面白いのぅ、と。

.........ごくまっとうかつ禁欲的な警察組織映画だったので、そっちは全然まったくさっぱり。
そういう映画が枯渇気味&たまには見たいよ!というニーズもあるのは十分予想出来るところなので、それはまあしゃーない。冒頭の新宿の場面、特にキリスト教系の謎説教が被さってる群衆シーンは良かった。
個人的には、テレビを使って犯人に対話を呼び掛けるというブチキレ行動に至ってしまった説明が1カット必要だったとは思うんですけどね。生放送が始まったその瞬間、カメラを経由して犯人とつながっていることを確信するような描写とか。
テレビ局内部の大人の事情はそれなりに出てくるけれど、劇場型捜査の社会的な反応としては、ぼんぼん警視の激しくジェラシーと、子どもいじめられと、メディアスクラムもみくちゃ、テレビ見てる犯人の後ろ姿の短いカットくらいな描写しかないわけで、そのへんもなー。やっぱり、放送見てる側の受け止め方とかそーいうのがもちょいほすい....そのへんに関してはやっぱり「警察組織映画」として意図的に禁欲したんでしょうから、言うてもしゃーないことですが。

関係ないけど、BADMAN(小学生男子連続殺人犯)の役者さんが洒落にならないほどに「ソレ風」な演技で笑った。地味に名演デス。公式サイトとかで見てもお名前分からないですけど。

ラストワンカットがよーわからんかったのですが、テクノラティとかで見てもわからんわからん言うてはる方多いですなあ。「なにかが終わってない」描写のはずではあるんですが。原作読まないとわかんないかもだけれど、最初の誘拐犯の方でなにか疑問が出ちゃったのか? 謎。

って、こげなもんもあった。
404 Not Found
明快な答えがあるわけじゃなくて、まあブラフというか。