仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

アジアコンテンツ「米国版」の編集のされ方。

Chosun Online | 朝鮮日報
あんまりこのへんのことはよーしらんのんでメモ。詳しいヒトには超常識くさいですが。
「9月10日と11日にCOEXで開催された「2007文化コンテンツ国際カンファレンス(DICON)」に参加した(略)MTVネットワークスのリオ・チュ首席プロデューサーちゅうヒトへのインタビューから。「同氏は『ムーラン』『ファインディング・ニモ』『ターザン』『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』など世界的に人気のアニメ制作に携わった人物だ。スタンフォード大学を卒業し、ウォルト・ディズニーの副社長まで務めた。現在は世界中で54のチャンネルを持つMTVネットワークスのアニメーション部門代表として活躍している。」だそうです。

で、アメリカ人は単純な3段構造ストーリーを好むという解説の後に、

リオ・チュ氏はこの単純な常識に合わせるために、巨匠・宮崎駿のフィルムを脚色しなければならなかったと説明する。「宮崎氏は偉大な芸術家ですが、常に基本的な三段構造に従うわけではありません。そのため西欧の観客が慣れているストーリー構造に転換する作業を行いました。その結果、『千と千尋の神隠し』は『リリーのふしぎな花』を押さえてオスカーを受賞したのです」。『千と千尋の神隠し』はいくつかの修正を経て、日本での公開から1年2カ月後の 2002年9月に米国で公開され、翌年アカデミー賞を受賞した。

 リオ・チュ氏は「米国人は特に“イエス・ノー”をはっきりと区別する結末を非常に好みます」と語る。『千と千尋の神隠し』が日本人の6分の1を映画館に引きつけたとしても、グローバル市場では比較的低調だった理由がここにあるというのだ。「最後の場面で千尋の友達ハクの死を暗示する場面が出てきます。日本の観客には余韻を残すのかもしれませんが、米国の観客にはそうではありません」

つーことをするらしい。
えええええええええええ、じゃあ米国版て、オリジナルでは死んだ?ぽいのがなんか助かってたり、逆にはっきりと死んじゃってたりするんだろうか。グローバル化&マーケティングおそるう゛ぇし。
セラムンとかポケモンとかドラゴンボールとかはおそらくそのままもってけるとして(しらんけど)、エヴァとかどーしたんだろなあ。てか英語版てあるんだっけ? 英語字幕足しただけなのかも。
ちなみに、韓国コンテンツで考えるとこうなるらしい。

リオ・チュ氏は韓国のアニメーションにおいては適切な事例がないとし、映画『グエムル‐漢江の怪物‐』を例として挙げた。「最後の場面でソン・ガンホ氏が銃を持って食事をします。残りの家族だけでも守り、自分は家長として生まれ変わるという意味で、韓国では感動を与える内容でしょう。しかし米国人の反応は異なっています。映画はおもしろいのですが、“あ、娘が死ぬのか”“これは何だ。娘も救えないのか”とこうなります。米国的な見方では、父が娘を守りきれなかったという点に大きな拒否反応を示すでしょう。ですから『グエムル』は芸術映画として受け入れられました。アジアのアニメーションの中には、このような点が参入障壁として作用するケースがよくあります。後にポン・ジュンホ監督に会う時に何か文句を言われるかもしれませんが、とにかくわたしが言いたいことはこういうことです

...そいやアメリカ映画で「主人公の娘が助からない」展開のものってちょっと思いつかない....なんかあったっけ。息子だとどうなんだろう。とりあえずダイハード4.0の犯人チームは、娘には超ヌルかった。