仕事用のめもとか。

メディア等気になることを適当に。

SNS機能拡充なメタバースサービス像についてにらにらと妄想してみる。

WIRED.jp
を拝見して妄想。夢見がちですから!

自分の認識としては、
・3Dアバターサービスのコミュニケーションはまり度はめっちゃ高い。面白い。3Dインターネット来い来い。
・が、お友達作るには一定以上のスキル必要。居着ければ面白いことしてくれたかもしれないのに、そこが出来なくてフェイドアウトするヒトも多い...→そうだSNS機能大盛りにすればいいんじゃね?
みたいなところで考えています。

mixiやらなにやらのSNS
・要するにメッセ+グループ掲示板+日記
・日記真面目に書いてる人、マイミクやらコミュ参加やら真面目にやってる人なら「その人の履歴」についての情報量は多い

メッセを携帯文化の勢いで打ち合えば疑似同期まではいきますが、原則非同期中心です。
つーかSNSってチャットをなんで搭載しないんでしょうかねって、mixiチャットを後付けしたらサービスインした瞬間、鯖落ちまくって担当チーム入院確定か。
ぽちっと押せばスカイプとかインスタントメッセンジャー簡単対応つうのもアリかもしれませんが...まあストーカーとかペド系犯罪者な皆様とか色々有象無象もいるのがインターネットではあるんで、個々のユーザーの「自己責任」範囲を安易に拡張しちゃうのは逆にやるべきではないか。
こんなアホもまだいるしにゃー(→「中学生と性交渉」告白大学生 内定取り消し、退学の危機 (1/2) : J-CASTニュース)。猛暑で頭がどうにかなってやらかしちゃった、全人生賭けた釣りだと思いたい。

MMORPGやら3Dアバターサービス(メタバース含)
・キャラクターを媒介としたチャット中心+メッセンジャー
・補完としてプレイヤー情報やらつけられる場合もあるけど原則薄い

キャラクターを媒介することによって、対面的相互行為とは違うけれど、はるかにコミュニケーションでやりとりできる情報のレンジが広がります。お友達と群れてる時のキャラ間の個体間距離とか、視線どこにおいてるかとかで、非言語的コミュニケーションに近いことが出来る。
ただし、やってる間はそれに没入しないといけないので、時間とれるヒトでないとムリ。仲良くなってもなにかのはずみで活動時間帯ズレるとだんだん縁が薄くなっていく罠。

コミュニケーションの可能性としては3Dアバターサービスがはるかに幅が広い。kれど、SNSだったら非同期性で全然よゆーだけれど、3Dアバターサービスだったら、リアルタイム同期じゃないとそもそも顔合わせられないんで、そこが本気ブレイクへのボトルネックになってるみたいな部分もあるちゅーことで。
というわけで、↑では、ニコ動の圧倒的な成功を踏まえて「メタバースに擬似同期性ぶっこむにはどうすればいいのか」というところで、1)「コンテンツ上映」*1、2)bot導入、3)ライド型アトラクションみたいな「動き」が形式化できるところに、「残像」を使ってにぎわい感創出?みたいな案を出されているのですが。

botが疎外感を肉入りプレイヤーにもたらすのは確定的に明らかなのではありますけれど*2、これ...単純に留守番用のペットのbot作ってしまえばいいんじゃね?みたいな。
たとえば、友達んとこ遊びにいったら、友達の中のヒトはいなくても、ペットがしっぽ振ってお出迎えとかしてくれるわけですよ。で、友達にアクセス権承認してもらってたら、友達の日記とかアルバムとかみれたり(個人的にはペットにコマンド与えたらそこまで案内してくれるとかベター)、伝言をペットに残して(キャラの表情を含めて、タイピングの「間」は適当に圧縮した30秒くらい「動画」メッセ残せるとなお可)、ついでになでくりしてやったり、毛艶がよくなるおやつとかあげたりフリスビーして遊んだり。このへんはnintendogモード。ただしネガティブ行為が出来るのは主人のみの方がいいかな...
ペットのデザインは、リアル犬猫で振る舞いもリアル準拠でもいいし、空想上のほにゃららでもよいし、不思議生物でもよい。あ、私だったらダイオウイカさんにしますけどねもちろん。人工無能搭載でアホなネタとか振ってくれるbotでもいいかなと思います。は。執事とかでもいいな。3Dベースの、通えば他人にもなついてくれるblogペット。
ついでに、自分のペットとのやりとりだけでも携帯で出来るとなお可。留守中の伝言受け取りとか誰が来た履歴参照とかですね。

ペットについて参照すべきサービスはここはやっぱり「リヴリー」(http://www.livly.com/)。
フラッシュベースで、チャットは非常にやりにくいんですが、なんだかんだで続いてます。アホバナをお話させていただきにお邪魔している某所のお嬢さん方の中でもやってらっしゃる方たまにいらっしゃったり。
なんでリヴリーがかなり初期にサービスインして成功したかっていうと、やっぱり「ペットゲー」がベースだから。別に他のユーザーとお話しなくてもぷちぷち暇つぶしにペットをかまえば良いし、その上で話する相手があれば話せばいいしみたいなゆるーい感じで。

細かいところを言えば、アクセス権はやっぱりちゃんと細かく振り分けできた方がいいわけで、「誰でも家に入れるかどうか(SNSならプロフィールを全体に公開/同じコミュのヒトのみに公開/友達のみに公開/など)」、個別の日記やフォトアルバムについても、友達やらコミュをグループ化して、このグループには公開可、このグループにはナイショとかつけられるといいかなみたいに思います。
で、このへんの日記とかアルバムは、単にブラウザに飛ばすとかじゃなくて、ちゃんとメタバースクライアント内で読むかたち希望と。おうちの中にスクリーン出して、他の人と一緒に写真見るとか楽しいかなと思います。

ついでにいうと、MMORPGとかSLは、誰がみても同じように見える「世界」が一つ、客観的なものとして設定されているわけですが、SNS化したメタバースサービスにそれは必要ないかもしれない。MMOじゃなくてMO的というかインスタンス型というかなんというかで、「家」を拠点にしたコミュニケーション空間を設計するならば、最初割り振られた地点に永続的に設定されてる必要はないわけですね。Doblogのムダに先進だったHottolink機能のように、「仲良くなるとマップ上で近くなる」「仲良いヒトの仲良いヒトともなんとなく近くなってくる」感じで「ご近所」が出来て、逆にログイン薄すぎるヒトとかはだんだん遠くへいっちゃうみたいな感じになると、「過疎感」をあまり気にしないでよくなるのかなみたいな。このへんにユーザー間の認証挟んでもいいですけれど。「家」間の移動は、遠ければチャリで、仲良くなって近くなれば徒歩みたいな感じの演出あったらまた良いかも。
まあこれはこれで、タコツボ化が凄まじい&ご近所内で人間関係がもつれると凄いことになったりもすると思うので、もちょっと色々必要ですが。
で、さらに「家」と違ってお店出せる「土地」(こちらは座標確定してる「客観的な世界」でも)があってもよいし、「家」を拡張してお店出せてもいいしみたいな。
ここまで来ると、メタバース(=EVE ONLINE CEO言うところのプレイグラウンド型というか、仮想社会シミュレーター的なベクトルもっているというか)とは相当違ったものになってくるかもですが、SNS機能重視ならばそれに縛られることはないような気がしてきました。「世界がそこにある」という感覚は、移動手段とかなにやらで演出可能じゃないかなー。

とかなんとか妄想していると、自分のイメージのもとってやっぱり「ぶつ森」なわけで、なんであの会社ってこう、ゲーム内+ゲーム媒介で編まれる人間関係のデザインがありえんくらい神なんだろう、と、例によって例のごとく「任天堂...恐ろしい子!(白目)」なオチ。

*1:ソニーの「Home」はこれやるべきだと思う。ただうろつきまわってコンテンツ購入とかって、ポインタがアバターになっただけじゃんみたいな。ありえねー。

*2:個人的にはそれが反RMT派の根本的な怒りポイントだと思う。