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アンドロイド研究な石黒浩教授@大阪大学インタビュー

コラム: 等身大“コピーロボット”で存在感の本質を追求する〜大阪大学 石黒 浩 教授

もちろん、実際に子どもとも対面させた。このときのロボットは、眠くなってうつらうつらする動作などはそれなりに自然に実現できたのだが、うなづき動作などはガクガク震えてしまっていて、明らかに不自然だった。客観的に見てもかなり不気味だが、当のモデルになった本人にとっては相当に強烈な印象だったようで、当時、「二度とパパの学校には行かない」と言われてしまったという。

お嬢さん...イキロ。
奥さんのコピーロボットは学生がいやがって頓挫。で、ご本人のを制作。

操作する人間のほうが、ロボットに対してうまく没入できるかどうか。それも今後の課題だが、石黒氏は「身体と心は分離可能だ」と感じ始めている。いっぽう、自分自身の身体の延長として捉えてしまう傾向もあるようだ。「アンドロイドは『逃げられない鏡』みたいなんですよ。乱暴に触られているとすごく気分が悪い」そうだ。「とにかく異様ですよ。僕は大抵のことは平気なんだけど、アンドロイドと2人きりの部屋にはいたくない」。

他にもロボットと対峙した被験者が、人間に対峙した時と似たようなエントレイメント風の反応を起こしてるとかなんとか。日本にもこんなクレージー(褒め言葉)な研究者いるのねえ。


...おもむろに山田風太郎の「忍者傀儡歓兵衛」を思い出したり。
伊賀組の一人が秘術で造るモデル型取りで造る精巧な人形が出てくるんですが、関節にバネみたいなものが入ってたり、重心に工夫してあったりするのかな? なにしろ江戸時代なんで自律動作は出来ないわけなんですが、特に同衾しちゃったりすると相手の動作に応じて人間としか思えないような動きをするというかリズムを返すというか。人間がロボットの見かけに反応してついつい人間に対する時と同じように対してしまう、というのを利用して色々いじくってる石黒教授の発想となんかどっか通底してるように思います。